【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミー「フェゾーネ DIVA with 電音部」全SRシグニレビュー
みなさんこんにちは、ウィクロスアカデミーの時間です。
今回の講師を担当します、からばこと申します。
いつの間にか夏真っ盛り。夏といえば水着。
水着といえば「フェゾーネ DIVA with 電音部」ですね!
というわけで今回は発売間近の「フェゾーネ DIVA with 電音部」に収録される、SRシグニ全13種類のレビューになります。
素敵な能力はもちろん、ルリグたちの眩しい水着姿も見逃せません。
まさに真夏のファッションショー。それではいってみましょう!
《羅星姫 リメンバ//フェゾーネ》
トップバッターはリメンバ!
真夏とはいえ、3つの能力はすべて凍結に関するものとなっています。相変わらずですね。
出現時はセンタールリグ「ではない」相手ルリグ1体の凍結です。要するにアシストルリグが凍ります。
各種「ハーモニー」や、《凶魔姫 アルフォウ//ディソナ》《羅星姫 タマゴ//ディソナ》などの「ルリグを2体ダウンして」能力を発揮するシグニに対して有効です。そして、今弾に収録される「覚醒」に関するシグニの妨害にもなります。
相手が覚醒などのためにダウンさせたアシストルリグを凍結させ、妨害していくことになるでしょう。
起動能力はシグニの凍結です。コストは「アップ状態のシグニを1体ダウン」なので、自分でも、自分以外でも良いのがグッド。出現時能力のみしか持たないシグニをダウンさせ、後にリムーブしたり、【ライズ】の下敷きにするのもいいですね。
そして《羅星姫 リメンバ//フェゾーネ》は妨害に加え、攻め手も持っているのが強みです。
自身のアタック時に相手の場に凍結したルリグとシグニが3体以上いれば、3エナを支払うことで【アサシン】を得ます。
出現時と起動能力で2体凍結できるので、他の手段で1体足せば、それだけでアタッカーになれるのはうれしいです。
3エナとやや重いですが、この能力の出番は少なくないでしょう。
凍結に関する能力を持つカードは、主に青に多いです。
センタールリグであれば《ノンストップ Dr.タマゴ》が凍結のエキスパート。「ディソナ」の青カードは《DEEP FREEZE》を筆頭に、凍結に特化した能力が目立ちます。
それ以外でも《コードオーダー ワッフルアイス》《羅輝石 ロイヤルブルー》などの懐かしいカードから、《コードアンチ マドカ//フェゾーネ》など最新のカードまで、幅広く揃っています。青のライフバーストの多くにも「凍結」の文字はありますね。
凍結を戦略に取り入れるデッキではもちろん、長期戦を狙いがちな青デッキでも、《羅星姫 リメンバ//フェゾーネ》は良い仕事をしてくれそうな予感です。
覚醒の流行度合いによっては、他のデッキでも出番があるかな?
