【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミーキーセレのトレンドを紹介! 合言葉は「ロストレージ」!
こんにちは、ウィクロスアカデミーキーセレクション研究開発部、
環境促進学科のシロネコです。
突然ですが皆さん、
キーセレクション、やってますか?
白窓の部屋などのイベントで時折やっていたりということはありますが、
セレモニーなど”ガチ”で対戦する機会がある方はあまり多くはないのではないでしょうか?
かくいう私もフリー対戦やもう1人の僕(イマジナリーシロネコ)と対戦することはあれど、
なかなか大型イベントなどで触れる機会に恵まれておりません。
しかし、昨今はバトルラッシュやフライト式トーナメント(注:決まった人数がそろい次第開催されるミニトーナメント)などがイベントでは充実しており、
キーセレに触れる機会も多くなってきています。
それならやってみようかな……となっている方もいらっしゃると思いますが、ここで一つ疑問が生まれます。
どういうデッキを使えばいいんだろう…?
昨今の情報あふれる社会。何が正しくて何が間違っているのか、
そういったことを判断しなければなりません。
しかし周りに相談できる人が少ない……。
このような悩みを抱えてる方、すごく多いと思います。
本講義ではキーセレの入賞レシピを参考に、
キーセレのトレンドを抑えていきつつ、
みなさんの参考になるような情報をお伝えしていければと思いますので最後まで読んでいただければ幸いです。
それではやっていきましょう!
以前のトレンドのおさらい
私が夢限少女杯期間の間(2022年8月くらい)に出ていた
キーセレのセレモニーで流行していたのは次の3つのデッキタイプでした。
- ウリス×糾う者+《繚乱する花束 アルフォウVSハイティ》の高耐久+盤面制圧タイプ
- 夢限+《聖天姫 エクシア》の柔軟な防御が強みのコントロールデッキ
- 《絶縁の豪爪》連打の速攻型レイラ
ウリス×糾う者
ディーセレで登場した《狂騒の閻魔 ウリス》のライフ回復効果と《繚乱する花束 アルフォウVSハイティ》の相性の良さが抜群で、確実に《糾う者》へのグロウを通してくるタイプのデッキです。
無策のまま対戦するとまったく勝てないやっかいなタイプのデッキでした。
ディーヴァセレクションに移行する際に自動効果の処理の仕方が変わったのも追い風になっており、長い間環境に居続けています。
夢限+《聖天姫 エクシア》のコントロールデッキ
多くのキーを使用する夢限は《セレクト・ハッピー5》を複数回使え、さらに相手の能力などの対象になった場合に1面のアタックを封じる《聖天姫 エクシア》との組み合わせが非常に強力。
相手の攻めを柔軟に避けながら戦えるデッキでした。
ほかにもディーセレの《幻黒竜 ティラノ》により《弩書 ザ・ロウ》のマイナス効果がたくさん振れるようになっていたりと、攻防に秀でているのが特徴的です。
速攻型レイラ
スペルのコストを踏み倒して使える《ミルルン・アド》とライフをクラッシュできる《絶縁の豪爪》を組み合わせたデッキで、シグニのダブルクラッシュ、レイラのドーピングを両方さばかなければいけない対処が難しいデッキです。
レイラには《千差爆別》という優秀な防御もあるため、エナを与えながら攻めてしまうと返り討ちに遭うこともしばしば。
余談ですが、どこからでも負けられるので僕はこのデッキが一番苦手でした。
以上の3タイプが猛威をふるっていた2022年でしたが、2023年については新しいカードが多く加わり、トレンドは様変わりしています。
大きな変化としてはやはり「コイン」に注目したデッキが増えてきていることにあるでしょう。
リルやカーニバルといったいわゆるロストレージ組がディーセレに登場したことで、今までエナを支払って得ていたコインをグロウするだけで得られるようになりました。
そのうえ強力な効果までついているので、タマやウリスなどのセレクター組はコインを得るか強力な効果を得るかを選ぶ必要がありましたが、ロストレージ組はその両方を享受できます。
さらに、従来のキーセレではコインを最大で5枚しか得られない掟がありましたが、レベル3で多くのコインを得られるようになったことで6~7枚を使うことができるようになりました。
キーセレはコインを多く使えることがそのままゲームを有利に進めることにつながるため、一気にデッキパワーを上げることとなりました。
さて、ここまで内容を踏まえてセレモニーの結果から私が注目したデッキをピックアップして解説していきます。
防御力は実質無限!? アーツ回収型メル
2023年1月2日 子ども楽園 優勝
まずはメルデッキをご紹介。
特徴的な点は《コードハート ピルルクW//メモリア》と《幻怪姫 ユニカーン》のアーツ回収コンボでしょう。
スペルを捨て《幻怪姫 ユニカーン》に付与することでアーツを回収しながら攻めることができます。
捨てたスペルは《コード・ピルルク APEX KEY》で発動していくことで無駄なく防御面数を稼げます。
回収するアーツには流行している《弩書 ザ・ロウ》に対して絶大なパワーを誇る《自縄自縛》が採用されており、環境デッキに対する対策も見られます。
《千変万化》も少し使いにくいアーツですが、手札破壊デッキなどには繰り返し使うことでリソースを安定供給できるため、状況に応じて使い分けをしていけるようになっています。
個人的におもしろいなと感じたポイントは1枚採用されている《枝折》。《コードハート ピルルクW//メモリア》で枝折を捨ててユニカーンに付与する際、パワーを上げることができるため《弩書 ザ・ロウ》などのパワーが高いシグニまでバニッシュすることができます。
キーセレにおける優秀な緑ルリグといえば緑子がいますが、コインを多く使えることで選択肢が増えたメルにも今後は注目していきたいですね。
新時代のリルは手札破壊で相手を追い詰める!
