
【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミーディーヴァグランプリ2024 WINTER 参加振り返り Part2
皆さんこんにちは!
春が近づき花粉症に悩まされるオールスター講師(自称)の炎200です。
今回も張り切ってオールスターのコラムを……と言いたいところですが、今回は先週に引き続き「ディーヴァグランプリ2024 WINTER」の振り返りと、私の使用デッキの解説を行なっていきたいと思います!
先週担当されたおうか講師とは違った、少しカジュアルな視点でお話できればと思いますので、肩の力を抜いてお付き合いください。
優勝デッキから見る「ルリグの可能性」
さて、まずは今回のディーヴァグランプリの結果について、簡単に触れていきます。
アーツの実装から始まった10周年シーズン。レベル4ルリグまで登場し、混迷を極めた今回の環境予想……。
その頂点に立ったのは、なんと「夢限」でした!
極めて独特な挙動をし、ライフレースのコントロールがゲームの鍵を握るルリグの「夢限」。
今回優勝したデッキは、アーツ環境突入により軽コストの防衛アーツを多数搭載し、裏返るまでのゲームメイクがしやすい構築になっている印象でした。
また、【シュート】や手札破壊など、相手のリソースに干渉するカードが多数積まれているのも特徴的です。
「RECOLLECT SELECTOR」以降に登場・強化されたルリグが当然上位に……という想定を覆したこの結果には、驚いた方も多かったのではないでしょうか。
「夢限」のように、アーツ実装や環境の変化がもたらした「RECOLLECT SELECTOR」以前のルリグの可能性を追求してみるのも楽しいかもしれません。
さらにディーヴァグランプリでは、ルリグごとの最高成績者を競う「ルリグ賞」の制度もあり、さまざまなルリグの活躍を見ることができます。
「環境ルリグ」として活躍中の「ひとえ」や「花代」、「あきら」などで頂点を目指すのみならず、「推しルリグ」を限界まで調整してチャレンジしてみるのも、ディーヴァグランプリの楽しみ方のひとつですね!
混ぜちゃった「推し」×「推し」
そしてここからは、まさに「推し」と戦うことを決めた私自身の振り返りとなります。
今回に限らず、私は大型大会では基本的に「推しルリグ」や「好きなデッキ」を使用すると決めています。
もちろん、安定した「勝ち」とは縁遠いですが、これは私が個人的に「推しでの勝ち」を追求して遊ぶのが好きだからです。
そんな私が今回“も”使用ルリグに選んだのは、推しの「メル」です。
その大前提のもと、環境におけるメルの強みや特性……つまり使用理由を「後付け」していき、デッキとしてまとめていきました。
それでは、実際に使用したデッキを紹介していきましょう。
センター:メル
カード名(カードNo.) | レベル | 枚数 |
---|---|---|
メル (PR-352) | 0 | 1 |
メル=照葉 (WXDi-P12-021) | 1 | 1 |
メル=雪国 (WXDi-P12-022) | 2 | 1 |
メル=チアーズ (WXDi-P09-007U) | 3 | 1 |
セイクリッド・フォース (WX24-P1-001) | – | 1 |
加持祈禱 (WX24-P2-008) | – | 1 |
竜花相搏 (WX24-P4-005) | – | 1 |
断炎轢断 (WX24-D2-05) | – | 1 |
付洋雷同 (WX24-D4-07) | – | 1 |
OPEN DREAM LAND! (PR-Di035) | – | 1 |
今回、私が使用したのは《メル=チアーズ》を軸とし、愛してやまない<プリパラ>のカードたちでメインデッキを固めた【プリパラメル】です!
「推しルリグ」のメルと、「推しアニメ」のプリパラを混ぜ合わせた「推し」×「推し」の好きが溢れたデッキとなります!
しかしもちろん、使用理由が「好きだから」だけではコラムにならないので(笑)、要点を解説していきます。
まず、このデッキ構築の長所としては以下の点が挙げられます。
- ゲーム1能力が「レベル4」環境に極めて有効
- ギミックが多彩で、攻防は相手に合わせてゲームメイクが可能
- プリパラアーツ《OPEN DREAM LAND!》がスゴい!
