【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミーオールスター&キーセレクション特集!真夏のばとるに挑戦しよう!
みなさんこんにちは、ウィクロスアカデミーの時間です。
今週も講師を担当します、からばこです。3週連続で失礼します。
さてさて、8月から全国の店舗で「燃えろ!真夏のオールスターばとる〜!」「燃えろ!真夏のキーセレクションばとる〜!」が開催されます。
オールスター&キーセレクションを盛り上げるための特別大会。通常のウィクロスパーティーの景品に加え、新イラストの《炎のタマ》《ビカム・ユー》や、《アーク・オーラ》《エニグマ・オーラ》のプレイマットが配布されます。夏の暑さに負けない激アツイベントです!
ということで今回はそんなイベントに向けて、オールスター&キーセレクションの入門記事となります。
ディーヴァセレクション(ディーセレ)にない両フォーマットの特徴と、全国各地のウィクロスセレモニーから選んだ入門デッキをご紹介。最近のディーセレでアーツに慣れた方や、オールスターやキーセレが気になるという方は、ぜひここからトライしてみましょう。
私もプレマが欲しいですし、10周年書籍「WIXOSS 10th Anniversary Book」で新規アーツが登場するので、久しぶりにオールスター&キーセレ、やってみようかしら……。復習を兼ねて、それではレッツゴー!
①オールスター&キーセレクションの特徴
まずはディーセレにはない、オールスター&キーセレクションの特徴からいきましょう。
大前提として、使えるカードの種類が異なります。オールスターはすべてのカードが、キーセレクションは右下に鍵マーク・ディーセレマークが付いたカードのみが、ディーヴァセレクションではディーセレマークが付いたカードのみが使えます。
また、一部のカードは強力すぎるがゆえ「繭の部屋」にリストアップされて使用が禁止されています。
デッキを作る際は、右下のマークと「繭の部屋」に注意してくださいね。
それでは本題、いってみましょう。
レベル4や5が存在!
何と言っても、オールスターやキーセレクションにはレベル4や5のルリグやシグニが多数存在します。
ディーセレの最終レベルは基本的にレベル3ですが、オールスターでは4や5がそれに該当します。
レベル4や5のシグニは非常にパワフル。高い攻撃力や防御力を持つ場合が非常に多く、ダイナミックなバトルが楽しめます。
例えばタマの場合、ディーセレのタマのエースシグニといえば、《大装 エナジェ》でしょう。【シュート】やリソース補充能力を持つ、まさにエース級のシグニですが、オールスターのタマ(アーム・ウェポン軸)のエースの1枚《極盾 アイアース》と見比べてみましょう。
《極盾 アイアース》は1体で「<アーム>シグニにルリグ耐性」「ルリグに連続攻撃を付与」「出現時にデッキから<ウェポン>シグニを場に出す」「ライフバーストで1面防御」を持っています。ディーセレとオールスターのカードパワーの基準の差が、これで伝わるのではないでしょうか。
攻撃面もそうですが、防御面も強烈です。
絶対防御が代名詞のルリグ・アン。オールスターのレベル5アンと、そのエースシグニの能力はこんな感じです。
《精華の清歌 アン・フィフス》は1人で5面防御です。《不可解な誇超 コンテンポラ》は、ルリグ・シグニ耐性を常に<美巧>シグニに付与します。これだけで、その堅牢さが存分に伝わるのではないでしょうか。
あくまでタマもアンも例えですが、おおよそオールスターではすべてのルリグが、この水準の能力を持っていると書いても過言ではありません。《不可解な誇超 コンテンポラ》はオールスター全体で見てもトップクラスの防御力なので過言かもしれませんが、あくまで例えなので、雰囲気で「なんかすごい!」と伝われば大丈夫でしょう。
キーセレクションはここまでではありませんが、それでもディーセレと比べるとパワフルです。ディーセレでは味わえない、ダイナミックでパワフルでアンブレイカブルなウィクロス体験を味わうことができるフォーマットです。
第4のシグニゾーン「チアゾーン」が存在!
