【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミーいよいよ来月発売!「REVERSAL SELECTOR」全ルリグ最速評価
ご挨拶
みなさま初めまして。このたびウィクロスアカデミー講師として新しく着任しました「ルの人」と申します。
まずは自己紹介を
普段は、愛知県で活動しており白窓の部屋「すいそ杯(@WIXOSSSosui)」の主催をしています。
最近ですと「夢限少女杯2023」に出場しました。
私が約4年前に『ウィクロス』を始めた頃に憧れた講師の方々とこうして肩を並べて情報を発信できること、とてもうれしく思います。
普段はカジュアル、時にはガチな『ウィクロス』をみなさまに届けられればと思いますので、今後ともよろしくお願いします!
(キーンコーンカーンコーン)
はい、というわけで今回は10月12日(土)発売の「REVERSAL SELECTOR」の新ルリグ5種すべての能力を解説します。
まだまだ未発表のカードが多く、あくまでファーストインプレッションではありますが、「こんな感じかな」や「どんな組み合わせが強そうかな」などを書いていきます。それではいきましょう!
①ちより─新能力マジックボックスで相手を翻弄!
まずは、ちよりから。
ルリグとしては初めての実装となるので、注目しているセレクターも多いのではないでしょうか?
新能力のマジックボックスは、オールスターのあーやが得意とする【トラップ】を彷彿とさせます。
《ちより 第三章》の自動能力では、【マジックボックス】を3枚まで表向きにした後、デッキの上からカードを3枚見た後に1枚まで【マジックボックス】として設置することができます。
「メインフェイズ開始時に自身の場にある中身がトリックのシグニである」という条件付きですが、ターン開始のドローをした後に手札を見てから必要なシグニを場に出せるのでとても強力です。
特に対戦相手が手札破壊をしてくる場合は、【マジックボックス】にあらかじめ次のターンで盤面に置きたいシグニを選べます。
そのため、どうしてもその都度欲しいシグニを揃えにくい赤のルリグにとっては嬉しい能力です。
ゲーム1の「ファンタジー」は、クラフトシグニの《転生したらレベル1のママ勇者だったけど無双してみた》を場に出します。
高い除去能力とパワーを兼ね備えた、攻守ともに優れたシグニです。
対戦相手のシグニをバニッシュするたびにレベル3までレベルが1ずつ上がります。そのため、レベル3時の効果の達成ができます。
起動能力のパワー以下バニッシュは、最初は10000以下、2回目は15000以下とほぼすべてのシグニが対象に取れます。
そのため、「ファンタジー」はパワー20000のシグニを盤面に置けて合計赤2エナで2体もシグニをバニッシュできる驚異的な能力といえます。
その名に恥じぬ無双っぷりですね。
そんなちよりのパートナーシグニは《大罠 バーニングチョリソー》です。
高いパワーとアタック時の【マジックボックス】を使った能力を持つトリッキーなシグニ。
アタック時の自動能力は、コストにした【マジックボックス】にバーストアイコンがあるなら対戦相手のシグニを除去し、バーストアイコンが無いならアタックを無効にして対戦相手に5エナ支払わないとダメージを与えるという非常に強力な能力をしています。
そして本来デメリットとなる出現時は、【マジックボックス】から飛び出すと発動せず場に出すことができるので覚えておきましょう!
すでに登場している<トリック>シグニにも《ちより 第三章》と相性の良いカードが多くいます。
《大罠 パントマイム》は、ちよりの「ファンタジー」で出すことのできる《転生したらレベル1のママ勇者だったけど無双してみた》や《大罠 バーニングチョリソー》を除去されないように【シャドウ】を付与できるので嬉しいです。
特に《転生したらレベル1のママ勇者だったけど無双してみた》に【シャドウ】を付与すると、そのまま対戦相手のターン終了時に1体シグニを安定して除外できます。
この能力により《聖天姫 エクシア》や《幻水姫 シィラ》など厄介な白シグニを相手のターン中に除去できるようになります。
今紹介した《大罠 パントマイム》は、セレモニーの9月から10月末までの賞品となっているので、ぜひ入手しておきたいですね!