2023年2月18日 ホビーステーション大須万松寺通店 優勝
続いてはリル。
レベル3の《武踊の記憶 リル》はコイン獲得枚数が脅威の4枚という圧倒的な獲得枚数を誇り、コイン総数は7枚にのぼります。
これを防御に使うか、攻めに使うかでプレイヤーの個性が出るルリグでしょう。
そしてここでは、手札破壊を軸にした攻撃特化のリルデッキを紹介していきます。。
リルといえば赤いライズを活かしたバニッシュ効果による攻めをイメージしますが、このデッキはディーセレ原子のライズを中心としたハンデスを絡めた攻めを展開していくデッキとなっています。
《蒼将 ブルーノ》や《コードVL 魔使マオ》で序盤から手札破壊をしていき、中盤以降は《羅原 H2》を《弩書 ザ・ロウ》や《羅原姫 H2O》のライズ元にすることで手札破壊を継続的にやっていきます。
さらにこの戦略を後押しするのが《K アルテマ/メイデン イオナ》。
手札破壊の上からお互いが1ドローになる効果で相手の動きを厳しく制限することができます。
自分もドロー制限を受けることにはなりますが、《弩書 ザ・ロウ》の回収効果などを活かしてうまく立ち回れば問題はありません。
さらに、このデッキには《TROUBLE》も採用されており、エナさえあれば自分だけ手札の少ない状態から脱出することができます。
仮に相手がドロー効果で手札を補充してくる場合はドローで山札が減ったところを《オリジナル・サプライズ》のデッキ破壊効果でリフレッシュに入れることで一気に勝ちに行くこともできます。
コインの使い方は《ドント・コール》のアンコールで防御に回すもよし、状況によっては原子シグニを回収することができる《羅原 華代//メモリア》を使うことで《羅原 H2》や《羅原姫 H2O》を回収して手札破壊を加速させることもできます。
ロストレージ最高の安定感!手札破壊型ナナシ
2023年3月5日 TSUTAYA枚方 優勝
最後にご紹介するのはナナシです。
先に紹介したリルと同じく《羅原 H2》を活かした手札破壊をしていくのですが、リルとの最大の違いはレベル3ルリグの防御力にあります。
ディーセレでも優秀なシグニを裏返しにするゲーム1能力ですが、その強さはキーセレでも健在で、デッキによっては3点分守ってしまうこともあります。
レベル4の回収効果もリルよりも広い幅のシグニを回収できるようになっているため、同じ手札破壊デッキでも攻撃的なリルに対しナナシは安定感のあるデッキといえます。
手札破壊しきったあとは《幻黒竜 ティラノ》を《弩書 ザ・ロウ》のライズ元にすることで防御面数を増やしたりもでき、柔軟な戦略を取ることが可能です。
今回の構成は相手の妨害を《カウンター・ヴァンプ》で受け流しつつ、《弩書 ザ・ロウ》を繰り返し出せることを活かして相手に有効なシグニを展開し攻めていくデッキになっています。
そのため、相手のデッキの理解度が必要な非常にテクニカルなデッキとなっています。
ちなみにこちらのナナシはレベル1ルリグでコインを得るのではなく手札交換に回しています。
これもレベル3でノーコストでコインを大量獲得できるようになったメリットの一つで、序盤のリソースをあえてコインに回さずに安定感を取るという選択肢を取ることができます。
手札破壊やエナ破壊が流行する環境ではこういった選択も必要になってくるので覚えておくと良いでしょう。
その他のロストレージ組はどうなの?
カーニバルやグズ子についても優秀なレベル3ルリグが追加されており、キーセレカーニバルは弱点として抱えていた序盤の要求能力の少なさが解消されています。
グズ子はゲーム1能力が《中罠 アルババ》と非常に相性がよく、偶数シグニ染めであれば一気に盤面を処理することができます。
強力な効果の代わりに支払うコインの多いダイレクトも、レベル3でコインを2枚得られるようになり、戦略に絡めやすくなるなど確実に強化されています。
今回はデッキリストを紹介することができませんでしたが、ロストレージ組でデッキを組みたいなと思った方はぜひこの2ルリグも考慮に入れていただければと思います。
おわりに
今回は夢限や糾う者が流行していた環境から
新ルリグの登場で台頭してきたロストレージルリグについて紹介してきました。
コインを多く得られることでできることが多い分構築が難しい部分があるので、
本講義で私がお伝えしたことを参考にしてしていただければと思います。
今回の講義はここまで。次回の講義はウィクロスに勝つために必要なモーニングルーティン120選です。
ではでは~