【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

ディーヴァセレクションにいよいよ登場!「アーツ」について学ぼう!

みなさんこんにちは、ウィクロスアカデミーの時間です。
今週の講師を担当しますからばこです。よろしくお願いします。

21日に配信された「10周年オープン!大発表SP」、皆様いかがでしたか?
3色シグニに周年イベント、初代「selector」シリーズの5ルリグの再参戦、構築済みデッキの発売など、最新情報が目白押しでしたね。
その中でも特に注目度が高かったのが、ディーヴァセレクションでの「アーツ」の復活でしょう!

というわけで今回のアカデミーでは、今回発表された内容をもとに「アーツ」について徹底解説!
特に、ディーヴァセレクションからウィクロスを始めた方に向けて、アシストルリグやピースとの共通点や相違点を紹介していきます。
これを読めばアーツもバッチリ! しっかり学んで、10周年を共にオープンしましょう!

(※)授業の前に
この記事ではアーツの紹介のため、オールスター・キーセレクションで登場したアーツを例示する場合があります。
あくまで例です。ディーセレから始めた方は、「こんなカードがあるのねえ」という気持ちでお読みください。

  1. アーツって何?
  2. 何ができるの?
  3. アシストルリグとの違い
  4. アーツの楽しみ!

1:アーツって何?

「アーツ」とは、ルリグが放つ必殺技です。

ゲーム中では、センタールリグやアシストルリグ・ピースと同じように、ルリグデッキに加えられるカードです。

扱いもアシストルリグやピースと似ています。
基本的に、メインフェイズやアタックフェイズにルリグデッキから発動。コストを払って、書かれた効果を使います。
使い終わったアーツはルリグトラッシュに置かれます。「エクシード」などで取り除かれたルリグカードと同じ領域です。
使用済みのピースは除外されるのでそこが異なりますが、基本的な挙動は、ピース・アシストルリグと同じと考えていただいて大丈夫です。簡単ですね。

アーツは4月に発売する構築済みデッキ5種と、拡張パック「RECOLLECT SELECTOR」から登場します。
そこで収録されるアーツの中には「リコレクト」というキーワードを持つものがあります。

ルリグトラッシュにあるアーツの枚数を参照し、条件を満たせば効果が追加・強化されます。
どのアーツをどのタイミングで使うかが重要になってくるようです。対戦の際は、ルリグトラッシュの枚数も意識しましょう。

『ウィクロス』のルリグデッキのデッキ構築ルールには、「同名カードは1枚まで」「ルリグデッキは10枚」「レベル0のルリグが3枚以上入っている場合、追加で2枚までピースをルリグデッキに入れられる」というものがあります。アーツもそれに則って、ルリグデッキを構築します。
ですので、同じアーツは1枚までしか採用できませんし、センタールリグとは色が異なるアーツを採用してもいいわけです。もちろんピースとアーツを両方採用してもOKです。

デッキ構築の幅が大きく広がること間違いなし!
ディーヴァセレクション始まって以来の、革命的な新要素ですね。楽しみ!

2:アーツで何ができるの?

では、アーツを使えば何ができるのでしょう?
カード能力が公開されていないので、あくまで予想ですが、大きく分けて2つ。
「相手のアタックフェイズでの防御」「自分のメインフェイズでの攻め」です。

①相手のアタックフェイズでの防御

アーツの最も大きな役割が「防御」です。
ディーセレの「アタックフェイズ中にグロウできるアシストルリグ」と同じで、相手のシグニやルリグの攻めに対して使うことで、アタックを防ぎます。

生放送では《ドント・ムーブ・オン》というアーツが発表されました。

名前から想像するに、往年の名アーツ《ドント・ムーブ》のリメイクでしょう。
《ドント・ムーブ》をリメイク元を同じとするアシストルリグ《ピルルク/D-M》を見てみます。

