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アダルトゲーム・ブームを受け、ハイターゲットに向けた「人生ゲーム 平成版」を発売。40万枚を売る。
ヒット商品となり、それ以降その年の出来事や流行を取り入れた“平成版”を毎年発売するようになる。
昭和天皇崩御、元号が平成に。
消費税スタート。
天安門事件。
サンフランシスコ大地震。
1987年頃からのアダルトゲーム・ブームをうけて、ハイターゲット向けの「人生ゲーム」が企画された。
当初は、グルメにおける“五つ星”にちなみ、究極の意味をこめて「ファイブスター人生ゲーム」というネーミングだったが、「平成」への年号変更にちなみ、最終的に「人生ゲーム“平成版”」となる。
「平成版」は1年間40万個以上販売するヒット商品となり、これ以降年鑑誌的にその年々の出来事や流行を盛り込んで毎年発売されるようになる。
・週末はカウチポテト
・晴海でコンパニオンギャルをナンパ
・核シェルターがお買い得
・副業で始めた個人輸入代行業が大ヒット
・消費税導入前、大好きな二級酒を買い溜め
バブル経済の世相を反映して、3回目のリニューアルを行った4代目「人生ゲーム」発売。
不動産売買・リハウス等が新ルールに加わる。
この頃学校のヘンな校則がマスコミでも話題になり、文化放送とタイアップして全国から集めた校則ネタを満載した「じぱんぐ人生ゲーム」を発売。ヘンな校則や持ち物検査をかいくぐり3年間を楽しく過ごすという“学園版”人生ゲーム。
バブル経済崩壊。
レバノン内戦終結。
イラク軍クェートに進行。
「ちびまる子ちゃん」ブーム。
3回目のモデルチェンジにより、4代目となる。
デザイン上の変更点としては、盤面のイラストがそれまでの細かな写実的なものから、あっさりとした抽象的なものになっている。
ゲーム上の大きな変更点は、それまでは単なる飾りでしかなかった盤上の立体的な建物を選んで買えるようになった点で、また当時の流行語でもあった”リハウス”もできるようになっている。
マス目のコピーも「東京ドームでワンマンショーをひらく」「パソコン通信を始める」といった、日本独自の世相や流行を意識したものが多くなり、日本オリジナルの要素がさらに色濃くなった。
・ミス(ミスター)ワールドに選ばれる
・リハウスでリフレッシュ
・羊がパーティーに乱入、ごちそうを食べられる
・ニワトリが金の卵を生む
・迷子の宇宙人に道を教えてあげる
「環境保全」がゲームのキーになっており、「核廃棄物ドラム缶」の押し付け合いや、「森林伐採」がゲームの進行上大きく影響する。「海外不動産ブーム」といったマスもみられ、当時はまだバブル崩壊前の平成好景気であったことがうかがえる。
また実際の出来事の”けじめ総選挙”をうけて、ゲームにも「総選挙」ルールが新採用される。
・DINKS手当
・けじめ総選挙
・ベルリンの壁を売って一儲け
・ランバダを踊り狂って腰を痛める
・人面犬と遭遇。
・人面犬のたたりを受ける
当時、”学校の変な校則”が、ラジオの深夜放送で取り上げられたのをきっかけに
マスコミでも話題になり注目されていたのをうけて、文化放送とタイアップして開発された。
入学から卒業までの3年間をヘンな校則や“持ち物検査”をかいくぐり、風紀委員にイジメられたりイジメたりしながら卒業を目指す、学園版「人生ゲーム」。
全国から寄せられたナンセンスな“ヘンな校則”が盤上にちりばめられているのが特徴で、期末・学期末等年3回試験あったり、2年生2学期には“修学旅行”にいくなど、学園版らしいルールが満載。
・制服を着ているときは、男性と話してはいけない。(家族でも)埼玉県・中学
・教室内で男女二人きりになった場合必ず窓を開けること。広島県・高校
・トラクター、耕うん機の運転は禁止する。島根県・高校
・前髪を縛るのは不良の始まりなので縛ってはいけない。新潟県・高校
・道路に寝そべってクルマが通るのをじゃましない。静岡県・中学
任天堂ゲームボーイ用ソフト「人生ゲーム伝説」発売。
雲仙普賢岳にて大火砕流発生。
世界情勢も反映し、湾岸戦争による「オイル(ガソリン)問題」や崩壊後のソ連もゲームに登場。
ゴミの処理がゲームのキーになっており、プレイヤーはゴミ分別の規則を守って”ゴミバケツ”を捨てながらゴールを目指す。
分別のルールを破って偽って捨てたゴミが見破られると、捨てられたゴミバケツをすべて引き取らなければならない恐怖の”ゴミダウト”ルール等シビアなゲーム内容になっている。
・成田離婚
・イタメシフィーバー、ティラミスを1000個衝動買いする
・ノーパン健康法で体質改善
・ダイヤルQ2にこって電話代かさむ
・多国籍軍支援のため、短期国債を買わされる
日本の貿易黒字が国際問題にある中、「外圧」がゲームの進行に大きく影響する「人生ゲーム 平成版 IV」発売。
バルセロナ五輪開催。
毛利衛日本人で初めて宇宙へ行く。
女子高生のあいだで「ポケベル」ブーム。
日本の貿易黒字が当時大きな国際問題になっていたため、「外圧」がゲームのキーになっており、止まったマスの指示で「外車」や「コメ」を無理矢理買わされたり、その数がある決められた割合になる経済摩擦解消の償金がもらえたり、ゲームの進行に大きく影響する。
・クレーンゲームに熱中
・狙え!馬連万馬券!!