通常シグニゾーンは3つですが、オールスターでは第4のゾーン「チアゾーン」があります。
特定のシグニは出現時能力で「チアガール」となり、「チアゾーン」に移動します。
チアゾーンにいるシグニは、相手のシグニゾーンにいる好きなシグニをアタックできます(チアゾーン除く)。
チアゾーンにいるシグニのアタックではライフクロスをクラッシュできませんが、チアゾーンが味方の正面にいるシグニをバトルでバニッシュすれば、味方のシグニがライフクロスをクラッシュできる、という仕組みです。
また、チアガールになれるシグニの多くは、そのルリグの戦略をサポートする能力を持つ場合が多いです。オールスターでは「チアゾーン」を上手に使っていきましょう!
「キーカード」でルリグをサポート!
キーセレクション最大の特徴は、「キーカード(キー)」という横向きのカードです。
アーツはすべてのフォーマットにありますが、キーはオールスター・キーセレクション独自の要素ですね。
キーカードはルリグが持つコインをベットして場に出します。設置後はルリグゾーンに横向きで置かれ、センタールリグのバトルをサポート。主にセンタールリグに「エクシード」で発動する能力を付与したり、キーそのものの常時能力や起動能力が使えたりもします。ディーセレでいう「アシストルリグ」に近い立場のカードですね。
キーセレクションのみならず、オールスターでも活躍するキーカードも多くあります。上記の2種類や《黒鍵の巫女 タマヨリヒメ》《アロス&コードピルルク KEY》などはオールスターでも人気で、それ1枚でデッキが成り立つような能力を持ちます。
ディーセレでコインを得られたのは、リルやメルなど「ロストレージ組」の一部のルリグでしたが、オールスターやキーセレでは、ほとんどのルリグがコインを使うことができます。
得たコインはキーカードの発動に使ったり、ルリグの能力で消費します。デッキを作る際は、コインの枚数も気にしておきたいところです。
また、キーセレクションやオールスターでも、ディーセレのように3人チームを構築することもできます。
ピース、キーカード、アーツをすべて使って戦うことももちろん可能。ウィクロスセレモニーで優勝・入賞したデッキはもちろん、多くのルリグでさまざまなデッキが存在しています。
「限定条件」とサーバント
オールスターやキーセレクションには「タマ限定」「アン限定」などの「限定条件」を持つカードが存在します。
ここまで紹介してきた《極盾 アイアース》《不可解な誇超 コンテンポラ》は「タマ限定」「アン限定」のカードで、センタールリグがそのルリグタイプを持っていなければ場に出すことはできません。
ディーセレの「パートナーシグニ」と異なり、限定条件を満たさなければ、そもそも場に出すことさえできません。スペルやアーツ、キーカードにも限定条件を持つものがあり、それらは当該のセンタールリグ以外では発動さえできません。ですので、基本的には限定条件を持たないカードと、センタールリグと同じルリグタイプの限定条件を持つカードでデッキを作ることになります。
……限定条件を満たさずともデッキには入れられますし、「ライフバーストは限定条件を満たさなくても発動できる」ので、ライフクロスの操作が得意なオールスターのエルドラは、イオナやアン、ユヅキ限定のカードを採用していたりしますが、それは頭の横に置いておきましょう。
また、オールスターやキーセレクションには「サーバント」が大量にいます。
レベル1だけでもこれだけいますし、レベル2〜4にもそれぞれのサーバントがいます。
ガードの枚数をどうするかも腕の見せ所。イラストも豊富なので、お好きなものを選んでくださいね。
②オールスターサンプルデッキ
長々と書きましたが、さっそくサンプルデッキを紹介していきましょう。
4〜6月に開催されたウィクロスセレモニーで優勝・入賞したデッキの中から、比較的使いやすいものを、私が独断と偏見で引用させていただきました。
