【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミーリミット上昇アーツがついに登場!このアーツ“達”の強さを徹底解説!!
皆さんお久しぶりです。
大阪GPで予選17位芸人をした男、ウルズです。
毎シーズンこのパターンを起こしてる気が……次こそは、次こそは……。
さて、私の悲しい思い出はこれぐらいにして、今回の講義はいつものとは異なり、大阪GPで発表された新弾アーツ《ブルー・オーバードライブ》。その注目すべきリミット増加能力でどのような戦術が取れるのか! ということについて、注目していくのが今回の講義となっております。
このリミット増加能力、考えてみるとなかなかに味がある効果になっていまして、おもしろいことができそうな気がしています。
おもしろいとはどういうことなのか?それをこれから書いていきたいと思います!
では、本編いってみましょう。
リミット増加で大きく変わるレベル3、レベル2の戦術
文章の経験値を論文で積み重ねたウルズは、結論から先に書く癖があります。
なので、今回も結論から書きましょう。
リミット増加を駆使する戦術は大きく2つ。
㈰レベル3でのリミット9戦術
これは、リミットアッパーと《ブルー・オーバードライブ》で、リミット9+ルリグへの効果付与を使用していくパターン。
ディーヴァにおいて、強力なレベル3シグニを複数並べられるという明確な強みがあります。
㈪レベル2でのリミット6戦術
実はこのパターンでの使い方も結構強かったりします。
アシスト環境で時折見られた、序盤からレベル2シグニを3体並べて盤面を強固にしていく戦術。リミットアッパーの関係でアーツ構築ではできなかったこの戦術を《ブルー・オーバードライブ》が可能にしました。
大きく分けてこの2パターンが考えられると思います。
そして、ここからはそれぞれの戦術がどのように強力なのかを、解説していきたいと思います。
レベル3シグニを大量に並べて差をつけるリミット9戦術
まず始めにリミット9戦術について。
ディーヴァにおいて、レベル3シグニはとても強力な効果をもっています。それを3体も並べられるというだけでも、最初の強さは伝わると思います。
もちろん、過去にもこの戦術は採用されていました。特に、リミット9にできるアシストルリグ《ゆかゆか☆ぴーひゃら》を使用し、《羅原姫 H2O》や《聖天姫 アークゲイン》といった強力なシグニを並べて、リソース差と盤面の耐久性で戦った通称【笛デウス】。ピース《D-(A)LIVE!!》を使用して、《夢限紅天姫 ゼウシアス》や《幻水神 ホタルイカ》といった盤面で、リソース差や盤面強度で戦った【アザエラ】。このようなデッキ達がリミット9のターンを作る戦術を採用し、環境で活躍していました。
レベル3シグニのパワーによる盤面強度と能力の高さを武器にする強さは、環境でその戦術を使うデッキが活躍していたことからもさらに伝わることでしょう。
今回のアーツによって、このような戦術を今後のアーツ構築でも行なうことができます。例をあげると、《月日の巫女 タマヨリヒメ》で《大装 エナジェ》や《大装 ツルマル》を並べてリソースと強靭な盤面で制圧するのも強力でしょう。
過去のデッキ達のように使ってくれと言わんばかりにSPS交換景品になった《羅原姫 H2O》を原子軸のデッキで並べ、盤面とリソースで勝負をするのもよさそうです。
また、同じ弾に収録される《黒想の花嫁 アルフォウ》でジェラシーを使用。その後《凶魔姫 サユラギ》を3体並べて、大量のデッキ削りとマイナスをばら撒いてみるのもおもしろいでしょう。
守りのパターンでは、これまた同じ弾に収録される《ちより 第三章》でレベル3になった《転生したらレベル1のママ勇者だったけど無双してみた》《大罠 バーニングチョリソー》《大罠 パントマイム》という盤面を作成。
パワー15000のシグニ2面+シャドウ付与という赤とは思えない盤面を構えつつ、《転生したらレベル1のママ勇者だったけど無双してみた》を守って、エンド時の効果を使っていくというのも強力だと思います。