WD03-007 WXDi-P08-035

《ピルルク/D-M》は、メイン・アタックフェイズにグロウできるアシストルリグ。3エナを支払ってグロウし、出現時能力で、相手のシグニを2体ダウンできます。主に相手のアタックフェイズに使い、相手のシグニをダウンさせ、アタックを防ぎますね。
アーツ《ドント・ムーブ》も同様に、アタックフェイズに使えるアーツです。青3エナを支払い、書かれている能力「対戦相手のシグニを2体まで対象とし、それらをダウンする」を使います。これで相手のシグニをダウンさせ、アタックを防ぎます。

恐らく《ドント・ムーブ・オン》も似たような役割でしょう。「エナを払って、相手のシグニをダウンさせ、アタックを防ぐ」でしょうか?

カード発表はまだまだ先なので、実際にどんなカードかはわかりません。
何にせよアーツの大きな役割のひとつが、「アタックフェイズに使って相手の攻撃を防ぐ」です。

②自分のメインフェイズでの攻め

アーツの中には、メインフェイズのみで使えるものもあります。
今回は《ダーク・マイアズマ》というアーツが登場していました。
過去のウィクロスでは、メインフェイズのみに使えるアーツは、攻撃面で非常に強力でした。
こちらのアーツをご覧ください。

WX11-020

2016~2017年に猛威をふるったアーツ《因果応報》です。これで「スーパーノヴァ」と読みます。
メインフェイズのみに使えるアーツで、膨大なエナコストを支払うことで、相手のシグニとエナを軒並み吹き飛ばします。
ディーセレで例えるなら……これに並ぶカードがディーセレにはありませんが、似ているカードをご紹介。

WXDi-P01-023 WXDi-P12-002

《ノヴァ=スーパーノヴァ》も、メインフェイズのみにグロウ(=使用できる)アシストルリグです。4エナという重いエナコストを支払うと、相手のシグニをすべて手札に戻せます。
《アンバランス・ダンス》はディソナの強力ピースですね。自分の場にディソナシグニが3体いれば、相手のシグニをすべてバニッシュしつつ、2エナも焼けます。どちらも使用後は相手の場をがら空きにできる、「攻め」の役割を持つカードですね。

アーツもアシストルリグやピースと同じで、「攻め」のために重要な役割を持つ、と覚えておきましょう。
①で紹介した「アタックフェイズのみに使えるアーツ」も、自分のアタックフェイズで使えば、攻めにつなげることもできます。
どんなアーツが登場するか、楽しみに待っておきたいですね。

3:アシストルリグとアーツの違い

ここまで「アーツの基本的な役割はアシストルリグと同じ」と書いてきました。
ですがもちろん、両者には異なる点があります。それぞれの長所を見ていきましょう。

アシストルリグの大きな特徴は「センタールリグのリミットを増やせる」です。

WXDi-P07-030 WXDi-P04-026

アシストルリグが1人レベル2にグロウすれば+1、2人がレベル2にグロウすれば+2です。
センタールリグがレベル3・リミット6であれば、それぞれ7、8となります。

新たに登場する5人のルリグたちのレベル3でのリミットは6と、従来と変わりありません。

仮に、アシストルリグもリミット増加のアーツも採用しない「selectorスタイル」で戦うとなると、ゲーム終了までリミット6で戦うことになります。
盤面のシグニのレベルが「3・2・1」や「2・2・2」となるので、レベル3シグニと殴り合うのは難儀しそうです。
ですが、新アーツの中には、アシストルリグを使わない場合にリミットを増加できるカードも登場します。リミットを上げたい場合はそのカードを採用することになるので、デッキの枠を割く必要がありますね。

そして何より、アシストルリグを使えばピースが採用できます。

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ルリグが3人いるからこそのカードパワーです。新環境でもまだまだ活躍するでしょう。

