【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミー構築ルールがアップデート!新時代のディーヴァセレクションはどうなる?ライター大注目!活躍しそうなカードたちを紹介!
皆さんこんにちは、からばこです。
先日発表されたとおり、2月1日からディーヴァセレクションのルールが
大きく変わります。
いわゆる「色の制限」が撤廃され、
これまでよりさらに幅広いデッキ構築ができるようになります。
すごい!
今回のアカデミーでは、そんな新時代のディーセレについて大胆予想!
主に活躍しそうなカードたちを中心に、あれこれと考えていきたいと思います。
先にお伝えしたいのが、「デッキ構築は何をやっても自由」ということ。
ここではさまざま書いていきますが、皆さまはあまり囚われず、
「これぞ!」というデッキを作り、
2月からのディーセレを楽しんでいただきたいです。
本日の時間割はこちらです。
- 1時間目:新ルールのおさらい?何が起こるの?
- 2時間目:ピース編?「SPREADピース」が大活躍?
- 3時間目:メインデッキ編?あれもこれも試したい
- 4時間目:注目のルリグ編?「3色」といえばこの人!
- 5時間目:環境はどうなるの?
- ホームルーム:いろいろと試してみよう!
講義の前に、恒例の自己紹介です。
- デッキまとめサイト「WIXOSSBOX」管理人
- 夢限少女杯のカバレージ記事を執筆
- デッキ破壊が好き。バトル中は「デッキ何枚ですか?」と聞いてばかり
では、よろしくお願いします。
1時間目:新ルールのおさらい
2月1日からディーセレに適用されるルールは2つ。
1つめは「繭の部屋」の更新です。
「ルリグタイプが同じで、色が異なるルリグ」を同時に採用できなくなります。
白のタマと黒のタマ、黒のイオナと白のイオナがこれに該当します。黒から白へのグロウ、あるいはその逆ができない、ということですね。
2月発売の「DISONANCE DIVA」で黒タマとユキが登場することによるルール整備です。お忘れなきよう。
2つめが「色の制限の撤廃」です。
これまでは「ゲーム開始時に公開される3枚のルリグが持つと色のカード」しか、メインデッキとルリグデッキには採用できませんでした。
ゲーム開始時にオープンされる3枚のルリグ=レベル0のルリグが、例えば赤・青・緑であれば、白と黒のカードは採用できない、ということですね。
(無色のカードは除きます。ルールについてはこちらをご覧ください)。
2月1日からこのルールが撤廃され、レベル0のルリグの色に関わらず、何色のカードでもメインデッキ・ルリグデッキに採用できるようになります。
ルリグは同色にしかグロウできないため、要するにメインデッキとピースが、色の制限なく使えるようになります。
ピースについては「ドリームチームピースは1枚まで」「ドリームチームピースとチームピースは同時採用不可」「ピースの使用条件は満たさなければならない」という点は変わっていません。
赤黒青のルリグ構成に、赤白の《GO TO the TOP!》は採用できますが、《GO TO the TOP!》の使用条件が「自分の場に赤と白のルリグがいる」なので使えませんよ、ということです。
今回のコラムでは、2番目の「色の制限の撤廃」について触れていきます。
従来のルールでは採用できなかったカードがデッキに入るようになるので、全体的には「これまでできなかったこと」ができるようになりそうです。
ウィクロスは色によってカードの能力に特徴があり、思いつくだけでこのような内容です。
白:能力無効 サーバント回収 アタック不可
赤:エナ破壊 パワー以下バニッシュ アサシン
青:手札破壊関連 ドロー 凍結
緑:パワー以上バニッシュ パワープラス エナ加速 ランサー
黒:デッキ破壊 パワーマイナス トラッシュからの回収・場出し
特に太字の要素は、ゲームや環境に大きく影響を与えるでしょう。
「エナが足りないから緑を足そう」「より強く攻めたいから赤でエナを破壊しよう」など、デッキ構築に「差し色」の要素が追加できます。
自分のデッキで「この要素が欲しいな」というものがあれば、それに関連するカードを採用するのが、新ルール対応の第一歩ではないでしょうか。
詳しくは後述しますが、例えばこの辺りのシグニなどはいかがでしょう。
お手持ちのカードを再チェックしてみてくださいね。
2時間目:ピース編?「SPREADピース」が大活躍!?
