【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミー新規ルリグレビュー第1弾「RECOLLECT組」新時代のディーヴァセレクションがここから始まる
注:「RECOLLECT組」は『「RECOLLECT SELECTOR」収録のルリグの総称』です。
皆さん、お久しぶりです。寒さと乾燥に気をつけながら日々を過ごしてるウルズです。
油断すると喉がやられるので、気を付けてくださいね。
さて、前回は2024年を振り返りましたが、今回は来年1月31日発売の新弾「FORTH SELECTOR」のRECOLLECT組である、「タマ」「花代」「ピルルク」「緑子」「ウリス」のレベル4ルリグの紹介&解説を行なっていこうと思います。
つい最近振り返りを書いたと思ったら、すぐに新弾の記事。時間の流れは早いものですね。
今回は紹介するカードも多いので、挨拶はここら辺にして、早速本編へいってみましょう!
バトル大好きタマ、レベル4も攻撃的な効果で登場!
まず始めに紹介するのが、セレモニーでも使用率が高いタマ。そのレベル4ルリグがこちら。
タマのバトル好きが形となったような超攻撃的効果で参戦。
グロウするだけで、エクシード4と引き継いだ自動効果で脅威のルリグアタック3回。この能力だけでも、ルリグ防御が少ないデッキにとってかなり重くのしかかることでしょう。タマは《サーバント #》が4枚しか採用できないことをわかっているのでしょうか。
そして、ゲーム1効果によって、「タマ」には無かったシグニだけで2点以上点数を取るという能力もしっかり獲得。攻め方がルリグとシグニになることで、ルリグを止められたらおしまいという状況を減らすことになります。従来の「タマ」よりも打点力を持った攻撃的なデッキになることでしょう。
しかしながら、弱点の1つであるエナ、手札を増やす手段の少なさは依然として残っています。なので、《大装 エナジェ》や《大装 ツルマル》といったシグニをしっかりと盤面に出す。ルリグデッキのエナ消費量を抑える。といったことを考えてデッキを作る必要が出てくることでしょう。
もしかしたら、リソースが尽きる前にゲーム展開を前倒しにして、勝ちにいくデッキになるかもしれません。
また、ゲーム1をしっかり活かすには、相手のエナを増やさないように立ち回る必要もあります。序盤から【シュート】をする《中装 ライジョー》や《コードハート リメンバ//メモリア》などを採用し、エナを増やさせないことを徹底。
《小装 カマカマ》や《中装 フランベル》といったパワーの高いシグニを採用し、簡単には突破されない盤面を形成して、相手にリソースを使わせる。このようなことを意識すると強いデッキが作れるのではないでしょうか。
《月日の巫女 タマヨリヒメ》が持っていた強みを伸ばしつつ、弱点はそのままという、わかりやすくも難しい能力を持ってるこのルリグ。がっちりハマれば強いことは間違いないので、ルリグデッキと相談しながら、構築を考えてみて下さい。
ついにアーツにまで手を出した花代、赤の攻撃は止まることを知らない。
続いても人気の高い花代さん。そのレベル4ルリグも見ていきましょう。
出現時で手札補充、ゲーム1でライフをクラッシュするか、ルリグデッキのカードをルリグトラッシュに送らせる2つの効果を持って参戦。「花代」に欲しい効果をしっかり持った使いやすいレベル4ルリグとなっています。
既存のアーツで《閃華繚乱 花代・肆》と似たような効果を持った《鏡花炎月》と比べると、コストが軽く使いやすい《閃華繚乱 花代・肆》、汎用性が高く柔軟に使える《鏡花炎月》という微妙に住み分けがされている印象を受けます。もしかしたら、防御を《不敗炎話》に委ねて《鏡花炎月》との同時採用も考えられるかもしれません。
ライフクラッシュに注目しましたが、ルリグデッキのカードをルリグトラッシュに送る効果も侮れません。ライフクロスをエナに変え、コストの軽いアーツで守ろうとしたり、同じ色のアーツをルリグトラッシュに送ってコストを軽減する、いわゆるウィッシュ系アーツで耐えるプランを滅茶苦茶にされることが考えられます。それを恐れてアーツを先に使うと、ライフクラッシュからのライフバーストに祈るしかなくなる。こう書いてみると、なかなかに厄介なゲーム1能力になってますね。