《大罠 あや//ディソナ》は、《ちより 第三章》の自動能力で毎ターンデッキの一番下を固定できるので相性が良いかと思います。青のカードを多く採用して手札破壊をするのもおもしろそうです。
バトルで使う際は、場に伏せた【マジックボックス】を第2の手札のように扱い手札の潤沢さを武器に立ち回ることができると思います。
新弾の中でも特に注目されているであろうセンタールリグ。どんなデッキになるか今から楽しみです。
②アルフォウ─デッキ落とし能力がリソースに
新たな能力と花嫁衣装を身にまとい、ルリグとして参戦です。
《黒想の花嫁 アルフォウ》は自分のターンに、<悪魔>のシグニの能力によってデッキからカードが1枚以上トラッシュに置かれたとき、その能力でデッキから落ちたカードの中から1枚手札に加えるかエナに置けます。
今までは、デッキからカードを落として終わっていた効果がリソースになる強力な能力を持ちます。
ゲーム1能力「ジェラシー」は、使用したターンの間デッキからカードが1枚以上トラッシュに送られるたび、相手のシグニのパワーを-5000できます。そのため、夢の低コスト3体除去を狙える魅力的な能力に見えます。
この能力自体はデッキをを落とすプレイヤーやカードの種類を指定していないので、かなり発動しやすいです。
何かと必要になるデッキ落とし能力は、パートナーシグニの《凶魔姫 サユラギ》が持っています。
必要であれば、自身のトラッシュとマイナスの振れる範囲を増やしてかつ《黒想の花嫁 アルフォウ》の能力も使えるので嬉しいです。もしくは、対戦相手のデッキを落としに行けるのも良い所ですね。
そしてアタック時能力は、トラッシュの<悪魔>の枚数につき-1000と、トラッシュ次第では高パワーのシグニを《凶魔姫 サユラギ》1体だけで除去することができます。
そのため、毎ターン《凶魔姫 サユラギ》で攻めると対戦相手からすれば非常に厄介だと思います。ぜひ狙ってみましょう。
<悪魔>のシグニには非常に多くの選択肢がありますが、今回は《凶魔姫 サユラギ》と相性の良いシグニを紹介します。
相手によっては《凶魔姫 サユラギ》で攻めようとすると、《聖天姫 エクシア》や《幻水姫 シィラ》で止めようとしてくるでしょう。そこで《聖魔 プルソン》を使うと、シグニの能力をすべて失わせることができるので相性が良いです。
これを達成するためには、メインデッキに《凶魔姫 サユラギ》か《聖魔 プルソン》のどちらかを回収する効果が必要になります。
そんな都合のいいカードが……?
───あります。《凶魔姫 ウリス//メモリア》です。
《凶魔姫 ウリス//メモリア》は、1エナで選んだトラッシュの《凶魔姫 サユラギ》や《聖魔 プルソン》のような<悪魔>のシグニを手札に加えることができ、アタックフェイズ開始時効果ではトラッシュ枚数も調整できるため嬉しいです。
今回は《凶魔姫 サユラギ》と相性の良いシグニを紹介しましたが<悪魔>のシグニは非常にカードプールが広いので、ぜひいろいろ試してみてください。
③エルドラ― BURSTで手札を増やそう!
今回は<水獣>のシグニとともに参戦したエルドラ。何やら不穏なワードが名前の後ろについているので気になりますが、落ち着いて能力を見ていきましょう。
《エルドラ×マークⅢ BURST》のゲーム1能力「リクエスト」では、なんと自分のターンと次の相手ターンにすべての領域にあるカードは、コストがあるとはいえライフバーストを持つという驚異的な能力を持ちます。
そのため相手がシグニで果敢に攻め込んできても、もともとライフクロスにあるライフバーストと合わせて「リクエスト」のダウンバーストの圧がかかるので、非常に優秀な防御能力だと思います。
ただ、もちろんライフバーストを付与する以上はライフクロスが残っていなければいけない事だけは気にかけておきましょう。
そんなエルドラのパートナーシグニは、《幻闘水姫 ナマコズ》です。
先ほど紹介した「リクエスト」と相性が良いです。そして、手札をコストにした高い除去能力を持ちます。
「アタックフェイズ開始時にシグニ1体へ手札の<水獣>のシグニを捨ててその枚数につき-8000する。」というもので、エルドラと<水獣>のシグニなら手札の用意もしやすいため充分な活躍が見込めます。
何よりエナを一切使わずに相手のシグニを除去できるため、今まではシグニで使うエナが多く採用が難しかったアーツも採用できるようになるかと思います。
「REVERSAL SELECTOR」でついに登場したシグニ全ダウンアーツ。
使用コストこそ重く感じるものの《エルドラ×マークⅢ BURST》自身はエナを使用しないため、採用していいかと思います。
一緒に《アズール・ウィッシュ》を採用すると、《熾炎舞 遊月・参》のようなルリグが行なう苛烈なエナ破壊にも対応できるのではないでしょうか?
そして、毎ターン《幻闘水姫 ナマコズ》を盤面に送り出せるような構築にできると、守りを作りつつ攻め切れそうです。
最初《エルドラ×マークⅢ BURST》の名前を見たとき、ライフバーストに良い思い出がない私は「BURST……うっ頭が!」となりましたが、ドロ-手段が豊富であることに加えルリグデッキ以外での高い防御能力が見込めるので、これから公開される新規<水獣>シグニが楽しみです。
④リメンバ─占星術ですべてお見通し!