それでは具体的にカードを見ていきましょう。まずはピースから。
全モードを同時に使用可能!
新ルールの恩恵を最も受けるピースが、「SPREAD DIVA」に収録された5種類のピースです。
これまでは最大2モードまでしか使えませんでしたが、3モード全て使えるようになります。
《アグレッシブな夜》(青緑黒):2エナで手札を見て捨てさせ、【エナチャージ3】し、マイナス15000
《Colorful Wish》(白緑黒):1エナでサーバントを回収し、10000以上のシグニを1体バニッシュし、レベル2、3のシグニを回収
《ウルトラスーパーヒーローズ》(白赤黒):1エナで5枚見て2枚手札に加え、12000以下のシグニを1体バニッシュし、相手のデッキを10枚落とし
《舞イ踊リ色紬》(白赤青):2エナで1体手札に戻し、レベル3以上のシグニ1体に【アサシン】を付与し、相手のルリグを凍結
《デス・ビーム・ディーヴァ》(赤青緑):2エナで3枚エナ破壊し、3ドローし、シグニ1体に【ランサー】を付与
従来のドリームチームピースと比べ、あきらかに規格外のパワーを誇ります。
1月に友人と新ルールで遊んでみましたが、《Colorful Wish》は、「スーパー・《スーパー・ヘルエスタセイバー》」で、《アグレッシブな夜》は本当にアグレッシブです。
破格のエナコストと、得られるリターンがすごい!
新環境ではこの5種類のピースをフルパワーで使うことを前提に、ルリグの色を選んでいきたいところです。
ルリグアタックを強烈に?
続いてはこちらの2枚
赤や青以外のルリグからも、ルリグアタックを強化するピースが飛んでくる可能性があります。
不意打ち的な要素も強そうですが、相手からの警戒もされづらく、タイミング次第ではゲームの流れを大いに変えられそうです。
エナコストも軽く、2色シグニなどをエナに置いておけば良いので、採用も現実的ではないでしょうか。
ただ、「DISONANCE DIVA」で登場する《黒点の記憶》の「ルリグバリア」で、ある程度対策されそうなので要注意。
エナ破壊対策といえば?
最後にこちらの1枚。
《羅星 フォルナックス》や《幻竜 遊月//メモリア》などのエナ破壊手段が増えれば、対抗策はあって困りません。
《アグレッシブな夜》での手札破壊にもそれなりに対応できるため、《ゼノ・クラスタ》が注目されるかも?
ルリグアタックが強化されれば《M.G.D.》になりそうですが、ふたを開けてみなければ……、というのが正直なところです。
これまで以上に流行のデッキを見て、ルリグデッキを選んでいきたいですね。
3時間目:メインデッキ編?あれもこれも試したい
続いてはメインデッキ編です。
たくさんありますので、早速行きましょう。
差し色に注目!
《羅星 フォルナックス》は注目の1枚。
相手のアタックフェイズ開始時に、センタールリグと異なるエナ1枚をトラッシュに置けます。
《小装 イワトオシ》でも似たことができますが、《羅星 フォルナックス》はLB枠でエナ破壊ができるのが偉いです。
手札を捨てる行為も《幻水神 ホタルイカ》などとシナジーがあったりします。
トラッシュに置けるエナこそ少ないですが、《マドカ//フロート》や《メル・インビジブル》などの大型防御を腐らせることができます。
防御を使う側はこれまで以上に、エナの管理が重要になるでしょう。
《コードメイズ ユキ//メモリア》は《聖天姫 エクシア》や《コードハート リメンバ//メモリア》などの対策になります。
現在も活躍中の1枚ですが、今後は白以外からも飛んでくることでしょう。
ほかにも《羅菌 アメーバ》が、今後すべてのデッキに採用できるようになります。
手札破壊が強い環境に変化が生じるかもしれませんね。
そして、これらのレベル1シグニを手札に確保できるのが、《羅星姫 ミュウ//メモリア》というわけです。
レベル1シグニは《Colorful Wish》では回収できませんが、《羅星姫 ミュウ//メモリア》を経由すれば回収できますので、合わせて入れておくと便利でしょう。
混色シグニがより自由に!
