【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミーアカデミー講師の「RECOLLECT SELECTOR」注目カードレビュー!!
みなさんこんにちは。今週もウィクロスアカデミーのお時間がやってまいりました。
発表時から多くのファンの方に衝撃を与えた必殺技(アーツ)復活弾となる「RECOLLECT SELECTOR」が、いよいよ4月27日(土)に発売されます!
まさに新たなる時代の開幕とも呼べる今弾、タマ、花代、ピルルク、緑子、ウリスらおなじみのルリグが種族を率いて環境を席巻してしまうのか、はたまたまったく異なる視点からのデッキが出現するのか、期待しかないセットですね。
さて、本日の講義ですが、「RECOLLECT SELECTOR」全カードが公開されましたので、恒例のアカデミー講師陣による本セットの注目カードレビューをお届けします!
講師陣は新たなカードで環境がどうなると読んだのでしょうか? ぜひ御覧ください!
からばこ講師の注目カードレビュー
【注目カード①】《クリアー・マインド》
ルリグ凍結、シグニ1体の除去、3ドローの中から2つ選べるアーツ。状況に応じて防御、攻め、リソース回復から選べる柔軟性はもちろん、それぞれのモードのスペックの高さが光ります。
センタールリグを凍結させれば、ダメージ無効や【ルリグバリア】獲得と比べ、ルリグアタックそのものをさせない点が魅力。タマのような連続ルリグアタックや、アザエラたち夢限少女のような「ルリグがアタックした時」の能力を封じます。前のターンにルリグアタックをしていなければ意味はありませんが、《プロフェッサー 防衛者Dr.タマゴ》のような予想できるルリグ凍結と比べ、アーツは不意に飛んでくる点でも強力です。
除去はパワー10000以下のシグニですが、デッキ下に置くため、再利用を許さない点が魅力。3ドローもシンプルながら強力で、《サーバント #》の引き込みが期待できます。エナコストも青1無色1と縛りが少なく、特に中長期戦のデッキにはぜひ採用したい1枚でしょう。UARイラスト、最高です……。
【注目カード②】《鏡花炎月》
LRアーツからもう1枚。前回のコラムにも書きましたが、直接火力大好きとしては、紹介せずにはいられません。
注目すべきは3モード目。手札3枚を捨てて、相手のライフクロスを1枚クラッシュ。なんと「そのカードのライフバーストは発動しない」という素晴らしい1文が添えられております。《EXTRA》や《コードメイズ アクフク》のような残存するタイプのライフバーストや、《サーバント #》のようなリソース回復系の発動すら封じます。有無を言わさず1点バーン。そのぶん手札は3枚と重いですが、2のモードで手札コストは工面できるので大丈夫です。【アサシン】付与も優秀で、赤は「対象に取ってバニッシュ」が多いことから、厄介な《聖天姫 エクシア》の対策ができるのも嬉しいところ。
《炎泳華 遊月・燦》で1枚、《鏡花炎月》と《断炎轢断》で2枚、《CONNECTスピニング》で1枚………。センタールリグを《炎妖舞 花代・惨》にして、アシストルリグの1枚を《レイラ・ザ・ファング》にして2枚、《CONNECTスピニング》の代わりに《真紅の熱線》で1枚……。やりすぎ?