《幻怪姫 ドーナ//フェゾーネ》
続いてはドーナ。
フレーバーテキストどおり、サポートに秀でた能力がそろいます。
出現時に、アップ状態のルリグを2体ダウンすれば覚醒。覚醒状態であれば、相手ターン中に【シャドウ】を得ます。
【ランサー】や《翠魔姫 バン//ディソナ》は苦手ですが、それ以外では除去する手段は非常に少ないため、場持ちのよい壁としての活躍に期待です。
自動能力は自身のアタック時に、2エナを払えばトラッシュから好きなシグニを回収できます。
第一候補はやはり《サーバント #》でしょうか。手札破壊対策に《羅菌 アメーバ》や《翠美姫 コンテンポラ》を拾うのもおもしろそうですし、次のターン以降のアタッカーを選ぶのももちろんありです。
起動能力もさりげなく優秀。ロストレージルリグではもちろん、《グズ子~ハプニング~》などアシストルリグで得られるコインも支払いに使えます。回数に限りはありますが、あって優秀な能力です。
そして今回のシグニたちが覚醒する手段は1つではありません。特定のスペルでも覚醒できます。
ドーナは《フェスティバル・アウェイク》。白シグニのパワーを2000アップしながら、バトルでのバニッシュをトラッシュに置き換えます。
パワー上昇は次のターンの終了時までなので、シャドウを持った《幻怪姫 ドーナ//フェゾーネ》がバトルでバニッシュされにくくなります。場持ちがさらに上昇するため、《幻怪姫 ドーナ//フェゾーネ》のパワー上昇手段としてうれしいです。
このスペルに限りませんが、スペルで覚醒状態にできるので、別のシグニの覚醒にルリグダウンを充てられる点もいいですね。
総じて、使い勝手の良いサポーターといった印象です。
コインや覚醒枠にあまりがあれば、デッキの良い潤滑油としての活躍が期待できるでしょう。
《紅天姫 ヒラナ//フェゾーネ》
続いては赤シグニからヒラナ。
相変わらず攻めっ気にあふれた、真っ直ぐな能力を持ちます。
目を引くのはライフクロスのクラッシュ。7エナという莫大な枚数を求められるので発動は難しいですが、《ハピネス・フロート》で一気にエナを伸ばしたり、《参上 緑姫》や《VJ.WOLF-3rdVerse》ら緑ルリグでエナを加速させるのが良いでしょうか。
使った後はアシストルリグに充てるエナもなくなるので、まさに捨て身の一撃です。使い所は見極めたいところ。
一方で、もう一つの能力は非常に堅実。アタック時に8000以下のシグニをバニッシュできます。
条件は「同じ色のルリグが自分の場に2体以上」のみと軽く、その構成で戦うデッキであれば、すんなり採用できるでしょう。
ディソナ環境で《UNKNOWN MEMORY》が登場したこともあり、2色・単色構成の注目度は非常に高くなっています。
8000というラインは決して低くないので、それらのデッキのサブアタッカーとして、活躍に期待です。
《羅輝石 花代//フェゾーネ》
赤の覚醒は花代さん。覚醒するとパワーが5000上昇します。
覚醒すればパワーが15000となり、ダウンした《コードハート リメンバ//メモリア》などと同じ数字になります。
シンプルに硬く、パワー15000を除去するのはなかなか大変なので、壁としての運用も期待できます。
自動能力もこれまたシンプル。手札を2枚捨てれば、自身のパワー以下のシグニをバニッシュします。
何もなければ10000以下、覚醒していれば15000以下と、除去できるシグニの範囲は高水準。
自身のパワー以下なので、ほかの手段でパワーが上昇できれば、覚醒させずに範囲を広げられる点もお忘れなく。
関連するスペルは《熱気の開眼》。
言ってしまえば赤シグニを《羅輝石 ダイヤブライド》にできます。
この「ダイヤブライド化」は一見優秀ですが、覚醒のために手札を1枚消費し、さらに除去で2枚消費するとなると、息切れがやや心配。
覚醒は素直にルリグダウンに任せるのが良さそうですが、エナ破壊は言わずもがな強力ですので、あって損はないカードです。
総じて手札コストさえ用意できれば、非常に高水準な除去ができるシグニです。
