【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

ディソナの進撃を食い止めよ! ディーセレ環境分析

キーンコーンカーンコーン……。

みなさんこんにちは、ウィクロスアカデミーの時間です。
今回の講師を担当します「からばこ」です。よろしくお願いします。
ディソナ祭、楽しかったですね。
私はチームコーディネート賞でウィクロスガールズ賞をいただきました。
アカデミーの自己紹介ページに書き足しておこうかしら……。
5月6日のディーヴァグランプリ5thが待ち遠しいです。
開催場所は名古屋でゴールデンウィークまっただ中ですから、
交通手段と宿の確保はお早めに、ですよ!

さて、授業に行きましょう。
本日のテーマは「セレモニーからみる環境分析」です。
「DISSONANCE DIVA」の発売から約1か月半。
煮詰まってきたとみられる環境を、改めて分析していきたいと思います。
やはり強力なディソナ勢ですが、「対抗勢力」が生まれてきそうな気配……?
それでは、よろしくお願いします。

今回の時間割はこちら!
  • 1時間目:ディソナ環境の旗振り役!《炎妖舞 花代・惨》を学ぼう!
  • 2時間目:対ディソナのヒント?《奏月の巫女 タマヨリヒメ》
  • 3時間目:ディソナを活かそう!チームWOLFに注目
  • ホームルーム

1時間目:ディソナ環境の旗振り役!《炎妖舞 花代・惨》を学ぼう!

3/12 イエローサブマリン町田GAMESHOP1位:たんちゃん選手

2月下旬~3月中旬のウィクロスセレモニーにおいて、多くの入賞数を占めるルリグが《炎妖舞 花代・惨》です。
前回のしみずき先生の講義では《幻獣 テングザル》《コードアート ララ・ルー//メモリア》など、「非ディソナ」のカードを採用したデッキが紹介されていましたね。
復習は、こちらの記事の「3時間目」から!

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今回はディソナ単体のシンプルな構築をご紹介します。
プレイヤーによって細かな構築は異なりますが、大まかな方向性は共通しています。

ふんだんに採用された除去カードはもちろん、《ウリス・スケアー》《ウリス・アフリクト》《ウルトラスーパーヒーローズ》のデッキ破壊からのリフレッシュや、《炎妖舞 花代・惨》のエクシード4によるライフクロスのクラッシュで、相手のライフクロスをゴリゴリ削っていきます。
とどめは《GO TO the TOP!》《羅輝石 シークラ//ディソナ》によるエナ破壊で、アシストルリグを封じて勝つ! がコンセプトでしょう。
エナ破壊を嫌って相手が大型アシストを早々に使ったら、《炎妖舞 花代・惨》のダブルクラッシュを通しに行ける点も強みです。

紹介しているデッキでは《コードアート ララ・ルー//ディソナ》を厚く採用し、《開園の合図》と合わせてエナ破壊に磨きをかけています。
人によっては《羽化》を採用する場合もあり、採用カードの種類や枚数に、プレイヤーの好みが現れます。

アシストルリグは《ウリス・スケアー》《ウリス・アフリクト》が基本。
白はゆかゆか、リゼ、アキノなど様々で、メインデッキの除去力や手札の消費量と相談しながらチョイスしているようです。
特に《【アシスト】リゼ レベル2’》《アキノ*バイバイ》《サーバント #》を回収できる点が優秀ですね。
ピースは《ウルトラスーパーヒーローズ》《GO TO the TOP!》が鉄板。入賞のほとんどがこの構成です。

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入賞実績も非常に多く、WIXOSSBOXを編集する際に、花代さんを見ない日はありません。
自分が使うにせよ、対策するにせよ、花代さんの基本はここで学んでおきましょう。
「シグニを除去して、デッキを削って、ライフを割って、エナを破壊して詰め!」な、短期決戦型ルリグです。

2時間目:対ディソナのヒント?《奏月の巫女 タマヨリヒメ》

ここで、ディソナ勢の活躍を支える「ディソナ序盤火力三銃士」を連れてきました。

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ここに《開園の合図》も入って、実際は四天王…でしょうか。
あらゆるディソナルリグから飛び出す三銃士or四天王。遭遇率も非常に高いですよね。
では、そこを対策すればよいのでは……?そんなデッキを見つけました。ご紹介しましょう。

3/5 バトロコ川崎駅前店4位:こあらさん

懐かしの「白単タマ」です。

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《コードメイズ キョウシュウ》《聖将 トキユキ》《コードメイズ ルヴダビ》……。
これでもかと採用された堅牢な白シグニで、ディソナの序盤火力を真正面から受け止めます。
《幻獣 ワウルフ//ディソナ》の【ランサー】は《羅星 レプス》で防げますね。
アシストルリグのドーナは《ドーナ『いけいけ!』》を採用しており、レベル2の段階から《コードメイズ ルヴダビ》《聖英 タンゴカード》を3体並べられるように。
この布陣で、《ウリス・スケアー》《マキナウィングスラッシュ》など、多く採用されるレベル1アシストルリグを防ぎます。
上級シグニは起動能力の多いディソナルリグに有利な《コードハート リメンバ//メモリア》と、《炎妖舞 花代・惨》の【アサシン】【ダブルクラッシュ】と《メル=椿姫》の【ランサー】を対策する《幻水姫 シィラ》をチョイス。
硬い白シグニでライフクロスを守りながら、《奏月の巫女 タマヨリヒメ》の連続ルリグアタックで戦うのが狙いでしょう。

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デッキを使用したプレイヤーのSNSから対戦成績を見ると、6戦中4戦がディソナルリグ。対ディソナの戦績は3勝1敗と、環境読みがピタリとハマった形のようです。
《幻水姫 シィラ》《聖天姫 アークゲイン》でも良いかも、とのことでした。
見事な環境読みですね!


