【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

3つの陣営による新たな戦いの幕開け!最新6ルリグのサンプルデッキを紹介!!

こんにちは、ウィクロスアカデミーのお時間です。
本日の担当講師を務めさせていただきますシロネコです。

「ブルーアーカイブ DIVA」が発売されて1か月半、環境に多くの変化が起こりバトルはさらなる盛り上がりを見せています。
そんな『ウィクロス』ですが明日、23日には新セット「DIVISIONS DIVA」が発売されます。今回はルリグたちが「解放派」「闘争派」「防衛派」という3つの陣営に分かれて登場しますが、それが環境にどんな風を吹かせてくれるのか。今から非常に楽しみです!

さて、本日の講義ですが「DIVISIONS DIVA」で新登場する6ルリグを紹介するとともに,新セットのカードをふんだんに使用したデッキを解説していきます。
各ルリグ・各派閥の強さをしっかりと解説していきますので、デッキを組む予定の方はもちろん、まだ組む予定はないけどどんなデッキか気になっているという方にも参考にしていただける内容になっていますので、最後まで見ていっていただければと思います。


それでは始めていきましょう!

その1:解放派デッキ紹介

まず解放派の特徴ですが「シグニの下にあるシグニ(以下、下敷き)が効果を発揮してリソースを稼いだり、奪ったりする」というものです。
レベル1シグニはシグニの下にある時に効果を発揮するものが多く、レベル2以上はシグニの下に置くためのカードで構成されています。
そのためデッキを構築する際は両方のバランスをしっかり考えて入れるとともに、場面ごとに有効なレベル1シグニを集める構築が求められます。
攻撃力はメインデッキ全体で高めなので、アシストルリグやピースはドローやエナチャージを多めに意識して構成にすることが、再現性を高めるコツです。

手札破壊×エナ破壊で最強の速攻に!?解放リルデッキ

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まず1人目は新セット唯一の赤ルリグである解放派のリルです。
上級シグニはシグニの上に乗せることで登場するライズシグニを主としており、トラッシュから好きな解放派シグニを下敷きにして登場するパートナーシグニの《紅将姫 シモン・バール//THE DOOR》が特に優秀です。
12000以下バニッシュと1度きりではありますがアサシンかダブルクラッシュを自身に付与できるので、《紅将姫 シモン・バール//THE DOOR》を起点としたバトルを展開することを意識していきましょう。

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除去効果を駆使しながら《幻蟲 アロス・ピルルク//THE DOOR》及び《幻竜 遊月//THE DOOR》を用いた徹底的なリソース奪取が強力である反面、長期戦が得意なルリグではないため序盤からアシストやピースを惜しみなく使っていき除去に取りこぼしが出ないようにしたりするプレイが大切です。
特にドリームピース《リベレーターズフォース》は下敷き集めのドローソースとして優秀であることに加えて、2ターン目からシグニの下敷きを作れるため、少しでも理想の動きとは違った形になったときは迷わずに使いましょう。
短いターンでの決着を目指すため、1ターンのミスが重く響いてしまうことを理解することが勝利への近道です。
バトルの際は3〜4ターンでの決着を目指せるように攻めを組み立てていくことが理想なので、まずはそこを目指してバトルしてみるといいでしょう。
攻撃力に不足を感じたときはアサシン付与ができる《解放の弾丸》や過去弾収録にはなりますがライフクラッシュが可能な《轟炎 フレイスロ団長》などを採用してみるのもいいと思います。
リソース奪取を加速させたいときは手札破壊スペル《RANDOM BAD》などがいいでしょう。
ドローソースを豊富に入れる性質上、少ない枚数で採用したスペルもしっかり引きに行くことができるのでデッキを改造するときはとりあえず2枚程度採用してやってみようというのも有効です。

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ドローを軸にゲームをコントロール!解放エルドラデッキ

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2人目はもう一人の解放派ルリグ・エルドラです。
エルドラの特徴はとにかくドロー力に長けている点です。リルはライズによってシグニの下敷きを作っていましたがエルドラはドローを繰り返し手札から下敷きを場のシグニに差し込むスタイルで下敷きを作ります。
リルとの違いはそれだけではなく、効果がリソース獲得とリソース奪取に寄ったものが多いことも挙げられます。
ルリグの効果には出現時効果にドローがついていたり、解放派カードの効果だけでは不可能なエナチャージもできます。
パートナーシグニである《幻水姫 フクロウナギ//THE DOOR》も除去効果は持たないもののノーコストで手札破壊ができる効果があることから、リソース奪取をしながら相手の行動制限をして攻めることでゲームを引き延ばす戦い方に適性がありそうです。