赤のような攻撃力が高いデッキより、青や白といった「手札は増えるけれど攻撃力がやや低いデッキ」に組み込むと、火力の底上げにつながりそうです。
イメージとしては《幻獣神 LOVIT//ディソナ》の手札版ですが……。手札とエナは勝手が違うので、使用感が気になるところですが、それを差し引いても強そうな気配がします。
《羅輝石 レイ//フェゾーネ》
どんどん行きましょう、青シグニ。まずは《羅輝石 レイ//フェゾーネ》です。
能力は1つのみ。《紅天姫 ヒラナ//フェゾーネ》と同じく、共通する色を持つルリグが自分の場に2体以上いると、アタックフェイズ開始時に青1エナと手札2枚で、相手シグニ1体をデッキの一番下に置きます。
除去にはなかなかの量のコストが要求されますが、対象とするシグニにパワーやレベルなどの制限はないため、コストさえ工面できれば確実に仕事をこなしてくれます。
青センターはもちろん、緑以外のデッキに《翠魔姫 バン//ディソナ》を出張させていたように、ある程度青カードを採用したデッキでも活躍する予感がします。
能力は1つしかないぶん、ライフバーストを持っているのが《羅輝石 レイ//フェゾーネ》の長所です。
ライフバーストはアップ状態除去とよくあるものですが、シグニの能力として除去を持つシグニを、ライフバースト枠に採用できるありがたみが、デッキ構築の段階で沁みることが多いでしょう。
「除去能力を持つシグニはライフバーストを持たない」ことが多いディーセレですから、デッキの最後のパーツとして、《羅輝石 レイ//フェゾーネ》がパチリとはまることが、結構あるかもしれません。知っておくとうれしい1枚ですね。
《コードハート ピルルク//フェゾーネ》
青の覚醒枠はコード・ピルルク。
これまでのコード・ピルルクと同様、スペルと手札破壊に長けた能力で登場です。
覚醒条件はこれまで同様、アップ状態のルリグ2体のダウン。
覚醒しているとアタックフェイズ開始時に、相手の手札を見て、ガード以外のカード1枚を捨てさせます。
「手札を見て捨てる」はまさにコード・ピルルクの代名詞。覚醒さえしておけば良いので、手軽に真夏のぽいぽい祭りが開幕します。
起動能力で、次に使用するスペルの使用コストを青1エナ減らせます。
青には《RANDOM BAD》《EXTRA》《TROUBLE》など、連打したいスペルが少なからずあるため、エナ消費を抑えてくれるのはうれしいです。
しかし何より《コードハート ピルルク//フェゾーネ》と合わせて使いたいのが、関連スペル《TEMPO UP》でしょう。
青シグニに《コード・ピルルク・xi》のゲーム1能力に匹敵する手札破壊を付与します。もちろん、《コードハート ピルルク//フェゾーネ》を対象にすれば覚醒します。
《コードハート ピルルク//フェゾーネ》に使うのもよいですが、《TEMPO UP》はゲーム序盤に凶悪さを発揮する予感がします。
後攻1ターン目で《TEMPO UP》を使用し1を宣言してアタックすれば、序盤に手札交換などで抱えがちなレベル1を大きく奪える可能性もあります。
後攻1ターン目のアタックを防げるアシストルリグはごく一部ですから、ほぼ確実に手札破壊ができますし、空振りでも手札を覗けるので、デッキタイプや今後の戦略を描くのに役立ちそうです。
ゲーム序盤での手札破壊の凶悪さは《不穏☆FU☆ON!》や《レイ*無我斬》で身に沁みている方も少なくないでしょう。《TEMPO UP》には「不穏レイ」ほど確実性はありませんが、直撃すればゲームを決する場面も十分想像できます。
ライフバーストも2体ダウンと、非常に強力なのも最高ですね。
相変わらず手札破壊に特化していますが、例に漏れず除去能力はありません。ルリグやピースで補ってあげましょう。
手札破壊系のデッキはこれまでも多く登場しましたが、《コードハート ピルルク//フェゾーネ》を軸にした新しいデッキの誕生に期待しています。私も頑張って作ります。
《轟砲 WOLF//フェゾーネ》
続いては緑シグニ。《轟砲 WOLF//フェゾーネ》です。
緑1無色1エナで、【Sランサー】を得ます。以上!シンプル!
