【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミー「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」直前!!!loth環境と次の環境の予習
こんにちは、ルの人です。ウィクロスアカデミーの時間です。
いよいよ来週末、「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」が秋葉原と神戸・三宮で開催されます。
ハイパーですよハイパー!
久々のチーム戦ということもあり、多くのプレイヤーが注目していることでしょう。
というわけで今回のアカデミーは「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」に向け、環境とメタゲームの移り変わりについてお話していきます。
大会直前ですが、直前までデッキを調整される皆様の一助になれば幸いです。
「ディーヴァグランプリ2024SUMMER」前の環境
7月に発売された「loth SELECTOR」発売直後で特に注目されていたのは、当然《参式 一衣》でしょう。
レベル3以降はエナの<植物>シグニを支払う事で代わりにガードができ、ゲーム1「本当の気持ち」による強力な手札破壊という目新しい能力があるため、多くのプレイヤーが注目していました。
事実「ディーヴァグランプリ2024SUMMER」では堂々の使用率トップの優勝ルリグとなりましたね。
そんなGPの王ともいえる「ひとえ」は、どんなデッキなのかを見ていきましょう。
「ひとえ」のメイン火力兼防御の要になるパートナーシグニ。
エナさえあれば1体で複数面開けられる能力の高さもさることながら、レベル2以上の<植物>シグニが場を離れた際にエナからレベル1の<植物>シグニを出せる防御能力も強力です。
場に出されたレベル1も除去しなければ面要求にならず、苦しめられたセレクターは多いことでしょう。
序盤に《羅植 イケバナ》や《羅植 ボンサイ》によってエナ加速をすることで、《羅植姫 ジャックビーンズ》の攻撃用のエナを工面しつつ、防御用のレベル1<植物>シグニを用意できます。
そのため攻守合わせると要求エナが多そうに見えますが、安定してアーツや自身のガード用のエナも支払えます。
そして環境の研究が進むにつれ、ミラーマッチや「あきら」を想定した対策札が採用されるようになりました。
《ダーク・マイアズマ》はどの効果も強力ですが、「ひとえ」では主に10枚落とし効果と、トラッシュからセンタールリグと共通する色を持つシグニを手札に加える効果が使われています。
10枚落としによるリフレッシュダメージに加え、トラッシュから《羅植姫 ジャックビーンズ》などの強力なレベル3シグニを回収することで、先述したルリグへの対応力が上がりました。
そして《大幻蟲 ベル・クリケット》は、アタックフェイズ開始時にパワー10000以下のシグニの能力をすべて失わせることができるので非常に優秀です。
《羅植姫 ジャックビーンズ》やあきらの《参ノ遊姫 ボールペンマワシ》の正面に配置すると、耐性を無効化して除去することができます。
このようにさまざまな構築が研究され「ディーヴァグランプリ2024SUMMER」では、使用率1位ならびに優勝の座をつかみ取りました。
「ディーヴァグランプリ2024SUMMER」後の環境
GP前後から頭角を現すようになっていたのが、手札全破壊《あきら☆らっきー》です。
《チャージ・エンハンス》、《スノー・サークル》及び《コードアンチ マドカ//メモリア》、そして《RANDOM BAD》または《TOO BADLY》の組み合わせによって先攻1ターン目に手札をすべて破壊することが可能になりました。
ゲーム序盤に手札をすべて失ってしまうと、《コードアート Sイハンキ》のような手札をコストとするシグニの能力が使いにくくなり、攻めづらくなります。