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ポイントとしては、白シグニのようにシグニ本体に高い耐久力があるわけではないので、攻めも怠らないことが大切です。
しっかりとライフクロスを詰めていきながら相手のリソースを絞っていくことで、相手が攻めにリソースを使った瞬間負けに直結する状況というのを作り出していくことがゲームを有利に進めるコツです。
毎ターン起動効果で1リソースずつ得られるエルドラはなるべくターンを経過させたほうが有利になっていきますが、ゆっくりとゲームができない局面もあるため展開の見極めが大切なデッキになっています。

《イノセントバトル》は、ドローを繰り返すためリフレッシュに入るタイミングが早いこのデッキの弱点を防ぐとともに、ロングゲームには欠かせないサーバントや《幻水姫 フクロウナギ//THE DOOR》を引き直したりと、好相性なポイントが多いため採用しています。
使ったスペルも戻るので攻めの起点である《解放の弾丸》を引き直せる点も見逃せません。下敷きシグニが山札に戻ってしまうこと防ぎたいときは《リベレーターズフォース》のエクシード能力や《解放者エルドラ×マークν》のゲーム1能力でトラッシュから下敷きシグニを差し込んでから使用すれば安心です。
ゲームの決着ターンとしては4〜5ターンを意識しながら相手の攻め方次第で6ターン目を目指すといいでしょう。

その2:闘争派デッキ紹介

闘争派はコインを用いた戦術を得意としています。
エナや手札の代わりにコインを使ってパワー上昇・パワーマイナス・デッキ破壊・ランサー付与・回収など幅広い効果を発揮してバトルを展開します。
ただしコインには限りがあるため、ゲーム中のどのタイミングでどのコイン能力を何回使用するかをイメージしながら構築する必要があり、構築者の力量が試されるテーマです。
また、他派閥と比較して派閥指定で発揮する効果が少ないため、過去弾で登場しているカードと組みあわせやすく、構築の自由度が高いテーマであるといえます。

エナを増やして再現性のある攻めを展開!闘争カーニバル

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3人目は緑ルリグとなったカーニバルです。
特徴は豊富なエナを使った再現性の高い攻めです。出現時にエナを増やす効果でエナを整えて回収効果でシグニを展開していくことを得意としています。
これを活かし毎ターン同じ動きを繰り返して、再現性の高い安定した動きを目指していきます。

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パートナーシグニ《羅星姫 フラドウズ//THE DOOR》はコイン1個でパワーが13000まで上昇しエナ1という軽量コストで自身にランサー付与ができる強力なシグニです。
重要なポイントは、相手ターンまでパワーが上昇するため防御の面でも活躍が期待できる点です。
コインの消費も少なくほかのコインシグニにコインの配分が割けるため、序盤から積極的にコインを使っていけます。
序盤から《コードライド レイラ//THE DOOR》《小罠 ゆかゆか//THE DOOR》のライフクロスを削る能力を積極的に使い攻めていきましょう。
2ターン目までにおおよそ2〜5枚のコインを使用することになるので、アシストルリグ《あーやの踊りについてきてね!》で足りないコインを補充しましょう。
レベル3にグロウしたあとは《大罠 あや//THE DOOR》を場に出し、コインを使用してトラッシュから闘争派シグニを展開することが主な動きとなります。
コインを使い切ったあとはゲーム1能力でコインを再補充して4ターン目以降も同じ動きを繰り返していきます。
コインが少なくなってきたら、《パワーオブストラグル》を使用してトラッシュから場に出す・パワー上昇・デッキ破壊・Sランサー付与などコインを使ってできることをまとめて発動して継続した攻めを展開していきます。
コインの使い方も重要ですが《パワーオブストラグル》の使うタイミング・効果選択も大切なのでバトルの際は見極めが重要です。
パワー上昇効果による防御もできるので相手の防御をかいくぐりながら5ターンほどで決着できるように目指しましょう。

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このデッキを改造したいときは、豊富なエナを活かして《翠美姫 コンテンポラ》を活用して手札破壊に対して強く出られるようにするとよさそうです。
コインで攻撃面は十分なので防御面をほかのカードで補強するアプローチを重視するといいです。

少ない手札でもばっちり攻撃!闘争グズ子デッキ

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4人目は闘争派黒ルリグのグズ子です。
カーニバルと比較したときのポイントは、センタールリグ自身が除去能力を持っていること。
手札を1枚捨ててパワーをマイナスできる能力は地味ながら強力です。
ただし、毎ターン手札を1枚ずつ使うことになるので、手札が少ない状態でも安定した攻めと防御ができるデッキを目指す必要があります。
そこで今回は手札がなくても相手のルリグアタックを守れる《ピルルク/P-A》を使いつつ、攻めは手札が0枚で発動できるピース《ネバー・サレンダー》と闘争派ピース《パワーオブストラグル》を順番に使い毎ターン安定した盤面形成を狙います。
手札破壊をしない相手に対しては《ネバー・サレンダー》《惨之遊姫 コイントス//THE DOOR》から《サーバント #》を回収することで、少ない手札ながらガードできます。
3ターン目にレベル3の回収効果で盤面を作り、4・5ターン目に《ネバー・サレンダー》《パワーオブストラグル》を1枚ずつ使っていくので5ターン目までに勝てるようにゲームメイクをしていきましょう。