条件は、共通する色を持つルリグが自分の場に2体以上いる場合です。《紅天姫 ヒラナ//フェゾーネ》《羅輝石 レイ//フェゾーネ》と同じで、2色・単色系のデッキを強化してくれます。
エナコストは《翠魔姫 バン//ディソナ》と同じで、支払いは緑センター、ないし緑出張のデッキであれば難しくないでしょう。
自身のパワーが12000あるため、《聖天姫 エクシア》や各種【シャドウ】を持つ白シグニの上から、【Sランサー】でライフクロスを狙えるのは明確な強みです。
しかも【Sランサー】なので、ゲーム終盤まで戦力として加担してくれるのはうれしいです。
除去と異なり、エナを与えたり盤面を開けないので、相手のエナを絞ったり、場出し系のアシストルリグを封じたりと、細かな点が優秀です。「能力を失う」には要注意。
《羅輝石 レイ//フェゾーネ》と同様、ライフバーストを持つ点も優秀です。
アップ状態バニッシュor1ドローなので、除去が空振りしてもドローができます。
総じてクセの少ない、レベル3らしい大型アタッカーという評価です。
ヒラナ、レイ、WOLFと3人のフェゾーネシグニを得た、2色・単色系デッキの躍進に期待ですね。
《コードオーダー メル//フェゾーネ》
緑の覚醒シグニはメル。エナに関する能力を多く持っています。
覚醒条件はこれまでと同様、アップ状態のシグニを2体ダウンです。
覚醒していればアタックフェイズ開始時に【エナチャージ2】です。《羅植 アイビー//ディソナ》2体分です。「アイビーアイビー」の便利さは、ディソナ環境を戦った皆様はよくご存知でしょう。便利です。
バトルでシグニをバニッシュすると、エナゾーンからシグニの回収ができます。
エナチャージで行ってしまった《サーバント #》や、バニッシュされたシグニの再利用など、便利な場面は多々あるでしょう。
1コインでシグニ1体のパワーをプラス3000できる起動能力も、コインを得られるセンターやアシストルリグであれば有効活用できます。《コードオーダー メル//フェゾーネ》自身に使っても、12000のシグニをバトルでバニッシュできるようになるのがうれしいです。
これまでのフェゾーネシグニと同様、《コードオーダー メル//フェゾーネ》も特定のスペルで覚醒できます。
それが《反響》。このスペル、なかなかに注目度が高いです。
正面のシグニのパワーが8000以下であれば、自分の緑シグニに【ランサー】を付与できるスペルです。
いわば緑版の《開園の合図》。除去できるパワーラインはやや低いですが、ディソナ環境で猛威を振るったスペルが、緑にも登場します。
《コードオーダー メル//フェゾーネ》に使って覚醒、アタックフェイズでエナチャージ、【ランサー】でシグニをバニッシュし、ライフクロスをクラッシュして、エナのシグニを回収、というのがもっともわかりやすい使い方でしょう。
それに加えて最序盤に《開園の合図》の感覚で、打点として使えるのは強力です。
ライフバーストも腐る場面が少なく、緑デッキは大きな強みを得た印象です。
《ドライ=ハナレ//フェゾーネ》
お待たせしました。
センタールリグにウリスがいるなら、もちろんハナレもいます!
