【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

レベル4がついに参戦!「FORTH SELECTOR」最新サンプルデッキ

はい皆さんこんにちは、ウィクロスアカデミーの時間です。
今回の講師を担当します「ルの人」です。

さてさて、本日1月31日に、最新ブースターパック「FORTH SELECTOR」が発売となりました!
『selector loth WIXOSS』もついにクライマックス! 総勢15ルリグのレベル4が登場です。
今回は私とおうか講師が、レベル4ルリグを始めとする「FORTH SELECTOR」のカードを使用したデッキを紹介します。

この記事や、YouTube「ウィクロスチャンネル」の対戦動画を参考に、最新カードでのバトルを楽しんでくださいね。
それでは行ってみましょう!

ひとえ ─ 本当の気持ちを貴女に 作:ルの人

以前のコラムで、《全力疾走》を使用する緑単と《ダーク・マイアズマ》を使用する緑黒のひとえを紹介しましたが、今回は新たに登場した《熾式 一衣》《緑衣之心》、そして多色シグニである《羅植 クリスマスローズ》を採用し、守りに特化した緑白のひとえを紹介していきます。

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レベル4へグロウすることで、コスト分のエナさえあれば際限なくダメージを無効にすることができるゲーム1能力を携えて、《熾式 一衣》が参戦しました。
これまでのひとえの守りの要であった、《参式 一衣》が持つ<植物>のシグニでガードする自動能力は、もちろん引き継がれています。
出現時能力は3エナチャージした後、エナゾーンからカードを1枚手札に加えることができるため、《参式 一衣》のゲーム1能力で減った手札に、《羅植姫 ジャックビーンズ》を始めとした、その時欲しいカードを確実に手札へ加えることが可能です。

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《熾式 一衣》のゲーム1能力を上手く使うカギは、序盤からエナチャージのできるシグニを意識して場に出すことです。
パートナーシグニである《羅植姫 ジャックビーンズ》で攻めるときにも多くのエナを使用するため、エナの使い過ぎには注意しましょう。

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今回追加された《緑衣之心》は、デッキの上からカードを3枚見て、手札とエナに振り分けた後、場のシグニに【シュート】と【ランサー】を付与することができます。
付与する対象は同じシグニでも別々のシグニでも構わないため、相手や自分の場を見ながら使用しましょう。
エナを与えてしまうひとえの性質上、【シュート】はエナを制限するためではなく、相手のエナゾーンへ行かせたくないシグニの正面へ付与するのが主な使い方です。
シグニのパワーが足りない場合は《幻獣神 オサギツネ》の出現時能力でパワーを上げてください。

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今までは《羅植姫 ジャックビーンズ》の能力で、レベル3のシグニを緑3エナを支払い除去していましたが、【ランサー】でライフクロスをクラッシュすることで、その分のエナを肩代わりしてくれます。
ここで3エナ分節約できると、《熾式 一衣》のゲーム1能力を上手く使えるようになります。

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この2つのカードは、《羅植姫 ジャックビーンズ》から場に出せる高パワーのレベル1兼、白エナになるシグニとして採用しました。
《羅植 シロツメクサ》は、最大パワー10000というレベル1としては破格の高パワーを持ち、《羅植 クリスマスローズ》は緑白の多色シグニのため、相手のエナ破壊から逃れやすくなります。
相手が《羅植姫 ジャックビーンズ》を除去した後に高パワーのシグニを場に出すと、相手はそのシグニの除去に多くのコストを支払わなければならず攻め手を緩めることができるため、積極的に狙いましょう。

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以前まで、《シーク・エンハンス》で探していたサーバントを、山札の上から7枚を見てそのうち2枚手札に加える効果によって、他に欲しいカード一緒に手札に加えたり、〈ルリグバリア〉を得ることによって、レベル3にグロウするまでのガードを安定させ、ライフクロスを守ることができます。
もちろんゲーム後半に【ルリグバリア】を得ることで、相手がこちらのガードを制限してきた際にもダメージを抑えることができます。
小技にはなりますが、レベル1のターンにエナチャージで白エナを置くことができると、《プロフィット・エンハンス》とあわせて2エナ貯めることができ、1ターン目から《セイクリッド・フォース》を使用できます。
いつか役に立つシーンがあると思います、頭の片隅に置いておきましょう。

