このワンちゃんのマークは“盲導犬マーク”といって、目の不自由な友だちとも楽しく遊べると認められたおもちゃについているマークなんだよ!
目が不自由な人は、見る代わりに、触った感覚や音などを手がかりにして遊んでいるんだ。そのための「工夫」がおもちゃに盛り込まれると、優れた共遊玩具になるんだよ!
- ・電池蓋の位置と開け方が手で触って確かめられるようにする。
- ・電池を入れる方向が触覚でも確かめられるようにする。
- ・電池ボックスにビス止めを使用している場合は、ビス止めの穴の縁に、リング型の凸表示をする。
- ・ビス止めを使用していない場合は△の凸表示をつける。
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- ・スイッチの状態が触覚でも確かめられるようにする。
- ・スイッチの「ON」に「凸」表示を付ける。
- ・スイッチが「ON」になった時、音(音楽など)で知らせるようにする。
2つ以上の同じ形の物を識別する必要がある物は、見た目や色の代わりに、手触りや凸になったマーク、あるいは音などを割り当てて識別ができるようにする。
- 手から離れた所へ行っても音で位置が確認できるようにする。
- ・実物を模写したおもちゃはなるべくデフォルメせずに、実物と近い触感や形にデザインする。(ミニカーなど)
- ・遊びの過程と結果を視覚を使わずに把握できるようにする。
- ・手で触ったとき、意に反して崩れたり、ずれたりしにくいように工夫する。(ブロック類など)
- ・必要に応じて、点字のシールなどを用意する。
このうさぎちゃんのマークは“うさぎマーク”といって、耳の不自由な友だちとも楽しく遊べると認められたおもちゃについているマークなんだよ!
市販されているほとんどのおもちゃは、音が聞こえなくても楽しむことが出来るんだ。
だけど、「あたり」か「はずれ」かが音でしかわからないなど、音が遊びの重要なポイントになっている場合は、そのおもちゃを100%楽しめるわけではないんだ。
そのための「工夫」がおもちゃに盛り込まれると、優れた共遊玩具になるんだよ!
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- ・特に音が遊びのなかで重要な位置を占めている場合、音と同時に、光、振動、動き、文字、絵などの要素で遊びを盛り上げるように工夫する。
- ・音の強弱や高低が調整できるようにする。
あるいはイヤホーンなどの端子を付ける。
(ただし、ピアノなどの音階がある楽器類はうさぎマーク対象外とします)。
- 光、動きなどにより、スイッチのON-OFFがより明確に分かるようにする。
消し忘れを音で知らせるのではなく、オートオフ機能を付ける。
- おもちゃを通して筆談になど、言葉のコミュニケーションの代わりの役割を果たす。
- おもちゃが出す言葉や音を、パッケージや取扱説明書に表示する。