【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミーアカデミー講師の「REVERSAL SELECTOR」注目カードレビュー!!
はじめに
みなさんこんにちは。今週もウィクロスアカデミーのお時間がやってまいりました。
リメンバ、エルドラ、アン、アルフォウに加え、ちよりの参戦でも大注目の「REVERSAL SELECTOR」が、いよいよ来週10月12日(土)に発売されます!
新キーワード能力【マジックボックス】や、追加されるアーツ、ピースはこの先の環境をどのように定義していくのでしょうか!?
本日の講義は、「REVERSAL SELECTOR」全カード公開を受けて、恒例のアカデミー講師陣による本セットの注目カードレビューをお届けします!
講師陣は新たなカードで環境がどうなると読んだのでしょうか? ぜひ御覧ください!
ウルシハ講師が注目するカード
注目カード①
今弾で各色に登場する、リコレクト達成で大型防御が可能なアーツの緑担当。
コスト軽減にはデッキの主力となるであろうパワー10000以上のシグニを捨てる必要があるため悩ましいところですが、エナを伸ばすことに長けた緑ならコスト軽減を無理に狙う必要はないため、エナと手札の両方を絞ってくる相手でもなければ安定した発動が期待できます。
そしてこのカードの最大のセールスポイントは、防御としての信用の高さです。変則的な赤を除けば、「能力付与耐性」「ダウン耐性」「高パワー」による貫通の恐れがある今弾の他LRアーツと比較して、「アタックするたび無効」という防御方法のために《インフィニット・フォース》の連続攻撃すら無力化することができます。
アタック自体はさせてしまうことが弱みではありますが、《加持祈禱》などですでに通った道なのでそれほど気になることもないはずです。
素のコストも低めに設定されているので、緑デッキにはすんなり収まって防御力を底上げしてくれることでしょう。
注目カード②
新ギミック【マジックボックス】を扱うシグニの1枚。
《小罠 カサマワシ》など他のカードが手札を消費して【マジックボックス】を設置するのに対し、このシグニはエナのみで設置できるのが大きなアイデンティティとなります。メインデッキのエナ消費がほとんどないため気兼ねなく使っていくことができ、【マジックボックス】をどれだけ設置できるかでデッキのパワーが左右される「ちより」にとって生命線とも言えるシグニ。
「ライフバーストを持つ」「<トリック>のシグニ」であるため各カードが参照する条件をすべて満たすことも含め、ちよりデッキを組むならまず間違いなく4枚採用となるでしょう。
注目カード③
なぜか3弾連続で強化がきている<悪魔>からこちらのシグニをピックアップ(ほんとになんで?)。
だんだん珍しくなくなってきたレベル1で相手のデッキを削ることができるシグニですが、《ダーク・マイアズマ》のようなカードを使わずにリフレッシュを狙う場合、1ターン目から削りを行なえるこのシグニの役割はかなり大きいです。特に「アルフォウ」は現実的に2度リフレッシュに入れることも視野に入りますが、その際にも大きく貢献するでしょう。また、地味ながら発動が任意なのも嬉しいところです。
前弾までのルリグだと、ゲーム1との兼ね合いで「るう子」との相性はよくありませんが、後半場に立てておきたいシグニが多い「ウリス」にとっては、《凶魔姫 メツメ》が担っていた役割を前倒しできるようになるため嬉しい強化となっています。
ウルシハ講師の一押しカード
《羅婚石 ダイヤブライド》《幻竜姫 オロチ》など、相手のエナを複数回にわたって破壊できる大型シグニの流れを汲む、<龍獣>の追加カードです。
性能としては上記の2種をかけ合わせた感じですが、エナ破壊の効率に限ればいいとこ取りをしていると言えます。
バトルで突破する以外だと全体能力無効、全体除去くらいしか被害を抑えることはできず、出された側からすると動きを鈍らされることは必至。