その後も《弍ノ遊 ミズフウセン》や《あきら☆らっきー》の能力で常に手札破壊を継続できます。
さらにパートナーシグニである《参ノ遊姫 ボールペンマワシ》によって、アニメのあきらのように積極的に攻めることができるのも魅力です。
自身がアタックしたときに他の<遊具>のシグニをデッキの一番下に置くことで、相手のシグニのパワーを-12000します。
シグニゾーンが空になりますが、自身のもう1つの能力で手札からレベル2以下の<遊具>のシグニをダウン状態で場に出すことができます。
《弍ノ遊 ミズデッポウ》は《あきら☆らっきー》のルリグアタック時能力のコストとして支払うと、レベル1の<遊具>シグニを手札から出せるので、シグニゾーンを空にしてターンを返すことがなくなります。
《弍ノ遊 ミズフウセン》も《弍ノ遊 ミズデッポウ》と近い能力を持ちますが、自身のターン終了時に効果で場に出ていた場合1ドローか相手の手札を1枚捨てさせる能力を持っているため、積極的に使われています。
《デッドリー・ポータル》は、先ほど解説したデッキによく採用されています。
少ないコストで相手のシグニのパワーを減らしつつ《参ノ遊姫 ボールペンマワシ》を場に出せるため、手札の消費が激しいあきらと相性が良いです。
しかし最近は手札全破壊《あきら☆らっきー》よりも、防御をしっかり構えつつ戦う青黒《あきら☆らっきー》が流行しています
青黒《あきら☆らっきー》は、手札全破壊《あきら☆らっきー》と違い<遊具>シグニの採用枚数が増えており、手札破壊できるカードの採用を抑えています。
代わりに《ダーク・マイアズマ》によるデッキ破壊のリフレッシュダメージと、手札に足りていない<遊具>シグニをトラッシュから回収することで《参ノ遊姫 ボールペンマワシ》の場に出す能力を使いやすくしています。
手札全破壊《あきら☆らっきー》が採用している《スノー・サークル》が、青黒《あきら☆らっきー》では《アズール・ウィッシュ》になることで、防御できる回数が増えたデッキへ変化しました。
青黒《あきら☆らっきー》は特に「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」で、対戦することが予測されるので警戒しましょう。
「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」は3すくみ環境!?
9月に行なわれたセレモニーで、多くの優勝・入賞があったのはこの3ルリグです。
どれも強力なルリグですが、メタゲーム込みで考えると3すくみの関係になっています。
このような関係になっている理由を今から解説していきます。
なぜひとえはピルルクに有利なのか
「ひとえ」は前述したように自分でエナを増やす能力に長けているため、《コードアート Cヤンデリア》のようなエナを与えない白のシグニを使われた場合でも、対戦を有利に進めることができます。
一方《荘厳の絶火》や《ダーク・マイアズマ》のような赤や黒のカードを多く採用した火力型ピルルクの場合でも、《羅植姫 ジャックビーンズ》が攻撃を阻むため「ひとえ」が押し切る展開が多いです。
また最終ターンでは、「ひとえ」のゲーム1能力「本当の気持ち」によって、ピルルクの持っているサーバントをエナゾーンに送り、ルリグアタックも含めることで防御しきれない状況を作ります。
そのため「ひとえ」が、有利と言われています。
なぜピルルクはあきらに有利なのか?
有利と言われる一番の理由は、《ロストコード・ピルルク》が《あきら☆らっきー》よりも手札補給及び破壊能力が高いことにあります。
特に《参ノ遊姫 ボールペンマワシ》のシグニを場に出す能力は、手札が無ければ意味を成しません。
さらにあきらのルリグアタック時の追加打点は、ピルルクが手札を3枚捨てることで対応されてしまいます。
ピルルクは、次のターンに《TROUBLE》を使用するだけで手札を簡単に補充できるため、有利と言われています。
なぜあきらはひとえに有利なのか?