《閃花繚乱 花代・参》の専用ともいえるシグニ《羅闘輝石 アダマスフィア》の【ダブルクラッシュ】もアーツが無くなった相手にはしっかりプレッシャーとなって活躍しそうです。
また、既存の「花代」でもそうですが、《玉石混煌》のようなデッキの下にカードを送るカードを採用してる場合、下に送るカードをしっかり考えましょう。ゲーム展開的に下に送ったカードを出現時で引き込む形になるので、終盤に下級しか引けないという展開を避けましょう。きっと、勝率の上昇にも繋がります。
総合的に「花代」が欲しい手札補充を持ちつつ、赤らしい攻めの効果を持ったレベル4ルリグ。存在するだけで、相手の行動に影響を与えるいい効果を持ったカードだと思います。
対戦相手に圧力をかけつつ、花代さんらしい攻めの構築で、活躍させてあげてたいですね。
火力と手札補充で安定したコントロールを目指すピルルク
ここまで、人気だなんだと書いてきましたがRECOLLECT組はみんな人気でしたね。
ということで、人気なRECOLLECT組の青枠、ピルルクも注目してみましょう。
出現時で手札補充をしつつ、《コード・ピルルク・極》を思い浮かべるようなパワーマイナス効果を持っています。
回収効果の対象は青のシグニということで、《ロストコード・ピルルク》で命の次に大切な《コードハート Vキューム》を回収でき、スペル回収は色指定がないので《荘厳の絶火》や《コール・アウト》といった他色スペルが回収できるのも強いところ。これにより、今まで同色スペルを回収するために入れた他色の<電機>シグニを入れる枠を減らせることにも繋がります。
また、《ロストコード・ピルルク》から乗っていれば、継承された自動効果でスペルが回収できるので、かなり動きが安定することでしょう。出現時で《荘厳の絶火》、自動効果で《UPDATE》を回収すれば、かなり綺麗に火力を出すことができます。
また、ゲーム1能力のアプリもなかなかおもしろい効果になっています。スペルではなく、ドローか手札破壊をするたびにマイナスするので、シグニ、アーツの効果でもマイナスができます。エナがあまり増やせない「ピルルク」にとって手札補充や破壊をしながら盤面を除去できるということは、リソースの節約になるのでとても強力。《TOO BADLY》のようなドローと手札破壊が可能なカードを使えば−8000ができるのに加え、先に紹介した《コードハート Vキューム》や《コードハート Dローン》といったシグニたちもそのまま打点になると考えるとかなり頼もしく感じます。
似たような効果のアーツに《デッドリー・ポータル》がありますが、こちらはリフレッシュされた後の出力が低くなるという弱点があったり、回収とマイナス効果のタイミングをずらせないといった点で、差別化されていると思います。
ここまで、《ロストコード・ピルルク》からグロウする前提で書いていきましたが、ピルルクは自動効果を持ってるレベル3が《コード・ピルルク・xi》《アロス・ピルルク MIRA》など多く、回収効果も青シグニと広いので、《ロストコード・ピルルク》以外のピルルクでの採用もおもしろいと思います。
かなり使いやすい効果を持った《ロストコード・ピルルク X》。リソースと打点を両立し、安定した火力の出せる手札破壊デッキとして、地位を確立したいですね。
攻防一体のパワーパンプをさらに強化! 緑子レベル4
現在も上位になるほど活躍してる「緑子」。そのレベル4も見ていきましょう
今回もパワーパンプ効果全開で登場。
出現時で盤面形成と打点を補助ができており、攻めることが大切な「緑子」にとってはありがたい効果になっています。《讃型 緑姫》のゲーム1を使っていると考えると、エナに残すカードと手札に加えるカードをしっかり考えて使う必要があることでしょう。
また、場に出すカードの制約が《讃型 緑姫》に続き軽いので、緑らしいエナゾーンを駆使した戦い方が可能。加えて、【Sランサー】の付与は、エナから場に出したシグニ以外でもいいため、高パワーでシグニが残りやすい「緑子」の特徴にマッチしています。少し変わった着眼点ですが、【Sランサー】を付与してるので、《幻獣神 ヤマアラシ》の効果を助けているのもおもしろいです。