続いてはこれらのシグニです。
複数色を持つシグニの中でも、特に強力な能力を持つメモリーシグニです。
これまでは、それぞれ青と黒、赤と緑、白と黒のルリグを採用しなければデッキに入れられないという制約がありましたが、それがなくなりました。
特に《コードハート ピルルクAPEX//メモリア》は、スペルの色制約もなくなりました。青や黒以外のスペルからも選べるようになったので、可能性を感じます。
例えばルリグは青赤緑で、《デス・ビーム・ディーヴァ》で、スペルは《激食》でエナを補って……、とか?
のびのびとメインデッキが作れそうなので、ピルルク好きとしては見逃せませんね。
メインデッキの火力急上昇?
まだまだ行きましょう。続いてはこちらの2枚。
ディーセレ黎明期にお世話になった方も多いシグニ《紅将 ランスロット》が、すべてのデッキから飛んできます。
最近は《中装 デウス//メモリア》などが序盤の除去を担っていましたが、《紅将 ランスロット》によってパワー5000までが射程圏内に。
白の序盤シグニも《コードメイズ キョウシュウ》などから、《聖将 チョウウン》や《聖将 トキユキ》あたりになるのでしょうか。
除去関連では、ほかにも《小装 ローメイル》も採用されるかもしれません。
また、《ドライ=リカブト》のマイナス値が、12000や15000まで上昇します。
12000は現実的な範囲で可能で、黒以外の2色バニラシグニと、それ以外の色のシグニがいれば、出現時黒エナ一つでマイナス12000が飛ばせます。
デッキの構成は当然難しくなりますが、マイナスの範囲に悩みがちだった黒では、大幅な火力アップが期待できそうです。
夢のアイドルユニット結成?
最後はこのコラボシグニたち!
「PRISMATIC DIVA」でシグニとして登場したプリパラアイドルたちです。
5ユニットが5色に横断しているため、ディーセレでは最大3ユニットまでしか同時に使えませんでしたが、今回のルール改訂ですべてのアイドルを同時にデッキに入れられるようになりました。
5色に共通してプリパラに関する能力を持つシグニが多いため、グロウコストさえ何とかできれば、夢のアイドルデッキを作ることが可能です。
また、にじさんじルリグやシグニにも嬉しいルール改訂です。アンジュや月ノ美兎などの白黒ルリグで赤青緑のシグニを使ったり、白や黒のバーチャルシグニを赤青緑のデッキに採用できるようにもなります。好きなルリグと好きなライバーが「コラボ」できちゃうわけです。
にじさんじでウィクロスを知った方は、これを機にぜひ、赤青緑のルリグやシグニにも注目してくださいね。
4時間目:注目のルリグ編?「3色」といえばこの人!
最後はお楽しみ、センタールリグ。
注目のルリグを紹介していきます。
「3色」といえばこの人
まずはこのルリグから。
色にまつわるルリグと言えばサンガでしょう。
《VOGUE3-EX サンガ》はアタックフェイズ開始時に、自分の場のシグニが持つ色が3色「以上」であれば、エナからシグニ1枚を手札に加えるか、【エナチャージ1】ができます。
条件が3色「以上」なので、ルール改訂で4色以上のシグニが場に並んでも大丈夫。
相性の良い《幻獣神 オサギツネ》やゲーム1能力で、高パワーシグニにも対応できるのが嬉しいですね。
むしろ4色以上並べることで、前述した《ドライ=リカブト》を活躍させられます。チームDIAGRAMで構成し《ドライ=ランリョウオー》も採用すれば、黒エナも自然と組み込めそう。注目のルリグです。
色事故の軽減にどうぞ
続いては《結団の決断 アン=サード》です。
ターン1で自分のエナ1枚に【マルチエナ】を付与できます。
センタールリグと異なる色のカードを採用すると、エナコストが悩みの種。
《サーバント #》をエナに置きっぱなしにするのも何だし、2色シグニを採用するとなると、枠の確保が難しいですよね。それをアンのターン1が、まるっと解決してくれるかも?