ウリス ─ 切望するはシロとクロの共闘 作:ルの人

レベル4へグロウすることで、相手に手札またはエナをすべてトラッシュに置かない限り、相手の場のシグニをすべてトラッシュへ送るという強烈なゲーム1能力を携えて、《死界の閻魔 ウリス》が参戦しました。
出現時能力ではトラッシュからガードを持たないシグニを2枚まで手札に加えることができ、手札消費の多いウリスには嬉しい能力となっています。
パートナーシグニの《凶魔姫 アンナ・ミラージュ》など、必要なシグニを手札に加えていきましょう。

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そして今回、多色シグニの《聖凶魔 アンドロマリウス》が追加されたので、こちらもひとえと同じく白のカードを採用した構築を紹介していきます。
白の<悪魔>シグニには、《聖魔 プルソン》を始めとする有用なシグニが多数存在します。
今回は《聖魔 シャックス》《聖魔 セーレ》を採用し、シグニのパワーを増加させることで守りを固め、次の自分のターンに相手のシグニを手札に戻すことで攻撃に転じる、というコンセプトで作成しました。

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《挟界の閻魔 ウリス》ゲーム1能力で自身のライフクロスを1枚増やせることもあり、防御性能も黒ルリグの中では高くなっています。
守りを固めつつ《凶魔姫 アンナ・ミラージュ》《凶魔 モリガ》など、強力な除去能力を持つ黒の<悪魔>で攻めていきましょう。

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アーツには新しく登場した《エモーショナル・コンフリクト》を採用しました。
基本的にはパワーマイナスで戦うデッキとなるため、除去しにくい高パワーの相手シグニをしっかり除去していきましょう。
除去したシグニがパワー10000や12000のシグニであれば、こちらの強力なレベル3<悪魔>シグニを手札に加えることができます。
また、《エモーショナル・コンフリクト》など手札に戻すカードを使用して相手の手札を増やすことで、《死界の閻魔 ウリス》のゲーム1能力を使用した時に手札、エナ、場のどこをトラッシュに置くかで相手は悩むことになります。

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そして《エモーショナル・コンフリクト》は白のアーツでもあるため、《ホワイト・ウィッシュ》の使用コストを減らすことができます。
これにより、黒ルリグが止めにくいルリグアタックやエナ破壊にも対応できるようになりました。
白のシグニを多く採用しているため、エナに余裕がある場合はコストを減らさずそのまま使用しましょう。

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以前までのウリスは、デッキ破壊を《ダーク・マイアズマ》《ブーケ・メイキング》《凶魔姫 メツメ》などに任せていたため、相手によってはリフレッシュするまでデッキを破壊しきれないことがありました。
新しく登場した《凶魔姫 ラーヴァナ》は、アタックした時に相手のデッキの上から最大9枚のカードをトラッシュに置くことができ、リフレッシュに大きく貢献してくれます。

レベル3の<悪魔>シグニは、トラッシュにさえ居ればウリスの自動効果で場に出すことができるので、このターンに誰を出したいか? を考えながらプレイするのが良いでしょう。

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自分のシグニをトラッシュに置いて能力を発動させる<悪魔>シグニにも新メンバーが登場しました。
《凶魔 マルコシアス》は、アタックしたときに自分のシグニをトラッシュに置いて相手のシグニのパワーを−3000します。
相手のターンにシグニゾーンが空いてしまうという欠点はありますが、《凶魔 ラウム》と組み合わせることで追加のパワーマイナスもできるため、序盤は《凶魔 マルコシアス》で攻めるか、もしくは《聖魔 シャックス》で守るかをしっかりと見極めていきましょう。
なお、《凶魔 マルコシアス》の能力はアタックフェイズ中の効果なので、終盤に使用する際は《挟界の閻魔 ウリス》の自動能力が発動しない点には注意が必要です。

ピルルク — とにかくリソースを奪って勝利を掴もう! 作:おうか

「リメピル最高!!!!!」

というわけで今回はピルルクデッキの紹介です。
「FORTH SELECTOR」で新たに登場するレベル4のピルルクをサンプルデッキとともに紹介していきたいと思います。デッキレシピは以下になります。