・乱売ゴルフ会員権を買ってしまう
・ヤオイ本をつくってコミケで売りまくる
・財テク女将と仲良くなって、貢いでもらう
日本発売25周年を記念して「人生ゲーム」の原型である「チェッカード・ゲーム・オブ・ライフ」の復刻版を
限定発売。
TVゲーム時代に合わせて、任天堂ファミコン用ソフト「RPG人生ゲーム」を発売、
また携帯に便利でどこでも気軽に楽しめる「ポケット人生ゲーム」も発売されるなど、関連商品も充実。
サッカーJリーグ開幕。
米不足でタイ米など緊急輸入。
EC統合市場スタート。
「皇太子の御成婚」「有名力士と人気タレントの破局」「現地離婚」etc.・・・
当時“結婚”にまつわるさまざまな出来事や流行語が誕生し、ゲームのキーはもちろん「結婚」。
誰と結婚するかが勝敗を大きく左右し、「離婚」「慰謝料」「合同結婚」など関連した新ルールも採用された。
また世相を反映して、バブル崩壊後の世知辛さの象徴とも言える「現物支給」もゲームに登場している。
・合同結婚
・安売り紳士服の店を始める
・知人に開運の壺を売りつける
・セクハラで訴えられるが示談で済ます
・ブームに乗ってモツ鍋屋をチェーン展開
1860年に発表されたミルトン・ブラッドレー社の記念すべき第1作目の盤ゲームであり、100年後に発売される「THE GAME OF LIFE」の発想の源泉となった。
当時の資料を基に復刻した英語版(説明書は日本語表記のものが付属)で、「人生ゲーム」日本発売25周年を記念して限定発売された。
コースではなく、“チェッカード“の名が示す通り8×8のマス目にコピーとイラストが描かれており、ルーレットの代わりに数字ゴマが付属している。
「INFANCY(幼児期)」からスタートし、数字ごとに設定された方向指示によりコマを進めて止まったマスの指示に従うが、このゲームはゴールがなくプレイヤーの誰かが100ポイントになった時点でゲーム終了となる。
・HONESTY. TO HAPPINESS.(正直 幸福のマスへ)
・PERSEVERANCE. TO SUCCESS.(忍耐 成功のマスへ)
・CRIME. TO PRISON.(犯罪 刑務所のマスへ)
・GOVERMENT CONTRACT. TO WEALTH(政府と関係を持つ 裕福のマスへ)
恋愛をテーマにして女の子をターゲットにした、「人生ゲーム TEENS倶楽部」を発売。
“結婚“がゴールになっているのが女の子向けらしい特徴。
任天堂スーパーファミコン向けソフト「スーパー人生ゲーム」を発売、翌年にはよりパワーアップした
「スーパー人生ゲーム2」も発売され、TVゲーム業界に置いても“人生ゲーム“シリーズは定番の位置を獲得。
関西国際空港が開港。
大江健三郎、ノーベル文学賞を受賞。
ロスで直下型大地震。
アイルトン・セナ死去。
円相場終値が1ドル96円55銭で戦後最高値に。
「社会現象となった“米不足”をうけて、「米」がゲームのキーになっている。
米を買いながらゲームを進行し、倉庫が空になると“ヤミ米屋”から買うはめになってしまったり、中には“汚染米“も混ざっており「コメダウト」で持っている人を当てたりと、ゲームの進行上大きな役割をはたしている。
また転職に「FA(フリーエージェント)制」が導入されているのも特徴。
(ちなみにゲーム上では全職業に適応)
・謎本を執筆
・ブキミな人形を輸入販売
・ブルセラショップに出入りする
・フェロモン香水をつけたら、モテてモテて困る~
・徳川埋蔵金さがしに血道を上げるが何も出てこず
“恋愛“をテーマに繰り広げられる、女の子をターゲットとして開発された「人生ゲーム」で、ゴールが“結婚“になっているのが最大の特徴。
また通常の「人生ゲーム」では所持金が一番多い人が優勝なのに対して、所持金ではなく「ライフポイント」(幸せの尺度)が一番高い人が優勝という独自のルールを採用している。
“受験““就職“といった通常のイベントのほかに、コースのところどころに設けられた「恋愛」「失恋」「恋の清算」の3種類のマスに止まると発生する“恋愛“がらみのイベントがゲームの進行を大きく左右する。
・ダイエットを決心。100円はらってエステに入会するが、途中でくじける
・心配性のお父さんにデートを尾行される!