では、採用カードの紹介をしながら、デッキを解説していきたいと思います。
採用カード紹介
先述のように、使用ルリグは「メル」と決めていたので、レベル3は《メル=チアーズ》と《メル=椿姫》の2択となります。
《メル=椿姫》は強力なディソナが基盤ですが、【エクシード4】が現環境では少し扱い辛く感じられます。
《メル=チアーズ》はオールスターでは超環境級カードですが、ディーヴァセレクションでは目立った活躍の経歴はないルリグでした。
しかし、「FORTH SELECTOR」でのレベル4ルリグ登場により、このカードには新しい可能性が生まれました。
レベル4までグロウするルリグは、その多くがレベル3と4にグロウしたターンにゲーム1の起動能力を使用します。
それは同時に、今まで使用タイミングが難しかった《メル=チアーズ》のゲーム1能力の使用タイミングが明確化することを意味します。
簡単に説明すると、レベル3にグロウしたターン、そのままゲーム1能力を使用した場合、自身が先攻なら相手のレベル3起動能力を、自身が後攻なら相手のレベル4起動能力を使用不可、または強制的に発動ターンを遅らせることができるのです。
オールスターで猛威を振るう「あの動き」が、登場から3年近く経ちディーヴァセレクションでも再現されることとなりました。
主要デッキの多くがレベル4となった現環境において、《メル=チアーズ》はまさに「環境の変化で生まれた盲点」と言えるでしょう。
図らずも推しが面白い立ち位置になり、とても嬉しく思います。
全国のプリパラアイドルの皆さん待望の<プリパラ>強化カード。
3枚の<プリパラ>シグニを回収しつつ、アタックフェイズ開始時には条件付きで強力な能力を使用可能で、2エナで得られる恩恵を遥かに超えたスペックです。
特定の色の<プリパラ>シグニたちのみ採用する、いわゆる「出張ギミック」として人気のカードですが、今回はこのアーツの能力を全力で発揮し、デッキの要となってもらうことにしました。
今回採用した<プリパラ>シグニは白、赤、緑の3色で、《OPEN DREAM LAND!》の各能力を相手や状況によって使い分けます。
白の能力は【ルリグバリア】と【シグニバリア】の獲得。
要求値の高い【花代】に対して主に使用します。
《加持祈禱》と合わせると全面停止も可能で、返しの1ターンを捻出することもできます。
使用頻度は赤、緑の能力に比べると少ないですが、《セイクリッド・フォース》や《竜花相搏》とあわせて、このデッキの攻防の可変性において、大切な能力となっています。
赤の能力は相手ライフのトラッシュ送り。
最近では、この能力を出張させた【プリパラ緑子】も人気ですね。
今回の構築でも、プリパラ軸の決め手となったのはこの能力で、《断炎轢断》や《竜花相搏》と合わせて速攻を仕掛ける「アーツ打点三種の神器」として活用しました。
「《メル=チアーズ》で1ターンの行動制約を強いて何をするのか」と考えたとき、守りに入っても勿体ないかなと思い、積極的な攻めを求めた結果、「推し」と「推し」が噛み合うこの能力がデッキの軸となりました。
緑の能力は相手シグニ全面のエナ送り。
パワーや【シャドウ】に関わらず一掃できるため、特に「アン」相手には非常に刺さる能力です。
上記の赤の能力に次いで使用頻度が高く、メル自体も緑という点から、使い勝手も一番良い印象です。
実は今回のデッキの雛形では、緑の<プリパラ>のみを出張させる構築だったのですが、応用力が低かったのと、攻撃性のアップを求めて先述のように赤の能力を軸に変化していった、という経緯も……。
ちなみに、<プリパラ>のシグニはレベルがバラけており、《OPEN DREAM LAND!》を使用するターンは使用リミットは6となります。
それ以外のターンもリミットは少ないままでも戦えると判断し、【リミットアッパー】は得ません。