常時能力はハナレの代名詞。相手の常時能力で、シグニのパワーがプラスされなくなります。
《中装 ギロチン//ディソナ》《幻怪姫 ドーナ//ディソナ》《聖将 トキユキ》《コードアンチ サルノテ//ディソナ》などなどなどなど。カード検索で「パワーを+」「パワーは+」と入力し、常時能力にチェックを入れれば分かりますが、結構な数のカードが影響を受けます。
自動、起動能力によるプラスは防げませんが、多くのシグニ、特に下級の壁役のシグニが機能停止します。
ゲーム中盤以降とはいえ、パワーが上がったシグニは厄介なもの。《ドライ=ハナレ//フェゾーネ》で無にしましょう。
アタックフェイズ開始時に自分のトラッシュにカードが10枚以上あれば、黒1で相手の全てのシグニのパワーをマイナス3000できます。
言ってしまえば「ディソナナナシ」こと《ナナシ 其ノ参ノ禍》の【ウィルス】能力と同じです。対象を取らずにマイナス3000するえげつなさは、ディソナ環境を戦った皆様ならよくご存知かと。《ドライ=ハナレ//フェゾーネ》は、それが1人でできます。
《ドライ=ハナレ//フェゾーネ》のプラス封じと相まって、特に下級シグニにはめっぽう強いです。
《聖将 トキユキ》など自身の能力でパワーが上昇するシグニは、元々のパワーが3000であることが多いので、「常時能力でプラスを封じ、自動能力で溶かす」という点が、自己完結しています。
トラッシュにカードが10枚以上ないとこの能力は使えませんが、さほど難しくないので、出番も多いでしょう。当然、《熱狂の閻魔 ウリス》の出現時能力とも相性抜群です。
総じてパワーマイナスと相性が良いですが、マイナスの値は大きくありません。
他の黒カードと組み合わせたり、《コードハート ピルルク//フェゾーネ》《TEMPO UP》でレベル3シグニを奪い尽くしてマイナスを刺しやすくするなど、コンボが重要です。
プラス封じも対象を取らないマイナスも、シグニが持つには非常に貴重な能力です。ぜひ活躍させましょう。
《羅菌姫 ナナシ//フェゾーネ》
水着ルリグ、最後の紹介は《羅菌姫 ナナシ//フェゾーネ》です。
これまでと同様の覚醒条件を持ち、覚醒しているとアタックフェイズ開始時に、シグニ1体のパワーをマイナス8000します。
8000という値は決して小さくはなく、自身のコインを使う起動能力でマイナス2000も振れるので、高スペックなマイナスができる印象です。
前述の《ドライ=ハナレ//フェゾーネ》でマイナスの合計値を高めたり、《熱狂の閻魔 ウリス》のマイナス5000を発動させたりしながら、相手の盤面を溶かしていきましょう。
ダウンして自分のトラッシュを3枚増やす能力もありますが、レベル3の《羅菌姫 ナナシ//フェゾーネ》でそれをやるのはちょっともったいない気もします。リフレッシュ後の再度のトラッシュ肥やしなど、あって困る能力ではないので、使う場面はよく見極めましょう。
専用のスペルは《グレイブ・アップ》で、黒シグニ1枚をトラッシュから場に出せます。
これまたシンプルな蘇生スペルで、対象が《羅菌姫 ナナシ//フェゾーネ》であれば覚醒します。
黒はトラッシュ利用に長けた色なので、特に黒単色のデッキであれば、使う場面は多いでしょう。
マイナスに関するカードはこれまでも多く登場しています。
《羅菌姫 ナナシ//フェゾーネ》の覚醒によるマイナスの強みは、やはりコストがかからないことでしょうか。
コインについても、エナや手札などを消費しないという意味ではノーコストと捉えられるので、非常にコスパの良いパワーマイナスアタッカー、と捉えています。
あまったエナや手札をどこに活かすかが、ナナシ活躍のポイントでしょう。
《電音部 茅野ふたば》
ここからは電音部のSRシグニを紹介していきます。
まずはパッケージにもなっている《電音部 茅野ふたば》から。
自身のパワーが15000以上であれば、アタックフェイズ開始時に手札とエナを1枚ずつ増やせます。
センタールリグ《憧憬へ前進 アキノ》の能力でパワーを上昇させ、起動能力の条件を満たしていくのがもっともわかりやすいでしょう。
