方針・考え方
タカラトミーグループでは行動基準に「個性尊重と自主性・創造性の発揮」を掲げています。
タカラトミーグループの人財育成の方針として、より持続的かつレジリエンスのある企業へ進化していくために、「人・組織を強化する」基盤作りを進めています。従業員一人ひとりが持つスキルや能力を最大限に活かしながら、更なる可能性を拓くことができるよう、「人・組織を強化する」基盤作りとして教育体系や研修を整え、従業員の能力開発を支援しています。
体制
タカラトミーグループでは、一人ひとりの能力の最大化を支援し、次世代リーダーの発掘・育成を目指したさまざまな教育体系を整えています。
人財のさらなる成長を促すため、人事部門の管轄のもと、階層別に業績と能力に応じた評価制度を設け、上司と部下の面談を通じて業務において必要な能力やスキルを明確に把握し、成長を促す仕組みを整えています。
全従業員がタカラトミーグループ入社時に理念体系を学ぶ研修のほか、階層や職種に応じた研修プログラム、スキルアップ支援を目的にした自己啓発の補助金制度を設けています。また、自社の歴史、成功・失敗例から得た学びを確実に次世代に継承し、持続的な事業の発展へとつなげていくため、暗黙知を形式知にし、これまで蓄積してきた技術やノウハウを若手従業員が学んでいくことができる体制を整えています。
取り組み
研修体系
研修内容をご紹介します。
対象 | 内容 |
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全従業員向け |
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階層や担当、入社年次に応じた研修 |
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希望者向けのスキルアップ研修や自己啓発支援 |
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上記のほかにも、企画開発、技術開発、生産技術、品質管理に携わる若手従業員を対象に、玩具の構造や金型に関する技術などについて学ぶ「玩具技術講習会」の開催や、生産拠点立ち上げ時のノウハウを取りまとめた「タカラトミー玩具技術シンクタンク」(冊子)などを通じ、タカラトミーがこれまで蓄積してきた技術やノウハウを若手従業員が学んでいくことができる体制を整えています。
ダイバーシティ&インクルージョンの推進
タカラトミーグループでは多様な人財による多様な視点を事業に取り入れることにより、企業の発展や活性化につなげていけると考え、国籍、人種、宗教、障害の有無、性別、年齢などに関わらず能力と個性を尊重しながら総合的に判断して、人財の採用を行っています。
女性の活躍推進
タカラトミーでは多様な人財が活躍できる職場づくりの一環として、ジェンダーの多様性の視点から女性の活躍を推進しています。女性が管理職として活躍できる雇用環境の整備に向けた行動計画を策定し、2026年3月末までに管理職に占める女性比率を20%以上にすることを目標に掲げています。
主な取り組みは、自分に合った目標・手本となるロールモデルが見つけられるよう若手管理職による座談会の実施や各種研修やワークショップを実施しています。また、2023年4月から新たにダイバーシティ&インクルージョンを推進する課を配置し、目標達成に向けた各種施策や取り組みを強化していきます。
目標(期間:2021年4月1日~2026年3月31日)
- ① 管理職に占める女性比率を20%以上にする
- ② 男性の育児休業取得率を5年後までに30%以上とする
定年退職者の再雇用/特定技能者人事制度
タカラトミーグループでは、定年を迎えた従業員を再び雇用する「定年退職者の再雇用制度」を整えています。長年培ってきたスキルや能力、経験を活用するとともに、後進を育成する役割を担っています。このほか、タカラトミーグループにおいて必要とされる特定の技能(設計、生産、品質、アフターサービス、海外での生産管理、経営など)を有している従業員が、「特定技能者(社内呼称:フェロー)」として任命される人事制度があります。国内外で多岐にわたる業務により蓄積した技術・ノウハウ・経験を次世代へ継承していくことが、持続的な事業の発展に必要になると考えています。
中途採用に関する取り組み/ジョブ・リターン制度
タカラトミーグループでは、スキルを持った経験者を即戦力として採用するキャリア採用にも積極的に取り組んでいます。また、自己都合で退職した従業員を再雇用する「ジョブ・リターン制度」を導入しています。この制度は、結婚・出産・育児・介護・配偶者の転勤等やむを得ない事由や学業・留学・転職等のキャリアアップを事由に退職した従業員を対象に、退職後に培った知識や経験を活かして、再びタカラトミーグループで活躍してもらうための制度です。社内の活性化や新しい価値創出を目指しています。