まずはオールスター。センタールリグは《祝輪の巫女 タマヨリヒメ》です。
《劫末の唄鍵 ワールド・エンド》を添えた、通称「ワルエンタマ」をご紹介します。
2024年6月2日開催ウィクロスセレモニー・カードボックス津店優勝・まろさん
センタールリグ:タマ
カード名(カードNo.) | レベル | LB | 枚数 |
---|---|---|---|
極槍 グングニレ (WXEX2-28) | 4 | ★ | 3 |
弩書 ザ・ロウ (WXK08-031) | 4 | ★ | 1 |
極盾 アイアース (WDA-F01-12) | 4 | ★ | 4 |
極盾 アークイギス (WDA-F01-13) | 4 | ★ | 2 |
弩砲 チタイクウ (WDA-F01-16) | 4 | ★ | 2 |
中盾 ティンベー (WDA-F01-22) | 2 | ★ | 1 |
小盾 ハヤト (WDA-F01-27) | 1 | ★ | 4 |
サーバント # (WXDi-P11-084) | 1 | ★ | 3 |
弩砲 トミガン (WX13-043) | 4 | 1 | |
サーバント T2 (WX02-077) | 3 | 2 | |
大盾槍 ファランクス (WXEX1-53) | 3 | 4 | |
サーバント D2 (WX02-078) | 2 | 2 | |
羅星 リンゼ (PR-427) | 2 | 3 | |
探求の思想 ハニエル (WX01-061) | 1 | 3 | |
小剣 ミカムネ (WDA-F01-24) | 1 | 4 | |
烈情の割裂 (PR-053) | – | 1 |
センタールリグの《祝輪の巫女 タマヨリヒメ》は、《月日の巫女 タマヨリヒメ》のような連続攻撃を得意とするルリグです。
1つ目の自動能力で、<アーム><ウェポン>のシグニは連続攻撃が可能です。《月日の巫女 タマヨリヒメ》の「ホープ」を常に持っているような状態です。ルリグアップも「ルリグをダウンさせる」防御にめっぽう強いです。
もう1つの自動能力もガード制約と非常に優秀。相手ターン中にも使えるエクシードは、《極盾 アイアース》を呼べば空いた盤面を一気に埋められます。
そんなタマと相性が良いキーカードが《劫末の唄鍵 ワールド・エンド》です。
<アーム><ウェポン>の両クラスを持つため自動能力の条件を満たしやすく、基本的にドローかエナチャージが可能です。《小剣 ミカムネ》《大盾槍 ファランクス》は1体で<アーム><ウェポン>の両方を持つため、それだけで条件が達成できます。
コインも他に用途が無いため、起動能力のコストにどんどん充てていきましょう。
戦略は非常にシンプル。
序盤は《小剣 ミカムネ》《羅星 リンゼ》などを中心に、《劫末の唄鍵 ワールド・エンド》でリソースを稼いでいきます。コインを使って除去するのもオッケーです。
レベル4グロウ後は《極盾 アイアース》を軸に盤面を展開していきます。《弩砲 チタイクウ》や《極盾 アークイギス》を並べてルリグアタックを強化したり、《大盾槍 ファランクス》で除去していきたいですね。デッキから<アーム><ウェポン>のシグニがなくならないよう、《大盾槍 ファランクス》の出現時能力で戻していきましょう。
防御はルリグデッキのアーツで行ないます。これはディーセレのアーツと同じですね。
余裕があれば《四炎楚歌》を使ってさらに攻められますが、相手の攻めが激しいときは、《劫末の唄鍵 ワールド・エンド》のアタックフェイズに使う起動能力のコストに充てて大丈夫です。
どのアーツを使うか、どのアーツをコストにするかは難しいですが、使っていくうちに慣れていくはずです。
とにかく「強いアーム&ウェポンを並べて、ルリグアタックで勝つ!」デッキです。
集めるカードの種類もさほど多くないため、メインデッキとルリグ、《劫末の唄鍵 ワールド・エンド》さえ手に入れれば、とりあえずデッキは構築できます。アーツは代用できるカードも多いので、少しずつ集めていってもいいでしょう。