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今回は「リソース奪取」をコンセプトに青白軸で組んでみました。
まずは軽く《ロストコード・ピルルク X》の効果をおさらいしていきましょう。
出現時効果によってスペルと青のシグニを手札に加えることができる効果を持っているため、パートナーシグニである《コードハート Vキューム》とその起動効果で使用したいスペルを回収することができます。また、ゲーム1効果では手札破壊か手札増強のたびに相手シグニのパワーを下げることができるため、《TOO BADLY》《TROUBLE》をたくさん使用するだけで相手シグニを全面除去することも十分できる性能となっています。
これらの効果だけでも、今までピルルクデッキに採用されてきた《ダーク・マイアズマ》のようなアーツとは少し違った方向性で、さらにパワーアップした効果を持っていることが魅力となります。
それでは次に採用カードの解説をしていきます。

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《ロストコード・ピルルク X》と同様に「FORTH SELECTOR」で新たに登場した青白アーツ。
「ピルルク」はパートナーシグニの《コードハート Vキューム》の特性上、《コードハート リメンバ//メモリア》のように起動効果を相手シグニによって抑制されてしまうと真価を発揮するのが難しいという欠点がありました。
しかし、このカードによって厄介な相手シグニの能力をまとめて消し去って思う存分効果を使うことができます。また、除去したシグニはトラッシュに置くことができるためリソースを大量に奪えるだけでなく、《UPDATE》の対象としたシグニを相手に止められたとしても、次のターンそのシグニは仕事がないため結局リムーブすることを強要できます。自分のリソースは増やせませんが、相手を大きく妨害することができる優秀なアーツとなっているため、今後どのようなデッキに入るか考えてみてもおもしろいかもしれません。

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このデッキのメインコンセプトでもある「リソース奪取」の要となるカード。《クリスタル・ダスト》を使用するための白エナ要因であり、イラストにも登場している「リメンバ」要素でもあります。
先ほどの解説にも登場しましたが、このカードは今の環境でも場に出されるとかなり厄介なシグニとなります。また、「FORTH SELECTOR」で大量のレベル4ルリグが登場し、そのどれもがゲーム1の起動能力を持っていることから、「FORTH SELECTOR」環境でも活躍が期待できるため、なにかしら対策を考えておいた方が良いかもしれません。

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《ロストコード・ピルルク X》のゲーム1効果は相手の手札を捨てさせることでもトリガーしますが、相手の手札がすでになかった場合、効果の出力は半減してしまいます。そこで、このカードのように場のシグニを手札に戻すカードを入れることで、より効果的に《ロストコード・ピルルク X》のゲーム1効果を使うことができます。
このカードはパワーが5000以下のシグニしか手札に戻すことができない弱みがありましたが、《ロストコード・ピルルク X》のゲーム1効果によってパワーを5000以下になるよう下げることができるため、使う場面が無いということはなくなるでしょう。

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《ロストコード・ピルルク X》のゲーム1効果でもパワーを下げきることができなかった場合はこういったカードが活躍します。また、「ピルルク」の戦術は《コードハート Vキューム》《UPDATE》を組み合わせた点要求が基本となるため、下級シグニに対して使用するには少しコストが重すぎることがありました。しかし、こういったカードを入れておくと非常に簡単に相手シグニの除去を行なうことができるため、効率良くバトルを進めてくれるでしょう。

これらのカードを使ってうまく相手のリソースを奪いながらしっかり点数も取っていけると理想的ですね。何よりルリグの「ピルルク」とシグニの「リメンバ」で共闘しているようで非常に熱いデッキとなっています。よろしければみなさんで改造して使ってみてください。リメピル最高!!!!!

終わりに

というわけでアカデミー講師が選んだ「FORTH SELECTOR」の最新サンプルデッキでした。
登場した総勢15ルリグのレベル4はどれも個性的で、今までとは違ったデッキ構築がたくさん浮かんできます。
試行錯誤の中で見つかるものもあると思うので、皆さんもいろんなデッキを試してみてください。

それではまた次回の更新でお会いしましょう!

タカラトミーモール