パッケージデザインにもなっているように、電音部デッキはこの2人を軸に戦っていくことになります。2人でリソースをどんどん増やし、長期戦を見据えたバトルを展開したいところ。
自動能力では相手ターン中、電音部シグニのパワーを2000上げられます。
《電音部 灰島銀華》《電音部 りむる》といた下級シグニをさらに固くしたり、《電音部 茅野ふたば》を2体並べて、強固な盤面を築いていきたいですね。
《電音部 桜乃美々兎》
《電音部 茅野ふたば》など白のシグニたちで溜めたリソースは、ほかの色の電音部シグニで打点に変換しましょう。
《電音部 桜乃美々兎》ら「ハラジュクエリア」の赤シグニたちは、その吐き先のひとつです。
《電音部 桜乃美々兎》アタック時に1エナで8000以下焼き、起動能力で3エナで【ダブルクラッシュ】を得ます。
エナを打点に変換でき、たいていの下級シグニは《電音部 桜乃美々兎》であっさり処理できます。
【ダブルクラッシュ】もコストこそ重いですが、ダメージレースを加速させられるため、あって損はない能力です。使いどころを見極めて攻めていきましょう。
高パワーのシグニの処理は、ピースやフェゾーネマジックに任せるのが良い印象です。
同じ「ハラジュクエリア」の赤シグニには《電音部 犬吠埼紫杏》と《電音部 水上雛》がいます。
《電音部 犬吠埼紫杏》はタイミングこそ違えど、電音部版の《小砲 バクチク//ディソナ》で、《電音部 水上雛》は手札をエナに変換できます。特に《電音部 犬吠埼紫杏》は、電音部デッキでは活躍する場面が多々ありそうですね。
《電音部 桜乃美々兎》の能力で、トラッシュにメンバーがいれば【エナチャージ】もできるので、3人ともデッキに入れてあげると良いでしょう。
《電音部 鳳凰火凛》
《電音部 鳳凰火凛》ら「シブヤエリア」は青シグニとして登場。手札交換、手札破壊に長けた能力を持ちます。
エースは《電音部 鳳凰火凛》。手札3枚を捨てれば相手のシグニを1体バニッシュでき、捨てた3枚がすべて電音部シグニであれば、ついでに手札を1枚捨てさせられます。
《憧憬へ前進 アキノ》《電音部 茅野ふたば》で2枚、自身の出現時能力で1枚増やせば、それだけでコストは工面できるので、青としては珍しいアタッカーとして運用ができます。
特に《電音部 大賀ルキア》は、自身が電音部シグニの効果で捨てられた場合、1エナを払えばドローができます。増やしたエナを再び手札にして、再び《電音部 鳳凰火凛》などのコストに充てていくのが自然でしょうか。
総じて「白の電音部シグニでリソースと戦線を維持し、ほかの色で火力に変換する」というイメージでしょうか。
白だけでは火力不足が気になるので、ピースやアシストルリグなどで外部打点を補い、攻防をバランスよく整えてあげるのが良い印象です。
特に打点をどうするかは、構築段階でよく考えてあげる必要があります。すべてを電音部で構成する必要性も高くないので、少々であれば電音部以外のカードを入れてあげてもいいですね。
総評:「ディソナ参戦前」のカードを再チェックしよう!
「ディソナ編」突入後の4か月間は、ディソナルリグ・シグニがディーセレの主役でした。
トーナメントシーンでもそうでなくても、ディソナの図抜けたパワーが、環境やデッキ構築に大きな影響を与えていました。
その影響力は、今後もしばらく大きいままでしょう。
今回登場するフェゾーネは、当たり前ですが皆、ディソナカードではありません。
当然、ディソナの制約を一切受けないカードばかりなので、ディソナ以外のカードにも、今一度スポットライトが当たるでしょう。
新規に登場する5人のセンタールリグはもちろん、過去のセンタールリグ、ピース、シグニやスペルなどにも注目すれば、意外な組み合わせが見つかるかもしれません。
その結果、ディソナではできなかったことができるようなデッキが生まれれば、それは環境に一石を投じたことにつながります。
直近のカードのみならず、過去にも目を向け、新しいデッキを生み出していきたいですね。
「覚醒」「フェゾーネマジック」「2色・単色強化」「電音部」など、新鮮なギミックが多数詰め込まれた「フェゾーネ DIVA with 電音部」。
発売と発売後の環境が、今から待ち遠しいです。
それではまた、次回の更新で。