優秀な白シグニはほかにも、《コード2434 空星きらめ》がいます。
《【センター】アンジュ レベル3’》などのバーチャル系デッキでは、《コードメイズ キョウシュウ》ら以上の働きを見せてくれるでしょう。
そして4月29日発売の「CONCORD DIVA」では、《幻怪 モクモレン//ディソナ》が登場。更に堅牢な壁としての活躍が期待されます。ディソナシグニの防御力にも注目していきたいですね。

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「ディソナが強ければ、セレモニーでは多く対戦するはず。だからそこに勝つためには……?」
そんなふうに考えて、環境の一歩先を見据えたルリグ選択やデッキ構築ができると、さらに強くなれるでしょう。
2月のルール改訂で色の縛りも撤廃されたので、思い切った構築をしてみるのもいいですね。
白ルリグがいなくても、《コードメイズ キョウシュウ》らを使ってもいいんですよ?

3時間目:ディソナを活かそう!チームWOLFに注目

強力なパワーを持つディソナカードを使えるのは、何もディソナルリグだけではありません。
最後にこちらのデッキを紹介します。

3/19 トレカショップKCC:ウルシハさん

ディーヴァセレクション黎明期に猛威を奮った《ENDLESS-PUNCHLINE》《コードハート Pロマピ》を採用したチームWOLFです。
アカデミーの同僚、ウルシハ先生の構築を紹介させていただきます。

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この構築では、序盤の攻めを《小砲 バクチク//ディソナ》《幻獣 ワウルフ//ディソナ》らディソナシグニに任せています。
序盤に一気にライフクロスを減らし、《ENDLESS-PUNCHLINE》でさらに減らし、最後は《コードハート Pロマピ》でガードに制約をかけて決める、というプランでしょうか。

《ENDLESS-PUNCHLINE》で3回のルリグアタックを行なうには、シャッフル後のデッキの一番上からレベル3シグニ、もしくはスペルをめくる必要があります。
従来のWOLF、というよりチームCard Jockeyでは《グッド・ディグ》《聖天 ハニエル》でデッキの中のレベル3とスペルの比重を増やして、ルリグアタック3回の条件を満たそうとしていました。
今回も《MC.LION-DIG》《RHAPSODY PARTY》などでデッキ内のカードを調整しつつ、そもそもスペルを多めに採用することで、当たりを引く確率を上げているようです。

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センタールリグは《VJ.WOLF-3rdVerse》
自身をダウンすることで【エナチャージ2】を行なえます。ゲーム1起動能力を使ったターンは、同能力が最大3回使えるため、エナを一気に増やすことができます。
【エナチャージ2】では、《大装 ハルバード》などのエナコストを確保したり、《炎妖舞 花代・惨》などのエナ破壊の対策をしたり、レベル2アシストルリグをフルに使うためのコストをまかなったりできます。
自身がダウン状態になっても《ENDLESS-PUNCHLINE》でアタックできるのが良いですね。

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《ENDLESS-PUNCHLINE》を採用したデッキでは、《MC.LION-3rdverse》がディーセレ黎明期に環境で活躍しました。
ですが5弾「CURIOSITY DIVA」でルリグアタックを対策するピース《M.G.D》が登場し、それが原子軸の《デウス・スリー》に標準搭載され始めた頃から、徐々に数を消していっています。
追って登場した《Garden of Singularity》も痛手でした。

とはいえ最近はこれらのピースが姿を減らし始めたこともあり、ルリグアタックの通りが良くなっています。《サーバント #》を抱える手段は増えましたが、そもそも《コードハート Pロマピ》でガードさせなければ問題なし、です。
多く採用されるカードの中で致命的なのは、《EXTRA》のライフバーストくらいでしょうか。
そこも《大装 ハルバード》など他の攻め手段を採用し、ルリグアタック一辺倒にならないような構築がされています。

2月の「ディソナ祭」では、センタールリグをLION、LOVIT、WOLFで構成したチームが4勝2敗を記録するなど、何かとホットなCard Jockey。
懐かしのルリグたちを現代のカードでリメイクし、環境を読んでセレモニーで使ってみると、もしかしたら一花咲かせられるかもしれません。
最初の登場はもう2年前になるんですね……。

ホームルーム

というわけで、3月の環境分析でした。とにかく《炎妖舞 花代・惨》が強力で、環境を引っ張り続けています。
枠の都合で紹介はできませんでしたが、《みこみこ☆さんさんまぜまぜ》それに続き、残る3人のディソナルリグも人気な傾向が続いています。
「CONCORD DIVA」までこれが続くのか、《奏月の巫女 タマヨリヒメ》《VJ.WOLF-3rdverse》のような意欲あふれるデッキが登場するのか、引き続き注目していきたいですね。
新弾「CONCORD DIVA」の発売は4月29日。
短いようで長い1か月。「煮詰まってきたとみられる環境」と書きましたが、まだまだメタゲームが動く気配がありますね。

環境を動かすのはあなたのデッキかもしれません。「これぞ!」なデッキをお待ちしております。
それではまた次回の更新で!




最後に、読者の皆様にお願いがございます。
WIXOSSBOXには「大会結果投稿機能」がございます。
すべての開催店舗様がSNSで結果を投稿されるわけではないので、優勝・入賞された方がご自身で投稿いただくことで、掲載数を増やせないかなと思い、作成しました。結果はサイトに掲載させていただきます。
大会結果が掲載される店舗が増えることで、全国のウィクロスコミュニティの活性化につながると考えております。皆様のご協力、よろしくお願いします。
詳しくはサイトをご覧ください。この場を借りてのお知らせ、大変失礼いたしました。

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