カミ神王子のマジ語(かた)り
最新の記事 第2回「個人的マジカパック2弾の気になるポイント」語り
第1回「バーンバルニャー」語り

第2回「個人的マジカパック2弾の気になるポイント」語り NEW!2021-07-19

どうも皆さんこんにちは。“ 最近メーモップが強くて気になる“カミ神王子です。

《メ―モップ》、もしかしたら調整ミスってしまったかもってくらい強いです。

この前開発メンバーでリストを振り返っていて、これは…と…エピソード1パックのダークホースかもしれん…この話はいずれまたどこかで。

今回はマジカパック2弾!!2弾が出ました!!

2弾をざっと見て、個人的に気になるポイント(戦略や仕様など)をいくつかピックアップしていきたい。


<2弾気になるポイント>
➀DJの定石が破壊された
②デッキ切れで負けることが現実的になった
③最高状態のマジカが分かりやすい



➀DJの定石が破壊された

1弾のDJでは、大まかな流れというか、定石があった。例えば、相手が☆を使い果たした後の💀は基本的に死に札になる。DJPへの☆回収は限られた場面でしか起こらなかった。(そもそもDJに勝たないと☆は回収できないので厳しい!)

また、個人的に遊んでいた感想だが、なんやかんや《フェニバーン》はDJ関係なく確定除去耐性があって頭一つ抜けていた。「あいこ勝ちかつ除去耐性」の《フェニバーン》には苦しめられたプレイヤーも多かっただろう。

これらの状況に一石を投じるマジカが2弾で登場した。

《グミザード》SRだ。

EP02R-21/64

このマジカの革新的な点は、何と言っても【負】というタイミングに発動するスキル。

こいつを出した瞬間、DJの関係が逆転する。
すなわち、こちら側が最も通りやすいマークは☆から💀になるのだ。

例えば、《カライガー》SRとのコンボ。前半に《カライガー》SRのスキルで相手の☆を枯らせた後に、《グミザード》SRを出して💀を投げれば、相手の☆で勝たれることなく、そこから一方的に暴れることができる。

EP02R-15/64

《グミザード》SRのスキルは、相手のパワーを全て自分に追加することができる。元々のパワーも1000あるので、「スキルが使えれば確実に相手のパワーを超えられる」ということ。

しかも、【負】スキルは【勝】スキルの解決後に処理するので、仮に「【勝】パワー+100万」などのスキルがあったとしても《グミザード》SRはそれを上回ることができる。

伝説の7マジンの「あいこを勝ちにする」スキルに出会った時、高確率で負けられるので、これからは伝説マジンだからと言って油断できない。

ただし、《ムゲンブ》と《ケトスクルズ》には効かない。

《ムゲンブ》はパワーを参照されないし、《ケトスクルズ》は【勝】の時点で《グミザード》SRのスキルを無効にする。

《ムゲンブ》や《ケトスクルズ》の相手は素直に別マジンに任せた方が無難だろう。

ここら辺はいくらでもプレイングでカバーできるので、プレイヤーの腕次第だ。

万が一《グミザード》SRがダウンしてしまった場合は、《グミザード》NやRのスキルで回収を狙おう。

  • EP02R-19/64
  • EP02R-20/64

近々グミザードの対戦動画を上げるのでマジカチャンネル更新をお楽しみに!

次に《ワンナイト》Rの【あいこ】スキルも注目だ。

EP02R-04/64

このマジカも【あいこ】の時に相手を確定ダウンするという、初のスキルを持っている。

《グミザード》SRよりは狙いにくいが【あいこ】スキルは【勝】スキルよりも先に発動するので、【あいこ】さえ読み切れば、相手のマジンに何もさせずにダウン可能だ。

※参考
<スキル発動順>
1【あいこ】

2【勝】

3【負】

これらのマジカの登場で、DJバトルが更に奥深い物になった。

是非手に取って体験してみて欲しい。



②デッキ切れで負けることが現実的になった

2つ目は、これまで《キリサメ》SRなどでもあった手札破壊戦略の最高峰、《ペガサイダー》の登場だ。

EP02R-61/64

《ペガサイダー》はDJの勝ち負け関係なく、バトル判定後(BSのマジンがダウンする直前)にお互いのDJPを4枚捨てる。

「あいこ勝ち」を考慮すると、使い手側が有利な上、マジカブックグリーンのブックスキルを使うことで確実に8枚のDJPを削ることが可能だ。

《キリサメ》SRも相手の手札を破壊していたが、【勝】効果かつチョキの条件付きな上、3枚削りなので相手を手札切れで倒しきることは多くなかった。

EP01R-24/70

《ペガサイダー》の登場で、手札破壊での勝利がかなり現実味を帯びてきたと言える。

自分も捨てられることを逆手にとって、初手《ペガサイダー》から条件を達成した状態で《キリサメ》SRを出すのも面白いかもしれない。



③最高能力状態のマジカが分かりやすい

3つ目は、急に商品仕様についてだが、同じマジン名でも能力の高いマジカが分かりやすくなったことだ。

1弾でもケズリマークが光っていたり、名前が赤いかでそのマジンが最高能力か否かを判定できたが、2弾からはそれに加え、スキル欄のデザインが黒ベースでイコライザ調であればそれも最高能力の目印となった。

これによって強いマジカを集めやすくなり、スキル欄を削る楽しみも増えた。

とはいえ、最高能力以外でも使いやすいスキルはあるので、戦略によってマジカを考え続けることは必要だ。

例:ゴミバックンは能力が2種あるが、それぞれ使う場面が異なる
  • EP02R-43/64
  • EP02R-44/64


おまけ

今回は2弾に関して書きたかったのだが、2弾の能力をまとめてみる中で改めて思ったことがある。

《グミザード》SRだけでなく、《ゴミバックン》や《TVレオン》など、相手のマジンを参照するスキルが増えている。

これを受け、《ムゲンブ》が有利な場面が多くなった。

《フェニバーン》を倒すため、《グミザード》SRの使用者が増えるだけでも、その対抗手段として《ムゲンブ》はありだ。

ついでに《ケトスクルズ》の効果も《ムゲンブ》は受けない。

ただ、《ムゲンブ》は確定耐性の《フェニバーン》には不利。

という構造になりそうだ。

ここに他のUR、SRが加わってくると…?

カードプールが増えて環境が回ってきて楽しいですね。

2弾発売を受け、更に深まるマジカパーティを、皆さん是非楽しんでください!

そして、3弾では更にすごいことが起こるのでお楽しみに。

それでは今回はこの辺で~、バーイ!

【カミ神王子】
カードゲームを中心に様々なゲームが好きなタカラトミー社員。
現在はマジカパーティの企画・開発に関わる。
座右の銘は「苦あれば楽あり」。
好きな戦略は「コントロール」。