【注目カード③】《小装 ラウンド》
アタックするとパワーが7000上昇する下級シグニ。一見《聖将 トキユキ》らのポジションに見えますが、アタックフェイズのない先攻1ターン目ではアタックできずパワー3000にしかならないため、先攻1ターン目の役割はそれらと異なります。後攻1ターン目以降は、殴れる《小装 カマカマ》のような役割が果たせますね。
「レベル1でパワー10000でアタックできる」と考え、「レベル1ながらレベル2、3のシグニをバトルでバニッシュできるシグニ」と捉えると良さそうです。《コードハート リメンバ//メモリア》でパワー13000以上のシグニをバトルでバニッシュする感覚でしょうか。アームクラスを活かして《小装 シチシトー》で【シュート】を付与したり、《中装 トレット》を横に添えるとなおよし。下級レベル1の白シグニに、新しい選択肢が生まれました。
【要注目の1枚】《緑姫・手腕》
本来3枚の紹介なのですが、書き足りないのでもう1枚。
「アタックフェイズグロウを持たない、コストが無色1以上のアシストルリグ」が満を持して登場です。はい、愛してやまない《VOGUE3-EX ムジカ》デッキの、新たな選択肢がついに登場しました。いよお待ちわびましたよ本当に。
《サンガ//リブート》と《バン=ソロ》を足して2で割ったような使用感でしょうか。《サンガ//リブート》の持つパワー10000以上バニッシュがなかったり、チーム【DIAGRAM】でないことから《ドライ=ランリョウオー》や《アイン=M・ボール》を使えない点がネックですが、中央のシグニゾーンに《聖天姫 エクシア》を配置する「バンソロエクシア」のような構築をすれば、《VOGUE3-EX ムジカ》のアシストルリグ再利用と相まって、防御面数を大幅に増やすことができます。攻撃面はピースやシグニで補いましょう。
アーツの時代となりますが、これからもDIVAスタイルやチーム戦術にスポットを当てたカードも、引き続き登場してほしいですね。
ウルズ講師の注目カードレビュー
【注目カード①】《セイクリッド・フォース》
数あるLRアーツからこのカードをピックアップ。
白ルリグが欲しい打点効果と、必要なシグニを確保する効果をしっかり持っているのがとても強力。さらに今弾からルリグアックが強烈になってきたので、【ルリグバリア】を獲得するのも十分優秀です。
加えて、先ほど白ルリグとは書きましたが、これらの効果のどれもに色やクラスの指定がないのがこのカードの強さを引き立ててくれます。
メインに使うアーツを採用すると防御面数を心配してしまう時がありますが、【ルリグバリア】で1防御にもなってくれるのも優秀。
2つしか効果を選べないとはいえ、コストも白1含む合計2コスという軽さもあり、序盤から終盤まで使いやすアーツになっているのではないでしょうか。
発売後は【ルリグバリア】の展開率が上がってもおかしくない状況になりそうです。
【注目カード②】《閃花繚乱 花代・参》
個人的に注目&警戒してるルリグ効果を持ったカード。
コスト後払いでガード不可能なルリグアタックという、今までゲーム1で書いてあった能力を毎ターン行なうという禁忌に触れているような効果を持っています。
このガード不可がどれくらい強いかは皆さんご存じのとおりで、序盤でサーバントに嫌われようものならゲームが決まってしまうほどです。
効果の条件に必要な宝石シグニ達も、今弾でかなり優秀な打点効果を持って収録されており、レベル3以降はかなり強力な点数要求をしてくることでしょう。
また、ライフクロスをクラッシュするアーツも登場してるので、使用する側も対峙する側も展開をどう作っていくかを問われるゲームになるかもしれません。
【注目カード③】《羅闘輝石 アダマスフィア》
続いて、SRから花代の相棒となるこのカードをピックアップ。
このカードの強いところはバニッシュ効果の質がとても高いところ。
手札の宝石シグニを捨てることで、12000以下のシグニを除去できるのは、過去のシグニ達を見てきてもかなりコスパが良い除去になります。
自動効果なので、生存できれば返しのターンでも活躍できるのもとても良く、どれだけこのシグニを出せるかで花代の攻めが変わってくることでしょう。
起動効果の【ダブルクラッシュ】付与も、花代が持つガード不可に恐れ、早めに防御を使って残したライフクロスを吹き飛ばしてくれます。
総じて効果に無駄がなく、花代との相性がバッチリなシグニに仕上がっています。
【ウルズがとーても使いたいカード】《スノー・サークル》
今回の注目枠はこのカード。
このアーツ、あまりにも効果が雑!
青1で4枚引いて相手の手札をランダムに捨てさせるとか、過去のドローカードもびっくりなテキスト。
このカードの存在で、軽いハンデスではリソースを奪う事は難しくなるでしょう。どこまでデッキ構築に影響を与えてくるか注目したいです。
しかしながら、今弾では盤面を除去しつつ手札を補充できるアーツや、【リミットアッパー】を確保しつつドローできるアーツも存在するので、そのアーツ達との採用枠の譲り合いもとい、奪い合いに勝てるか? というところも気になります。
とはいえ、青1コストという軽さとドロー性能の高さによる汎用性の高さは間違いなく、色んなデッキで試して使用感を調べてみたいと個人的に思っているカードです。