パワーの高いシグニ達を並べて派手に攻めたり、強力な盤面を形成し、ゲームの主導権を掴んでそのまま勝利する。そんなデッキ達が大会環境に出てくることになるかもしれません。
序盤からライフクロスを守るレベル2リミット6戦術
続いて、レベル2でのリミット6戦術について。
この戦術はアーツが出る前の環境で主に《白夜の使者 サシェ・モティエ》や《白洲アズサ[intulit mortem]》が使っていた戦術で、《マキナリペア》といったメインでグロウしやすいレベル2アシストルリグでリミットを6にし、序盤から硬いレベル2シグニを並べてライフクロスを守って、じっくりゲームを進めていく戦術でした。
この戦術は序盤から相手に点数を取る難易度を大きく上げ、攻めに大きなリスクを与えることができます。また、エナを与えない攻めやエナの課税効果、硬いシグニの盤面を作って戦うルリグほどライフクロスを多く残してレベル3を迎えることで、かなり有利にゲームを進める事ができます。
しかしながら、アーツ構築ではリミットアッパーの関係でこの戦術が難しくなっていました。ですが、そんなところに《ブルー・オーバードライブ》が登場。これからはアーツ構築でもレベル2リミット6戦術が可能になります。
レベル1シグニとレベル2シグニでは耐久性や、能力の高さが異なり、盤面の強さが大きく変わります。また、序盤からライフクロスを守りたいデッキで盤面の弱点となっていたレベル1を出さなくて済むのはかなり強いのではないでしょうか。
既存のアーツデッキだと、白デッキで《中装 ライジョー》と《中装 フランベル》を並べて、パワーの高いシュート盤面を作ったり、《満月の使徒 小湊るう子》で《聖魔 セーレ》といったパワーの高いレベル2を並べて除去にリソースを使わせていくのも良いでしょう。
レベル2でライフクロスを守り、レベル3以降は相手がリソースを消費してがんばって作った点数要求をアーツで細かく守って息切れを狙う。そんな戦術はなかなかに強力そうです。
この硬い盤面に加えて、《ブルー・オーバードライブ》のダメージ無効効果が加わるので、序盤の硬さはかなりのものでしょう。もしかしたら、序盤から三面要求を互いにする環境ではなくなるかもしれません。
また、リミット6戦術を行なうと、ゲーム中に盤面に出すレベル1シグニがかなり少なくなります。これにより、下級シグニの採用数やエンハンス系のアーツ選択など、デッキ構築の幅が広くなり、さまざまな種類のデッキが出てくるのではないでしょうか。
おわりに?
本講義も終わりに近づいてきましたが、「リミットを上げる強さはわかるけど、1ターンだけだし……」とか「結局1種類だけだしなぁ……」という思いがあることでしょう。
まぁ、待ってください。タイトルに“達”って書いてあるのに1枚のアーツしか書いてませんよね。
そんな皆様に公開するのはこのアーツ。
リミット増加アーツのおかわりが来ちゃった。
このアーツは《ブルー・オーバードライブ》と違って防御能力がない代わりにアタックフェイズにルリグがアップするので、起動効果を無理なく使うことができます。
起動効果でレベルの高いシグニを手札に加え、上がったリミットを活かして並べるという綺麗な動きが可能。先に書いた《月日の巫女 タマヨリヒメ》は特に相性が良いのではないでしょうか。
また、意図してないところかもしれませんが、凍結されていたルリグをアップさせる珍しいアーツでもあります。
そして2種類目の登場により、リミット6とリミット9の戦術を両方組み込めたり、今までなかった2ターン連続リミット9戦術も爆誕。
きっと皆さんの心の中では「これをやってみたい」「あれをやってみたい」という思いがたくさんある事でしょう。
その思いを新カードを使って次の環境で、ぜひとも存分に試してみてください。
それに、まだ新カード紹介は始まったばかりです。どんなアーツやシグニが出るのか、楽しみにして新情報を待ちましょう。
それでは、私の講義はここで終わりにしたいと思います。
またどこかでお会いしましょう。