注目すべきは《あきら☆らっきー》の持つルリグアタック時の追加打点です。
「ひとえ」は手札を温存して戦うことが難しいため、追加打点で要求される3枚の手札をほぼ支払えずダメージを受けてしまいます。
そして、それを何度もライフクロスで受けれるほど《あきら☆らっきー》は優しくありません。
「あきら」は《ダーク・マイアズマ》によるリフレッシュダメージに加え、《参ノ遊姫 ボールペンマワシ》と《壱ノ遊 フウリン》を合わせて《羅植姫 ジャックビーンズ》の能力で出たレベル1シグニを除去してライフクロスを削ります。
そして「ひとえ」のライフクロスが0枚になると《加持祈禱》でしか基本的にあきらの追加打点を受けることができなくなるため、あきらが有利と言われています。
この環境を踏まえて上記3ルリグの誰かを極めるも良し、対策を練ったお気に入りのルリグと戦うも良し。
私としては<地獣>のシグニが多く採用された《轟炎 花代・爾転》や、《煌々!!ガブリエラ》を採用し、手札に加えエナにも圧をかけるMIX構築の<解放派>エルドラの活躍に注目しています。
初期から二転三転した、環境総決算にふさわしい熱いバトルが繰り広げられることでしょう。
神戸三宮の「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」では私「ルの人」も出場します、会場で皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
REVERSAL SELECTORで環境はどう動くか?
さて、話は変わりますが「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」の翌週には、新弾「REVERSAL SELECTOR」が発売されます。
皆さん予約されましたか? 今回はキャラとして人気の高いルリグが多く収録されているので、発売が待ち遠しいセレクターも多いことでしょう。
そんな「REVERSAL SELECTOR」から、環境に影響を与えそうなカードを予想を交えて紹介していきます。
《占星術の巫女 リメンバ・ドウン》のパートナーシグニである《羅星姫 ホロスコープ》は、相手のシグニのレベルを-1する能力を持ちます。
そのためレベル2以下のシグニを手札に戻す能力と組み合わせることで、レベル3のシグニも除去することができます。
ちなみに「ひとえ」と対面する際は、レベル2の<植物>シグニのレベルを-1すると《羅植姫 ジャックビーンズ》の場に出す能力の対象外となるため、ぜひ覚えておきましょう。
今回新しく実装されるリミット増加アーツです。
注目すべきは自身の手札が3枚以下であるかぎり、相手のルリグによってダメージを受けない効果です。
これは「あきら」の追加打点にも有効なのでルリグアタックも含め2点ぶんのダメージを防いでいることになります。
また「ひとえ」は毎ターン能力によってガードができるため、あえてルリグアタックを放棄しカードを2枚引くかエナチャージ2をする選択肢もあります。
上記の効果とリミット+1の恩恵を活かして、強力なシグニで攻めていきましょう!
ルリグトラッシュにアーツが4枚以上なければ能力を持ちませんが、相手のすべてのシグニをダウンすることができる強力なアーツです。
「ひとえ」のようにすべてのシグニで攻めるデッキには、とても有効な1枚と言えるでしょう。
使用するには青5コストかかってしまいますが、手札から青のカードを捨てることで青2コストまで下げることができます。
《エルドラ×マークⅢ BURST》をはじめとした手札に余裕がある青ルリグには、ぜひ採用したいですね。
相手の能力によってエナや手札、デッキからカードがトラッシュに置かれた際にそのうち1枚を手札かエナに変換できます。
この能力は回数の制限がないため、エナや手札、デッキ破壊を躊躇わせることができ相手の行動の阻害が可能です。
「あきら」や「ピルルク」は手札破壊を多用してくるので、これからの環境でも採用される1枚になることでしょう。
効果は《デーモン・サークル》と似ていますが《ブーケ・メイキング》は、相手のデッキからカードをトラッシュに置ける点が魅力です。
また<悪魔>シグニを1体まで場に出すのも変化点です。
ここで《聖魔 プルソン》を場に出すと、その後のトラッシュに置く効果で相手のすべてのシグニは能力を失います。
《羅植姫 ジャックビーンズ》や《参ノ遊姫 ボールペンマワシ》を始めとした厄介なシグニの対処がしやすくなるため、<悪魔>をメインにしたデッキで使いたい1枚になります。
おわりに
というわけで「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」に向けたloth環境の振り返りと次環境の予習でした。
今回紹介したルリグ以外も十分な可能性を持っているので、大会結果が今から楽しみですね!
次環境ではどのようなデッキが活躍するのでしょうか? 今後の流れも合わせて注目していきましょう。
(キーンコーンカーンコーン)
おや、お時間のようです。
それではまた次回の更新で!