クラス相性の良い「遊月」の現在主流なデッキ構成だと、競合相手は《幻竜姫 オロチ》……と見せかけて同じライフバースト枠の《コードハート リメンバ//メモリア》になるでしょうか。場持ちの良さはあちらに分がありますが、こちらはよりアクティブにエナを削りにいけることと、<龍獣>であるために《熾炎舞 遊月・参》の能力を受けられることがメリットになります。コントロールとアグロ、どちらに寄せるかで住み分けするポジションになりそうです。
ウルズ講師が注目するカード
注目カード①
最近は《大幻蟲 ベル・クリケット》が存在するから、パワー10000なら効果が強くても大丈夫だろう。そう思われているのかと疑うほどに強力なシグニ。
自己完結されたその効果から、盤面に存在するだけでかなりの圧を相手に与えていきます。【ランサー】や【アサシン】を主軸に戦うデッキやアタック時トリガー効果が多いデッキにおいては、何かしらの対策札が必要になるでしょう。
また、ルリグに干渉するので、「あきら」や「タマ」といったルリグアタックが強力なルリグに嫌がらせができるのはもちろん。《セイクリッド・フォース》といった【ルリグバリア】を展開できるカードを採用し、【ルリグバリア】+《聖魔姫 アリオーシュ》という布陣を作るのもおもしろい気がします。
悪魔を軸にするルリグが多い事もあり、このカードを目にする機会は多いかもしれません。
注目カード②
各種族に配られてるアーツからピックアップ。
皆さん、この種類のアーツを使用した時にこんなことがあったりしませんか?
「5枚中に《サーバント #》が2枚。しかも好きな順に下へ送ってしまう……」読むだけでも絶望感がスゴいですね。しかしこのカードは、残りを上か下かを選べるため、先に書いた絶望的な状況も何とかできたりします。
デッキトップを参照する<宇宙>シグニのサポートとして考えられた効果ですが、これによって「リメンバ」は序盤から高い安定性が期待できるかもしれません。
このアーツと《占星術の巫女 リメンバ・ドウン》のトップ固定能力もあって、レベル指定がある<宇宙>軸のシグニたちでも安定してゲームを進行できることでしょう。
注目カード③
<美巧>シグニの貴重な打点カードも外せません。
【シャドウ】やパワーパンプで耐久性に自信がある<美巧>において、貴重な打点であることでも評価が高いのですが、注目すべきは自身もパワーパンプを持ってるところ。
パワー10000のシグニをレベル2以下のシグニでバニッシュするのはとても大変。さらに、レベル3にグロウした後でも《翠美姫 スイボク》による【シャドウ(レベル3以上のシグニ)】が付与されるので、《回想の階層 アン=サード》で大切な場持ちの良さをしっかり満たしてるシグニです。
また、除去効果も起動効果のために、残っていれば打点として働くのも優秀。点数を取りたいけど、盤面強度も下げたくないという願望をしっかり実現したシグニになっています。
来期は「アン」の盤面をどれだけ突破できるかも、デッキ構築の基準になることでしょう。
ウルズ講師の一押しカード
ついに2枚手札破壊が汎用シグニにまで来たかと思ったカードをピックアップ。
手札破壊をすると、ダメージを与えることができないものの、効果にレベル以外の指定が無いことに加え、《コードハート Dローン》のように2枚手札破壊するためにスペルが必要ということもなく、この汎用性はやはり無視できないところ。場から消えてしまうので、毎ターンこのカードで手札破壊をするのは難しいですが、デッキの中に手札破壊カードが戻ると考えればそこまで悪くないかもしれません。
また、レベル2以下を場に出す効果は自分のターン指定がないので、場合によっては相手のアタック時効果のシグニに対して防御にもなれるのも優秀。
効果の関係で盤面に相手シグニが残るので、《希望の後先 ミカエラ》や《共宴の巫女 リメンバ・ディナー》といった、残ったシグニを除去or無力化できるルリグと組み合わせてみるのもおもしろいのではないでしょうか。