占星の巫女として新たな衣装を身にまとい、占い好きな一面が大きく込められた能力です。
メインフェイズ開始時に、デッキの上からカードを4枚確認した後<宇宙>のシグニを1枚手札に加えられる能力はとても嬉しいです。
その後見たカードはデッキの一番下へいかず一番上へ戻すので、デッキの上から三番目まで何があるか知ることができます。
デッキを組む時は、この能力を生かせるとうまく纏まるのではないでしょうか?
ゲーム1能力「アストロジ」は、デッキの一番上を裏向きでルリグゾーンに置き次の対戦相手アタックフェイズに公開しそのカードと同じレベルのシグニでアタックできないようにします。
最初この効果を見たときは、相手からすれば「ゾーンに置いたシグニのレベルは3だろうからそれ以外で攻めよう」と攻めるシグニのレベルを最終的に変えられて無視されるんじゃ? とも考えましたが、それを見越して相手がレベルの低いシグニを盤面に出すのであれば、防御と次のターンの攻めが簡単になるので嬉しいですね。
パートナーシグニの《羅星姫 ホロスコープ》は、そんな対戦相手の考えを「占星術でわかっていた」と言わんばかりの効果をしています。
最も目を引くのは、レベル2以上のシグニを対象としレベルを1下げる効果でしょう。
特に自身のシグニのレベルを下げられることやレベル2のシグニがレベル1になるのは、とても魅力的といえます。
最初見たときはアタック時能力のためにあるのかなと思いましたが、別の使い方もあったので今回はそちらを紹介していきます。
《羅星姫 ミュウ//メモリア》は、相手のシグニのレベルを参照してバニッシュするため《羅星姫 ホロスコープ》でレベルを下げると、本来よりも必要なレベル1の枚数が少なくなるので相性が良いと思います。
出現時能力で《羅星 サシェ//メモリア》のようなシグニを手札に加えられるのも小回りが利いて良さそうです。
占星術を思わせるオシャレかつ強力な能力を持っているので、とてもリメンバらしさを感じる良い能力だと感じました。
⑤アン─鉄壁の防御で相手のシグニを吹き飛ばせ!
さて、あえてアンは最後にしました。なんで最後にしたかって? ルの人は、緑ルリグが好きだからね!
ということで《回想の階層 アン=サード》について紹介していきます。
メインフェイズ開始時に場の<美巧>を手札に戻すことで、戻したシグニのレベル以下のシグニをエナゾーンへ送ることができます。
なんと0コストです。見たときは本当におどろきました。
実用的な例を上げると、《アビス・ノスタルジア》でバニッシュされない場所にシグニを蘇生して防御した後に、次のターンはアンの自動能力で攻めるという流れは無駄がなくて良いと思いました。
ゲーム1能力の「アイディール」は、「【ルリグバリア】を得た後にシグニ全体のパワーを対戦相手のターン終了時まで+3000する」という守りに特化した能力を持ちます。
【ルリグバリア】を得ておまけのようについてくる全体パワー+3000がとても嬉しいです。
そんなアンのパートナーシグニは強力な耐性を持つ《翠美姫 スイボク》です。
まず目につくのは、場にある<美巧>のシグニすべてに【シャドウ(レベル3以上のシグニ)】を付与するという相手が対策をしていなけば攻められない強力な能力です。
そして自動能力のルリグアタック時は、対戦相手のターンにも発動するので最大2エナチャージが可能となり優秀です。
現行の<美巧>はカードプールが非常に狭いため、恐らく今回の弾で登場する<美巧>シグニでデッキを作ることになるでしょう。
既存の<美巧>では《翠美姫 コンテンポラ》が《翠美姫 スイボク》と一緒に盤面に出したいシグニになりそうだなと思っています。
《翠美姫 スイボク》の【シャドウ(レベル3以上のシグニ)】と合わせるとレベル1と2の【シャドウ】を得られるため、鉄壁の防御を作れます。
また、現在開催中のイベント全般で《凶美 スミエ》を貰えるので、まだ手に入れてない方はぜひ手に入れておきましょう!
デッキを作る時は《凶美 スミエ》や《凶美 アルフォウ//メモリア》などを採用し、《ダーク・マイアズマ》でアン自身の攻め方を別で持たせてあげると良いなとも感じました。
堅実に盤面を固めつつ自身のエナを伸ばして戦えそうなので、かなり期待しています。私はぜひ使いたいです。
まとめ
というわけで新ルリグ5種とパートナーシグニのファーストインプレッションでした。
新能力を持つちよりが個人的には気になります。【マジックボックス】とてもおもしろそうです。
次環境はパワーよりもレベルを参照した除去の方が輝けるのかもしれませんね。種族に焦点を当てた能力が多いです。
組みたいルリグがいる方は、今のうちに「お前、やれるか?」と注目されそうなシグニを手に入れておきましょう!
今回の講義で少しでも新ルリグに対する理解が深まれば嬉しいです。
改めてになりますが、これからよろしくお願いします!
(キーンコーンカーンコーン)
では、本日はここまで。
また次回の更新でお会いしましょう!