では、アーツならではの特徴とは何でしょう?
現状はわかりませんが、オールスターやキーセレクションの経験から推測すると、「何が入っているか読めない」です。

アシストルリグは表向きで存在しているため、どんな防御をしてくるかある程度予想ができます。
例えばゲーム終盤、相手の場に《マキナウィングスラッシュ》がいれば、防御手段としてのレベル2は《マキナスマッシュ》《マキナバインド》《マキナネビュラ》のどれかだと予想できます。

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バトル中はこれらの知識に基づきながら立ち回っていきますよね。
例えば《幻獣神 ウルフレンド//ディソナ》のパワーを30000に上げて、相手のトラッシュを空っぽにすれば、すべてのアシストマキナを貫ける、と考えたりもできます。

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しかしアーツとなると、何が飛んでくるかまったくわかりません。本当に読めません。
推測のヒントになるのはエナゾーンの枚数や色くらい。裏向きのルリグデッキからどのアーツが飛んでくるかを予想するのは、アシストルリグより遥かに難しいです。
赤ルリグがセンターのデッキから青のダウン系アーツが飛んできたり、緑ルリグがセンターのデッキから白のバウンス系アーツが飛んできたりすることも十分考えられます。カードプールが増えれば増えるほど、その予想はもっともっと難しくなるでしょう。この選択肢の広さがアーツならではの特徴であり、強みです。

アーツによる防御を貫いて勝つには、これまで以上に流行のルリグデッキの知識が求められるでしょう。
アーツを使う側は、あえて裏をかいてみたり、むしろ王道のアーツ構成にするなど、さまざまなチューニングが考えられます。
より深く、より広いデッキ構築や駆け引きが待っています。

このように、アーツにもアシストルリグにも、それぞれできること、できないことがあります。
自分のデッキには何が合うのか、流行の構成は何なのか、それに勝つには何が必要なのか……。
これまで以上に、デッキ構築が重要になってきそうです。

4:アーツの登場を楽しもう!

さて、ここまでのおさらいです。

  • アーツはルリグの必殺技!ピースやアシストルリグと似た役割を持つ。
  • 主な役割は「防御と攻撃」。アタックフェイズにグロウできるアシストルリグやピースと例えよう。
  • アシストルリグとアーツではそれぞれ長所が異なる。どのアーツが使われるかの予想が醍醐味!

アーツ登場の一報を聞いた時、本当にワクワクしました。
オールスターやキーセレクション時代の私が好んでいた戦術が、「相手のルリグデッキを予想して、それを貫く!」だったからです。「ダウンしない」「バニッシュされない」などの耐性を持ったシグニを、対戦相手や状況に応じて使いわけ、一気に貫くことが喜びでした。
特にオールスターの「サシェ」が、その戦術に合っていてですね……。エースのシグニがこの《羅星宙姫 ノーザンセブン》なのですが、能力をご覧ください。

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相手に応じて耐性を選ぶのですが、その予想や駆け引きは本当に楽しいものでした。
「このデッキだと、流行的に残りのアーツはこれとこれだから、《羅星宙姫 ノーザンセブン》を2体並べて、ダウンとバニッシュ耐性をつけて……」なんてねえ。

それに加えて、全国全世界のセレクターがどんなデッキを作るかを見るのも楽しみです。
デッキ構築の幅も、これまで以上にグッとグーッと広がるわけですから、もっと多くのデッキが誕生するのでしょう。
「このセンタールリグにこのアーツもいいな!」とか「このチームとピースにアーツか!」とか、「あのシグニが大活躍するんだ!」とか、セレモニーで優勝・入賞するデッキを見るのが、今から待ちきれません。
皆様のクリエイティブなデッキ、本当に心待ちにしております。「WIXOSSBOX」の更新も非常に楽しみです。

ディーセレが始まって3年。アーツの登場は、過去一番の大きなアップデートです。
時代は大きく変わります。その変化を楽しみながら、10周年を共に祝いましょう! それではまた次回の更新で!

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