先ほどから何度か話に挙げていますが、このデッキのバランスを絶妙に整えてくれているのが「FORTH SELECTOR」で登場した新アーツ《竜花相搏》です。
単純なライフ要求としても、ライフ回復としても使用できる優秀なアーツで、ライフ要求の際にはライフバーストまで使えるオマケ付きです。
初期案ではライフ要求アーツ枠として《鏡花炎月》も検討していたのですが、コスパの良い《断炎轢断》と、《OPEN DREAM LAND!》と合わせて防御にも転用できる《竜花相搏》を選択しました。
続いてはシグニをご紹介。
アーツではライフを直接狙いにいきますが、もちろんシグニでも徹底して攻めていきます。
特に《プリパラアイドル 黒須あろま》は1エナでパワー10000以下のシグニをバニッシュできる、このデッキではかなりの高コスパシグニです。
パワー12000以上の相手シグニは、2エナかかりますが《プリパラアイドル 真中らぁら》や《翠魔姫 バン//ディソナ》で除去が可能です。
特に《プリパラアイドル 真中らぁら》は、パワーなどの指定範囲も無い万能除去なので、《プリパラアイドル 黒須あろま》と並んで<プリパラ>2大エースとして活躍してくれています。
また、サブアタッカーの《幻獣神 セイリュ》は少し重いですがクラフトアクセ《コードイート ケチャチャ》を【アクセ】するとパワー20000の【Sランサー】を作ることもできます。
序盤から積極的にアタックしていけるよう、レベル1は攻撃的なシグニを多く採用しています。
《コードライド レイラ//THE DOOR》は、メルが獲得するコインの使用先として最有力のシグニで、エナや手札コストを使用せず【ランサー】を得てライフ要求が可能です。
コインを使用する枠には《羅原 ミルルン//THE DOOR》も極めて優秀なのですが、今回は攻撃性を優先してこちらを採用しています。
また、《翠将 バーバリアン》の【ランサー】や、《プリパラアイドル ガァルル》の実質3000以下バニッシュなどを積極的に使い、後半のアーツ打点の圧力をより高めていきます。
他にも、<プリパラ>のレベル1シグニ《プリパラアイドル 北条そふぃ》や《プリパラアイドル 太陽ペッパー》は実質的にパワーが7000と8000と極めて高く、相手の序盤の要求に対して優秀な壁となってくれる場面も多くありました。
おわりに
簡単に【プリパラメル】の構築について振り返りましたが、いかがでしたでしょうか?
……プリパラのオタ語りはなんとかがんばってこらえたぷり。
細かい部分は語りきれない部分もあるため、ぜひ皆さんも実際に回して、メルや<プリパラ>デッキのおもしろさや可能性を感じてみてください!
もちろん<プリパラ>以外の「メル」や、逆に他ルリグを用いた<プリパラ>のデッキを組んでみるのも楽しいかと思います。
ちなみに、この【プリパラメル】を使用しての戦績は6勝2敗。
仮想敵のひとつだった「花代」にもしっかり勝ちきれましたが、予選通過まであと一歩届かず……。
しかしながら、推しの可能性の追求としては、かなりいい結果だったと満足しています。
好きなルリグや好きなカードと戦うことはとても楽しく、それを目的として『ウィクロス』を遊んでいる方も多くいらっしゃるかと思います。
今回のコラムをきっかけに「推しの可能性をもっと追求したい!」と思っていただければ幸いです。
推しを愛し、推しと楽しみ、そして推しを輝かせるために腕を磨いていきましょう!
これから春にかけて、一般参加もできる「夢限少女杯」や新シーズンの「ディーヴァグランプリ」、さらに店舗イベントやチーム戦など、多くのイベントが開催されます。
私もできる限りは参加予定なので、いつか皆さんの推しへの愛で溢れたデッキとバトルできることを、心から楽しみにしています!
それでは、今回はこの辺で!
ターンエンド!