【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミーLCアーツも熱い!?アカデミー講師がLRアーツを使わなくても強いデッキを大紹介!!
みなさんこんにちは、初めましての方は初めまして。
今回のウィクロスアカデミーの講師を担当します「おうか」と申します。
先週着任したばかりのため、知らないという方はぜひ名前だけでも覚えて帰ってください。
最近は『ウィクロス』のやる気に満ち溢れているので、これからどんどんコラムを書き上げていきたいと思っております!どうぞよろしくお願いします!!
さっそくですが、みなさん「RECOLLECT SELECTOR」環境楽しんでいますか?
アーツの復活によってあまり注目されていなかったルリグも結果を残すようになり、アーツが環境に与えた影響の大きさを日々実感してきております。
そんな昨今、みなさんの中にはこんな方もいるのではないのでしょうか。
「あ、あのLRアーツを持っていない……」
今回はそんな方たちのためにLRアーツが無くてもしっかり戦えるデッキを紹介したいと思います。
限られたカードリストの中からデッキを組んでおりますので、デッキの組み方がわからないといった方や
カードが揃えられないといった方たちもぜひ参考にしていただければと思います。
それではいってみましょう!
高レアリティカード一切無し! ハンデス軸2止めあーや 作:おうか
「LRのアーツが揃えられない!」「カードが足りない!」といった方に向けて、デッキの組み方も交えながらLRアーツだけでなくSRのシグニも採用しない2止めあーやのデッキを紹介します。
従来のディーヴァセレクションではルリグデッキに入れられるカードはセンタールリグ以外にアシストルリグとピースしか存在していなかったため、ルリグのレベルを2で止めても代わりにルリグデッキに入れるものがありませんでした。
そのため、ディーヴァセレクションからウィクロスを始めた方にとって、2止めデッキになじみが無い方も多いのではないでしょうか。
実は基本的にルリグのレベルが4や5まで上がるオールスターやキーセレクションでは、あえてルリグのレベルを2で止めてそのぶんアーツを多く採用する戦法が非常に強力でした。
そして「RECOLLECT SELECTOR」でアーツが復活したことで、ディーヴァセレクションでも2止めデッキを組むことができるようになりました。
ただ、オールスターやキーセレクションと違って、レベル3ルリグの1枚ぶんしかアーツが増えない部分をどのようにカバーするのかがポイントとなってきます。
センタールリグ:あや
まずディーヴァセレクションにおいて、センタールリグのレベルが2以下で効果を持っているルリグはほとんど存在しません。
つまり、ルリグのレベルを2で止めるということはそのルリグの特色が消えてしまうことになります。そんな中で色以外の差別化が図れるのがコインになります。
コインを持っているルリグはレベル0の段階でコインを得ているため、レベルを2で止めても他ルリグと差別化することができます。
レベルを2で止めるならコインは多い方が良いですが、レベル0の段階で最も多くコインを獲得できるルリグは「あや」と「ママ」になります。
その二つの中で今回は「あや」を選択しました。
その理由は青を主軸とすることで《TOO BADLY》や《幻蟲 アロス・ピルルク//THE DOOR》を無理なく採用でき、ランダムハンデスによってサーバントを撃ち抜いて勝ち切れる可能性が高いと判断したからです。
レベル3ルリグに対抗するには?