ゲーム1効果はすべてのシグニにパワーパンプと条件付きの【シャドウ】を付与します。<地獣>シグニは自身のパワーが非常に大事なのでこのパワーパンプは非常に強力。《讃型 緑姫》から継承された自動効果のバニッシュ範囲も大きく広がるので、とても助かることでしょう。《幻獣 テングザル》のようなパワーパンプがそのままゲームエンドに持っていけるシグニとの相性が良く、今まで微妙にキツかった【アサシン】付与も現実的なラインになりました。
【シャドウ】付与の方は、一見すると防御効果のように見えますが、シグニのライフバーストを無効化するという攻めの側面も持っています。シグニでしっかり点数を刻む必要がある「緑子」にとってこのようなライフバーストをケアできる効果は、ゲーム展開を縮める助けになるでしょう。勿論、【シャドウ】による盤面強度で相手の攻撃に耐えることも可能。レベル2や3の段階から、盤面のシグニパワーを高くできる緑子にとって盤面強度をさらに強化できるのはとても強力。特に、マイナスやパワー以下バニッシュ、シグニ効果をメインにしているデッキにとってはかなり有効に働きます。シグニたちが強固になるほど、《守破離》や《加持祈禱》といったルリグダメージを防げる緑アーツが活躍できるので、採用候補に上がってくることでしょう。
また、効果の対象に条件が無いため《大幻蟲 ベル・クリケット》のような盤面に残ってると嫌らしいシグニにパワーパンプと【シャドウ】を付けたり、《轟炎 フレイスロ団長》の効果でクラッシュしたライフバーストを無効化するという事もできるので、頭の片隅に記憶しておく役に立つかもしれません。
テクニカルな効果で登場した《熾型心 緑姫》。高パワーなシグニ盤面を綺麗に作成し、時にはアーツを貫通してゲームを有利に進めていきたいですね。
派手な効果を持って登場!相手に苦渋の選択を迫るレベル4ウリス
RECOLLECT組ラストになります。黒のレベル4ウリスに注目していきましょう。
とても派手なゲーム1効果を持って登場した《死界の閻魔 ウリス》。
出現時効果はガードを持たないシグニ2枚を回収という、使いやすい効果。《凶魔姫 アンナ・ミラージュ》を始めとする悪魔が場のシグニをトラッシュに送るので、純粋にシグニを増やせるこの効果は使いやすいことでしょう。《凶魔姫 ハデス》といったトラッシュに送られた時に発動する効果を持つシグニを回収しても強いですし、悪魔以外のカードを採用して、ここで拾うということもできます。
《挟界の閻魔 ウリス》からグロウしてるのであれば、継承された自動効果も含めてかなり広い盤面を作ることができます。
そして、目を引くゲーム1能力のデザイア。
シグニ1枚をコストに相手のリソースか盤面を除去する能力。相手が選択するとはいえ、リソースを削ることが難しかった《挟界の閻魔 ウリス》にとって、貴重な効果になっています。防御手段がほぼ無くなる関係で、相手がエナを選択することは少ないと思うので、盤面か手札をトラッシュに送られた時を考えて構築するのが無難かもしれません。
《挟界の閻魔 ウリス》からグロウしていた場合、相手がデザイアで選択した処理後に継承された自動効果の処理を行なうので、手札かエナを選択した場合は《凶魔姫 アンナ・ミラージュ》のようなアタッカー。シグニをすべてトラッシュに送った場合は、《凶魔姫 ハデス》や《聖魔姫 アリオーシュ》、《聖魔 サキュ》のような壁になるシグニを出すなど、後出しで対応できるという強みがあります。また、打点をこのルリグで補えるので、盤面を硬くするという戦術が今までよりやりやすくなるでしょう。
回収できる範囲の広さと、相手のリソースに干渉できる能力でかなり多くのプランを作れるルリグ。しかし、ゲーム1が相手依存のため、相手の動きに合わせたプランをどれぐらい用意できるかが問われる、なかなかに構築を考えさせられるカードだと思います。
いろんな戦術が選べる黒らしい効果であるうえに、がっちりハマればかなり強力に働くので、たくさん試行錯誤してデッキを作ってみて下さい。
おわりに
長々と書いていきましたが、これにて今回の講義を終わらせたいと思います。
RECOLLECT組だけでも、効果が満載ですでにいろいろとやってみたいことを考えてるセレクターも多いことでしょう。
もちろん、ここでRECOLLECT組を紹介してきたのですから、他のルリグたちも紹介する流れなのは言うまでもありません。
ぜひ、今後のアカデミーもチェックしてみて下さい!
それではまたどこかで会いましょう。
以上ウルズのアカデミーでした。