社会課題の認識
日本では2008年をピークに総人口が減少に転じており、2050年の総人口は1億人を下回ることが予測されています。また、少子高齢化が急速に進み、生産年齢人口も減少傾向にあります※。一方で、新型コロナウイルス禍で雇用や労働安全衛生などビジネスと人権への注目が高まるとともに、感染拡大防止の観点から急速に広まったテレワークなどの多様な働き方を取り入れることにより、さまざまなライフステージにある人が働き続けられる可能性に期待が寄せられています。こうした背景から、企業は人権の尊重、労働安全衛生の確保、多様性への配慮、ライフスタイルの変化に応じた働きやすい職場環境の整備、スキルアップ支援などを通じて、従業員一人ひとりが目的を持っていきいきと働き続けることができるよう支援していくことが求められています。
※出所:総務省 平成30年版情報通信白書対応するタカラトミーグループマテリアリティとSDGs
マテリアリティ | 事業を通じて直接的に貢献できる SDGs目標 |
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2. 従業員のウェルビーイングの向上 | |
3. 従業員の成長 |
サステナビリティビジョン実現へのアプローチ
タカラトミーグループでは、ダイバーシティ方針のもと、多様な人財が活躍する職場環境づくりに積極的に取り組むことで、大人も子どもも笑顔になる商品やサービスを社会に提供していきます。
タカラトミーグループ
ダイバーシティ方針(2021年12月制定、2024年6月改訂)
タカラトミーグループは、ONE TOMY’s Promise「誠意と努力は他を益し、自己の幸福の基となる」のもと、「個性の尊重と対話・協働による創造性の発揮」を掲げています。世界の市場をにぎわせ、子どもも大人もわくわくするような新しい発想は、従業員一人ひとりの個性やスキル、そして多様な価値観を尊重するチームワークから生み出されると考えています。私たちは、多様な人財がいきいきと働くことができ、成長し続け、イノベーションが生まれる職場環境づくりに取り組んでまいります。
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1. タカラトミーグループは、人権を尊重し、不当な差別を行わず、公平な処遇や機会均等に努め、多様性を考慮した人財の育成・登用を推進します。
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2. タカラトミーグループは、価値観、バックグラウンドやライフステージが多様な従業員一人ひとりが、自分らしさを大切にしながら最大限の能力を発揮し、新しい遊びの価値を創造し続けられる職場環境と組織風土づくりを推進します。
中期サステナビリティ目標・KPI
(FY2024-FY2026)
- 従業員ワークエンゲージメント(仕事への自発的行動・ポジティブ感情)偏差値の継続的上昇
- 公平な人事評価制度によるグループ女性管理職比率30%
- 多様な働き方や自走的なキャリア形成のための教育研修※の拡充と進捗開示
※経営戦略実行に向けたスキルを高める、事業戦略策定・ファイナンス・マーケティング・ブランディング・DXマーケティング・組織活性・マネジメント等の研修プログラム - グローバルマーケットで活躍できる人材の育成を目指し、グローバル育成プログラムの導入と進捗開示