プレイングについても複雑な要素はあまりないため、「オールスターが気になる」という方におすすめのデッキのひとつです。
③キーセレクションサンプルデッキ
続いてはキーセレクション。
2024年4月21日開催ウィクロスセレモニー・カードン秋葉原本店優勝・YSさん
センタールリグ:ナナシ
キーセレクションからは《ナナシ 其ノ四ノ報》デッキを紹介します。
キーセレクションのナナシは【ライズ】を得意としたデッキです。
デッキレシピを見ればわかるかも知れませんが、ディーセレのライズの代表格《羅原姫 H2O》と、オールスター・キーセレクションでの人気ライズ《弩書 ザ・ロウ》を両方とも採用した、いわば「原子ナナシ」デッキです。
キーセレクションといえど《羅原姫 H2O》の制圧力は非常に高いうえ、《弩書 ザ・ロウ》を非常に強く使えるのもナナシの強みです。
《弩書 ザ・ロウ》は2体のシグニにライズして場に出す特殊なシグニ。1エナでトラッシュから好きなシグニを拾える起動能力と、アタックフェイズに、下敷き1枚をコストにマイナス4000をばらまく起動能力を持ちます。盤面の再現性を高めつつ、自分のターンでは攻撃に、相手のターンでは防御に使える、非常に優秀なシグニです。
普通に場に出せば下敷きは2枚ですが、《ナナシ 其ノ四ノ報》の能力で下敷きを増やせるため、他のルリグで使うよりもより強力なのがうれしいです。
トラッシュからの回収能力も強く、《炎魔の先駆 アークゲイン》《聖天姫 エクシア》など優秀なシグニを、状況に応じて回収&展開できるため、対応力も高め。このあたりのシグニは、手持ちや環境と相談しながら選んでいきましょう。
回し方もさほど難しくありません。
序盤は《羅原 Se》や《コードVL ルイス・キャミ―》などで攻めていき、レベル3は《ナナシ 其ノ参ノ踊》のゲーム1能力で防御。ライフクロスをしっかり残してレベル4にグロウし、ライズ戦術で攻めていきます。
レベル1の段階で「童話キー」こと《サポーター 明治&有栖&江良》を場に出し、ルリグアタックによるダメージを抑えつつ、相手のレベル3グロウを見届けてから起動能力を使い、盤面を整えてあげればいいでしょう。
<原子>のシグニはディーセレをやっていれば持っている場合もあるので、イチからパーツを集めるより楽かもしれません。
《弩書 ザ・ロウ》は持っておけばオールスターも始めやすいため、これを機にそろえるのもおすすめです。
キーセレはキーセレならではの駆け引きや奥深さがあるので、遊ぶ環境があればトライしてみてください。
④終わりに
というわけでオールスター&キーセレクションのコラムでした。
どちらのフォーマットも非常に広い世界なので、いきなり参入するのは、ディーセレと比べてややハードルが高く感じるかも知れません。ですが、オールスターやキーセレクションならではの魅力やゲーム体験を味わえるのは確かです。
「真夏のばとる〜!」以外にも、一部のウィクロスセレモニーや白窓の部屋では、オールスターやキーセレクションを遊ぶことができます。また、「WIXOSS10周年〜WIXOSS 10th GROW!超夏祭り〜」のような大型イベントのバトルラッシュでも、オールスターやキーセレクションで対戦相手を募る方もいらっしゃいます。せっかくなので、これをきっかけに1つデッキを持ってみるのもいいかもしれませんね。
このコラムを書きながら、私も久しぶりに《期之遊姫王 †ブラジャック†》や《白羅星 ジ・アース》で遊びたくなりました。来週発売の「WIXOSS 10th Anniversary Book」の付録には、オールスター&キーセレクションの環境を変えるであろうアーツが収録されていますし、新しいフォーマットに挑戦してみてはいかがでしょうか?
というわけで今日の授業はおしまい!
「WIXOSS10周年〜WIXOSS 10th GROW!超夏祭り〜」でお会いしましょう!ではまた?!