2止めデッキを組むうえでまず考えなければならないのがレベル3ルリグたちとどのように戦っていくかということです。
みなさんもご存知のとおり、レベル3のシグニはレベル2のシグニと比較してもその効果やパワーは非常に強力です。
レベル3シグニを多く使えるデッキにレベル2までのシグニしか使えない2止めデッキがアーツ1枚ぶんの差で対抗するのは難しいのではないかと思いますよね。
しかし、レベル3ルリグのデッキの多くには必ずと言って良いほど採用されているアーツが1枚あります。
それは【リミットアッパー】を獲得するためのアーツです。
レベル3ルリグのリミットは基本的に6に設定されているので、高レベルのシグニを多く場に並べるためにほとんどのデッキでこれらのアーツが採用されています。
実際、高いレベルのシグニの方がリソース獲得能力やシグニの除去性能などが高く、アーツの枠を一つ潰してでも採用するメリットがあると考えられています。
ここにレベルを2で止めるルリグとの差が生まれます。
ルリグのレベルを2で止めて戦うのであれば【リミットアッパー】を獲得するメリットが無くなり、そのぶん、より強力なアーツを採用することができます。
また、アーツを7枚採用することができるため、アーツの【リコレクト】が使いやすくなります。これらを意識してレベル3ルリグに対抗する方法を考えていきましょう。
ここでアーツの【リコレクト】を軽くおさらいしましょう。
【リコレクト】とはルリグトラッシュにあるアーツの枚数を参照し、条件を達成していた場合に発動する効果です。
アーツが7枚採用できる2止めデッキであれば比較的簡単に【リコレクト】の条件が達成できます。アーツの【リコレクト】による追加効果は防御数を増やしてくれるものや、シグニの除去性能を高めてくれるものがあります。
どちらも魅力的な効果で一概にどちらの方が強いかの判定は難しいですが、レベル2ルリグがレベル3ルリグに対抗するという話であれば、シグニの除去性能を高める方が良いでしょう。
なぜなら低いレベルのシグニで高いレベルのシグニを除去するのは難しく、できたとしてもリソース消費が多くなります。
逆に高いレベルのシグニが低いレベルのシグニを除去するのは簡単で、リソース消費も少なくなります。
それほどシグニの性能に差がある状態でまともに戦っていては、こちらのリソースがすぐに無くなってしまいます。
したがって、相手の高いレベルのシグニからの攻めを守りつつ除去を約束してくれるアーツが重要となります。
以上から、レベル2ルリグでレベル3ルリグに対抗するには、とにかくシグニやルリグで早い段階からたくさん点をとって、早期決着を目指すことが勝負の鍵になるのではないかと考えました。
そのコンセプトを基に採用したカードたちを紹介しましょう。
採用カード紹介
【リミットアッパー】を獲得する必要がないとは言え、ドローするカードがないとシグニを毎ターン3体並べることすらままなりません。
今回はドローできるカードとして《スノー・サークル》を採用しました。
《ドロー・エンハンス》などとは違い、ドローできる枚数が4枚と多く、引き込みたいカードを引ける確率が高いため、シグニによる3点ダメージを安定させてくれます。
また、ランダム1ハンデスも付いているのでサーバントを撃ち抜くチャンスが増えるのも良いですね。
ルリグのレベルを2で止めてアーツが多く採用できることの最大のメリットが、これらのアーツを採用できることにあります。
『ウィクロス』は基本的にシグニによる最大3点とルリグによる1点の攻防を互いに繰り返していき、ライフクロスが0の状態で先に1点ダメージを与えたプレイヤーの勝利となります。
その点においてこれらのカードは1ターンに最大4点しかとれない点数を追加でとることができるため、勝ち切れる可能性を引き上げてくれます。
ただし、これらのアーツはシグニによる3点の攻めが毎ターン成立しないと真価を発揮しません。
なぜならシグニによるダメージが2点しかないターンがある場合、追加の1点ダメージを与えるアーツよりも《正拳突火》や《イノセント・フラッシュ》などの相手のシグニを確実に除去できるアーツを採用した方が追加効果も強力な場合が多いからです。
では、シグニによる3点のダメージを毎ターン成立させるためのカードを紹介していきましょう。
《凶魔 ハイティ//THE DOOR》はコインを使用することで、単体でシグニのパワーをマイナス8000することができ、《聖将 トキユキ》のようなレベル1からパワー8000になるシグニを後攻1ターン目からバニッシュすることができます。