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コイン配分はレベル3にグロウするまで3枚しかないため、《羅菌 みこみこ//THE DOOR》の能力をうまく使って序盤の除去をこなしましょう。
足りないと感じたらバンのアシストをママに変えることで序盤のコインを増やすことができるので、そこはお好みで調整してみてください。
相手のシグニによってはパワーマイナスが足りないこともあるので、《羅菌姫 ナナシ//フェゾーネ》といったマイナス効果の補助になるようなカードや序盤のシンプルな除去札を増量してみると戦いやすいです。

その3:防衛派デッキ紹介

防衛派はゲートを設置してシグニの場所に応じて効果を発揮します。
手札破壊と盤面を固める能力に長けており、いわゆるコントロールデッキの性質が強いデッキになります。
リソースを与えずにとにかくダメージを抑えて自分の有利なゲームに相手を引きずり込みましょう。

耐久&エナ縛り戦術!防衛LIONデッキ

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5人目は防衛派白ルリグのLIONです。
特徴は、毎ターン相手のシグニを手札に戻す能力です。
防衛派の白シグニは高いパワーで盤面を固めることを得意としているため、手札戻しでエナを絞って相手が攻められるタイミングを遅らせていきます。
その間にこちらは毎ターン1〜2点を確実に通していき時間をかけて勝ちに向かいます。

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パートナーシグニである《コードハート Lスピーカ//THE DOOR》が特に強力で、パワー上昇能力に加えてアタック時にアップする能力もあるので、1面空いていれば2点取れるシグニです。
基本的には《防衛者MC.LION-3rd》の能力で1面を手札に戻して《コードハート Lスピーカ//THE DOOR》で2点を狙うのがいいでしょう。
もう1面の上級シグニを《幻獣神 LOVIT//THE DOOR》にすることで、毎ターンサーバントを回収しながらシグニによるダメージをカットできます。
今回はメインデッキを白単色にすることで序盤から《オーバー・パシュート》《コードアート Aトドア》といった手札に戻す効果を使えるような形にしました。
単色にすることで《マキナネビュラ》を採用しリフレッシュを避けながら除去もできる形にしています。
《マキナネビュラ》の欠点として挙げられるサーバントが戻らない点についても、《幻獣神 LOVIT//THE DOOR》で回収できるため特に気にならないでしょう。
戻したカードは《オープン・ゲート》で再展開もできるため再現性の観点でも相性がいいです。

改造するときは《凶魔姫 エレシュキガル》といったエナを与えない攻めができるカードを入れてみると、また違った動きができるようになります。
シンプルに青防衛シグニを入れて手札破壊できるようにするのも十分機能しますが盤面のレベル3シグニに何を立てるかが難しくなりそうです。

すべてのリソースを根絶やしに!防衛タマゴデッキ

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最後は防衛派青ルリグのタマゴです。
出現時にルリグを凍結しつつ、ターン1の起動能力で手札破壊かドローを選べます。
攻撃能力こそありませんが、リソース獲得および奪取能力に長けておりゲームを速度を遅くすることに特化しています。

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パートナーシグニの《羅星姫 コスチュム//THE DOOR》で相手のシグニ1体をデッキ下に送れるので、基本は手札破壊によるルリグアタックが通ることも含めシグニで1点、ルリグで1点を毎ターンとっていくことになります。
もう1枚の上級シグニはドローと手札破壊を兼ね備えた《羅星姫 ノヴァ//THE DOOR》か、サーバントを回収することができる《幻獣神 LOVIT//THE DOOR》を使ってしっかりと相手の攻めに備えます。

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ほかにも手札破壊および相手のシグニをデッキ下に送れる《蒼魔 バン//THE DOOR》や、シグニをトラッシュに送れる《爆砲 WOLF//THE DOOR》など、手札破壊以外にもリソース奪取の手段が充実しているので、序盤から積極的に相手のリソースを絞っていきましょう。
弱点としてはパワーの高い白防衛シグニと異なり盤面の強度自体は高くはない点。
下級シグニは除去されることを受け入れるか、白防衛シグニに頼るかを選ぶ必要がありそうです。
リソース奪取がうまくいけば6〜7ターン程度戦えますが、早く倒す必要がある相手もいるので、《GATE DRIVE》を採用して少し攻められる構築にするのもいいと思います。

終わりに

いかがでしたか?
今日は各派閥の特徴およびルリグの使い方解説の講義をしました。どの派閥も基盤がとても優秀なのでそれぞれのデッキを自分色に改造してみてください。
新しいテーマが環境に与える影響は相当に大きいと思いますのでぜひご自身の手で試してみていただければと思います。

本日の講義はここまで。また次回の講義でお会いしましょう。

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