ウィクロスアカデミー講師卒業のご挨拶
しみずき
師走の候、今年も残すところわずかとなりました。
《幻獣神 LOVIT//ディソナ》が兎年の面目躍如と言わんばかりの大活躍でしたね。
来る年は幻竜シグニの活躍に期待がかかります。
早速本題ですが、私「しみずき」は、今回のコラムをもちましてウィクロスアカデミーの講師を卒業致します。
時の流れは早いもので、2021年10月29日に初めてウィクロスアカデミーで記事を書かせていただいてから、2年の月日が流れました。
初めて公式サイトに自分の文章が掲載された時は本当に嬉しかったのを覚えています。
いちプレイヤーとして、今日に至るまで『ウィクロス』をプレイさせていただき、その過程で文章という形で自分の考えを発信してきました。はじめは個人ブログでしたが、縁あって企業様の通販サイト、更には近場の書店でも見かけるような雑誌への掲載と続いて、総本山とも言える公式サイトでのコラム執筆。感無量でした。
ウィクロスアカデミー内では色々なコラムを執筆させていただきました。コラム執筆を通して、色々なルリグに向き合ったからこそ、新らしいアイディアをひらめいたり、理解が深まったりなど、セレクターとしてのレベルアップに繋がったと思います。
その中でも印象に残っているのが、大型大会の決勝戦の試合解説です。私自身も初めての取り組みで、メチャクチャ試行錯誤しました。(後に担当するライター大変だろうな…)
また、イベントやセレモニーの会場でも有難いことに「記事読んでいます」とお声かけいただくこともあり、自分の文章が多くのセレクターに届いていることを実感できて嬉しかったです。
ウィクロスアカデミーを通して数多くの経験をさせて頂きました。
「生徒のセレクターの皆さん、本当にありがとうございました!!!!!!!!」
最後に、卒業と言えばってコトで、卒業式でよくあるコール&レスポンス風にウィクロスの思い出……ではなく、僕のやらかしエピソードを語って終わりたいと思います。
「ちょっとのミスなんてなんてことないので、気にせずにやっていきましょう!!」と言うことが伝われば幸いです。
桜の代わりに雪が舞い散る12月22日
私はウィクロスアカデミーを旅立ちます
9年にもなる長いウィクロス歴
思い返せば、数多くのやらかしが鮮明に蘇ります
- 全てのはじまり……「「コードアンチ メイジ」」
※初の世界大会となるウィクロスカップのエリア予選。直近に登場した当時のウィクロスでは初のトラッシュで効果を発揮し、バトルゾーンにでてきて防御となるシグニ《コードアンチ メイジ》。「2止めピルルク」を使用していた僕は、《爆砲 アヤボン》+《烈情の割裂》+《ロック・ユー》の黄金コンボで詰めに行き、「1枚ならライフバーストで止まっても大丈夫!!」位の気持ちでいたら、不意に現れたこのシグニによって無事敗北しました。
2ターン目に対戦相手のトラッシュにこのカードが有るのを確認していたのに何故???
これがウィクロスにおける初めてのやらかしでしたが、これが全ての始まりだと当時の僕は知る由もありませんでした。
- 思考と行動の乖離……「「火鳥風月 遊月・肆」」
※友人の《コード・ピルルク APEX》との対戦中。この後のゲームプランと勝ち筋を全て口に出して語ったうえで
「《火鳥風月 遊月・肆》の起動効果(ダウンさせることで対戦相手のライフクロスをクラッシュする)を使う必要は無い!!」
と言い放つと同時に、そこにはダウンしている遊月の姿が……(どうして???)
自分の言動と行動の乖離に呆れた一幕でした。
- 弾が出なかった「「西部の銃声」」
※ある日のWIXOSS PARTY SPECIALの決勝戦。
使い込んでいる《火鳥風月 遊月・肆》のデッキに、リリースされたばかりの新規レベル3ルリグ《花咲乱 遊月・参》を搭載していました。
《四型貫女 緑姫》デッキに対して、《火鳥風月 遊月・肆》へのグロウをスキップして、メインフェイズ中にダメージを与えることのできるスペル《西部の銃声》での珍しめのフィニッシュプランを選択。
順調に相手のライフクロスを削り切り、引き金を引いたところで、対戦相手から一言。
「《花咲乱 遊月・参》に花代ついてないですよ!!」
西部の銃、ジャムった……
- 世界大会決勝でのやらかし……「「三剣・激奏」」
第3回目となるウィクロスの世界大会「WIXOSS TEAM WORLD CHAMPIONSHIP」。
その決勝戦まで駒を進めた僕は、対戦相手が旧知の仲ということもあり、それなりに落ちついているつもりでした。
僕の持ち込んだデッキは「2止めアン」。
《水流の打落 *マーライ*》を核として、自軍の「美巧」シグニに強力な体制を付与しながらビートダウンするデッキです。
その攻防に必要なエナを供給してくれるのが《三剣》と《激奏》という2種のスペルです。特に《三剣》はこのカードを使用したターンは他のスペルを使用できない代わりに、差し引きで2エナも増やすことのできる強力な1枚です。
全世界に配信もされている決勝戦がオープンして間もなくのこと、急にジャッジから試合を止められ、何のことかと首をかしげていると、僕が《三剣》を使用した後に、本来使用できない《激奏》を使って非公開領域を見てしまったとのこと。
あわや、世界大会決勝戦ロスという後世まで語り継がれる不名誉を背負うところでした……
他にも友人に聞いたら僕のやらかしで打線が組めそうなほど様々なエピソードが湧いてきました
それでも僕はケロッとしています
全て良い在りし日の思い出です
最後に、セレクターの皆さん、他の講師の皆さん
わが母校ウィクロスアカデミー
「さようなら!」
「さようなら!!」
「さようなら!!!」
また、近いうちにお会いしましょう!!