開発者インタビュー
ウィクロスの生みの親
統括プロデューサー 山口 朋が
10周年の「今」と「これまで」と「未来」についてを語ります。
今年の思い
あの時アニメを見てました。
買えないカードを買いたくて探しました。
なんて声を始めて出会う方々から聞いたりします。
それが割と社会人の若い人だったりして。
学生から社会人へ、10年あるとステージが大きく変化し、どこかでカードゲームを手放します。
今年の商品は、カードゲームをプレイしなくてもよくて、1パック、ふと寄ったカードショップで、
10年前の自分を思い出しながら、開けてほしいなと思います。
思わずふと笑顔になるようなそんな商品になっているかと。
今回PVでもるう子たちは10年後の姿になっています。
彼女たちも皆さんも変わったでしょうか、WIXOSSはいつでも、カードゲームとしてもコンテンツとしても楽しめる存在でありたいと思います。
10年の歴史を振り返って
魔法少女大戦と書かれた企画書の日付は2012年。
企画からは実は12年は経っています。
あの頃若かった!なんて言いたくはありませんが、(深夜)アニメづくりに関わりたい、という気持ちのもと、必死に企画を作りました。今思えば無茶だなとしか思えないことばかりです。
ただ思うのは、出会えた製作の皆様、最高のメンバーで作り上げたものだったなと。
そして、プレイしてくれた皆様も最高でした。
謎のコラムを書いたり、CMを作ったり、声優さんの発案カードを作ったり、
ラジオに出演したりアニメが暗かった分、様々な気が抜けるようなイベントをたくさんやったりしました。
5人くらいしかいないスタッフで47都道府県ツアーをやりました。
どこかで、WIXOSSがもとで出会い、結婚し、別のタイミングのツアーで、子供が生まれましたみたな報告を受けた記憶があります。
うれしかったですね。
今年タカラトミーが100周年なんですが、10分の1を刻んだことを誇りに思います。
ウィクロスの今後について
いつかはまた、心を震わせるような、アニメが作りたいな…
とは思います。
3周年くらいの時に10年続かせたいみたいなことを言ってたかもしれません。
できるなら、WIXOSSをやってくれた人たちを集めて大パーティでも開きたいですね。
それくらいの距離感のカードゲームでいたいです。