《仮面の伝説》についても同様に序盤からパワー8000のシグニをバニッシュできるだけでなく、追加でコインをベットすることで終盤の高パワーラインのシグニをそのパワーに関係なくバニッシュすることができます。
「あや」はレベル0でコインを4枚得ているため、これらのカードを強い効果で2回使うことができますが、コインをベットするタイミングを見誤ってしまうと、終盤シグニによるダメージが取れなくなる可能性があるため、安易に使わないように注意しましょう。
このデッキは、これらのシグニやスペルを引き込むために《スノー・サークル》や《幻獣 緑子//THE DOOR》などのドローできるカードを多く採用して再現性を高めています。常に手札を整えてシグニによる要求を途絶えさせないよう立ち回りましょう。
続いて防御アーツの紹介になります。
2止めデッキは基本的にシグニのパワーが低く、比較的簡単に除去されてしまいます。
当然ある程度の防御力がないと相手を倒す前にこちらが押し切られてしまいます。そこで採用したのがこれらのカードです。
相手のシグニを除去しながら攻撃から守ってくれるアーツは、レベル3シグニの除去が難しい2止めデッキに最適と言えるでしょう。
また、《聖天姫 エクシア》や【シャドウ】を持つシグニなど、シグニのダメージを抑制するシグニを相手ターン中に除去してしまえるという使い方もできるので、覚えておきましょう。
次にカード回収と高パワーシグニの除去を両立してくれるこのカード。
ハンデスを主軸としているデッキと対戦したとき、防御アーツによって相手の攻撃を守って相手の場のシグニの除去までしたにも関わらず、こちらのアタックするためのシグニがいないというパターンがありました。
スペルの多いこのデッキでは手札0の状態からターン開始時の2ドローでシグニが引けない可能性は十分にあるため、シグニを回収するためのカードは必要であると判断しました。
ハンデスしてこないデッキに対してもライフからエナに行ってしまった《仮面の伝説》や《サーバント #》などを回収することができるため、状況に応じて攻めと守りのバランスを整えてくれる優秀なカードです。
最後に構築済みデッキ「RED ALT AMBITION」に採録されたこのカード。
2止めデッキとは言え、低いパワーラインのシグニばかり場に並べていては相手にも簡単にシグニによって3点取られてしまいます。
そこで、このカードのようなレベル3シグニと遜色ないラインまでパワーが上がるシグニを入れることで、相手のシグニによるダメージを抑制することが狙えます。
このデッキはかなり安定してシグニによる3点ダメージをとり続けることができるため、なるべくこのカードを場に出して相手とのダメージレースに差を付けることを意識しましょう。
また、相手のエナにさわる効果もあるため、相手のエナゾーンから特定の色を無くしてその色のアーツを撃たせなくすることもできたりします。
デッキの動かし方
このデッキはとにかくシグニとルリグのダメージを押し通すイメージで組んでみました。
なので、常に手札と相談しながらアーツの使いどころを考えて最大ダメージが出せるように意識しましょう。
シグニで毎ターン3点とれなければ負ける! ぐらいの気持ちで回すと良いと思います。
強化プラン
このデッキの強化プランを紹介したいと思います。
ハンデスを主軸とせずエナをトラッシュに送るプランを取るなら、これらのカードと入れ替えてみるのもおもしろいかもしれません。
アーツを使用するために特定の色のエナが必要になるため、先ほどの《羅踊石 ガーネット》と同様に《幻竜 遊月//THE DOOR》の効果でピンポイントにその色のエナをトラッシュに送ることで、アーツの使用そのものを封じることができます。
また、《コードアンチ イオナ//THE DOOR》は【シャドウ】を持つシグニがいても【アサシン】によってシグニでダメージを与えることが可能となるため、攻めの幅をさらに広げることができます。
ただしハンデスプランと併用しようとすると、どちらも中途半端なデッキになってしまうため、欲張らずにプランは一つに絞りましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
デッキの組み方に正解はありませんが、できれば自分のやりたいことが実現できるデッキを組みたいですよね。
今回はLRやSRのカードを使わないというコンセプトでデッキを組んでみましたが、組みたいデッキのコンセプトを決め、そのデッキの得意や不得意、他のデッキとの違いを分析していけば必要なカードが見えてくるかもしれません。
この記事がみなさまのデッキ作りの一助になれば幸いです。
それでは、長々とお話してきましたが本講義はここでおしまいにしたいと思います。
またどこかでお会いしましょう。