・ポケベルが故障。連絡のいきちがいで恋人とケンカ
・ナイスボディにみがきをかけてコンテストに優勝!
・同窓会で初恋の人にアタック成功!
32ビット次世代ゲーム機のブームに合わせて、セガサターン用ソフト「DX人生ゲーム」を発売。
翌年3月にはソニー・プレイステーション版も発売され、双方ヒットタイトルとなり、97年にはそれぞれの廉価版も
発売される。
阪神淡路大震災。
地下鉄サリン事件。
野茂投手、大リーグで新人王。
バブル経済崩壊後の“就職難““リストラ“といった厳しい現実のビジネス環境に適応して、就職・昇進に効力を発揮する「資格カード」「コネカード」がゲームのキーになっており、より“強力“なカードの取得がゲームの勝敗を左右する。
また“猫よけ“ならぬ“後ろから来るプレイヤーよけ“に使える「ペットボトル」がついていたり、おりからの“猛暑“をうけて「異常気象」ルールも採用されている。
・“インターネット“に加入
・“リクルート整形“をする
・新型宝くじ“ナンバーズ“を買う
・アウトドアブーム、RV車を買う
・完全金利自由化!「懸賞金つき定期」まで登場
夏の行楽シーズンにあわせて、広げればビーチマットにもなる(?)、畳サイズの「大人生ゲーム」を発売。
その年の事件や流行を取り入れて人気を博し、アダルト向け盤ゲームの定番であった「人生ゲーム平成版」シリーズであったが、大震災・オウム真理教事件等の度重なるパロディ化出来ない暗い事件に、そのゲーム開発自体が困難になり、この年発売の「平成版VIII」をもって一時休止の憂き目にあう。
“フーテンの寅“渥美清死去。
安室奈美恵、史上最年少で「レコード大賞」受賞。
時代を象徴するテーマである“情報“がゲームのキーになっている。
通信機器の「携帯電話」と「パソコン」を持っているかどうかがゲームの進行に大きく影響する。
基本的には持っていたほうが得をするが、時には取引内容を盗聴されて「携帯電話」を没収されたり、ネットを悪用され他人名義に書き換えられて全財産を没収されることもあるので注意。
また低金利時代を反映して、為替レート次第で財産を増やすこともできる「外資預金」ルールが採用される。
・外資預金満期!
・気付いたら毒グモが肩に…!
・ダンベルダイエットで激ヤセ!!
・ネットを悪用され、全財産を他人名義に書き換えられる
・幼い頃に集めたおもちゃが、ナント超高値で
盤面がタタミ1畳の大きさ、その名の通りBIGサイズで、ビーチマットと同じ素材でできており、野外でも遊べる(?)変わりダネの人生ゲーム。 しかし、ただ大きいだけのジョークグッズではなく、通常版にはない「ハプニング・カード」ルールや、建物(家)を建てるために必要な「土地カード」など、新ルールも盛り込まれている。
またコマの自動車も流行のRV車をモチーフにした、ワンボックスタイプとワゴンタイプの2車種があり、どちらかを選べるようになっている。
・TV番組にビデオ投稿したら採用された
・スノーボードで骨折
・子供がテレビCMのオーディションに合格
・どこがよいのかわからないが、近代芸術品を買う
・無人島を買い、別荘を建てる