ゲーム1の除去も強力で、《聖天姫 エクシア》をトリガーさせずに除去できるのも魅力。
緑は《アグレッシブな夜》《デス・ビーム・ディーヴァ》《Colorful Wish》に関する色なので、ルール改訂は新たなデッキが生まれるきっかけになりそうです。
全部盛りデウスさまのお通りだ!
最後は「ディーセレといえば」なルリグ。
ルリグデッキはチームDXMで構成し、《TRIGGER OF VICTORY》を採用。
メインデッキは《羅原姫 H2O》ら原子シグニを中心に構成する【チーム原子デウス】が爆誕します。
原子以外にも《聖天姫 エクシア》《コードハート リメンバ//メモリア》を中心としたメインデッキ構成にすることも。ドリームチームならぬドリームデウスですね。
ま、まあ、ルリグデッキとの兼ね合いもあるので、アシストマドカをエクスに変えるだけで何とかなる、というわけでもなさそうですが……。
《マドカ//フロート》を《エクスエコー》に変えて、赤の原子シグニを採用すれば、もしかしたら成立するかも?
5時間目:環境はどうなる?
……わかりません!
いや、本当に申し訳ございません。わかりません、というのが正直な気持ちです。
それでは講師失格ですので、あの、ぼんやりと考えてみます。
全体的に攻撃力が上がりそう?
「SPREADピース」のフルパワー化や、《紅将 ランスロット》が増えることもあり、全体的に攻撃的な環境になりそうです。
もちろん《聖天姫 エクシア》など従来の白シグニで対応できますが、《デス・ビーム・ディーヴァ》《舞イ踊リ色紬》が【ランサー】【アサシン】を持っていたり、《コードアンシエンツ ファラリス》も全員使えるようになるので、全体的な攻撃力は上がるかもしれません。
もちろんサシェやリメンバなど防御が得意なデッキは、攻撃手段に対応した構築になってくるでしょう。
「DISONANCE DIVA」でも防御に長けた能力を持つルリグやシグニが増えそうです。
攻めも守りも、一段階次のステージに進んだディーヴァセレクションが開幕することは間違いないでしょう。
手札破壊の質が変わる?
《RANDOM BAD》《蒼魔 マノミン》など「相手が選んで手札を捨てる」手札破壊は、少し肩身が狭くなりそうです。
「SPREADピース」が手札の獲得に長けていたり、《羅菌 アメーバ》が全員使えることもありますが、全体的な攻撃力上昇に伴い、手札破壊を伴うロングゲームをするデッキが、少し苦しくなるかもしれません。《翠美姫 コンテンポラ》もその役割を担うようになりますしね。
エナ破壊が増えれば手札破壊に回すエナが減りますし、《ゼノ・クラスタ》でまとめて対策される、という懸念もあります。
その分、《アグレッシブな夜》の「手札を見て捨てさせる」や、《羅原姫 ZrO2》などの「手札を見ないで捨てさせる」など、「質の良い手札破壊」が重要になりそうです。
「差し色」のサーチは難しい
オールスターやキーセレクションと異なり、ディーヴァセレクションでは「デッキから特定のカードを加える」手段が非常に少ないです。《GO TO the TOP!》くらいでしょうか?
多くがトラッシュやエナからの回収か、デッキの上からのドローなので、前述した《羅星 フォルナックス》などのシグニを、好きなタイミングで能動的に加えるのは、思った以上に難しそうです。
特定色のエナコストが必要なら、それも準備しなければいけませんしね。
オールスターのプレイ経験がある方は想像しやすいのではないでしょうか。
赤ルリグ以外で使う《烈情の割裂》は、例えば《SEARCHER》でサーチできますし、赤エナは5枚以上あるサーバント(マルチエナ)で代用できます。そのサーバントも《CRYSTAL SEAL》などで能動的にエナに置けますよね。
ディーセレではそこまで自在にはいきません。《烈情の割裂》を直接ドローするか、一度トラッシュに落として回収するか、など、より一手間かかります。
ただ《羅星姫 ミュウ//メモリア》などの回収手段を用意しておき、使うタイミングが来るまでエナゾーンに抱えておくことは可能です。
差し色として使うカードをどう手札に加え、コストをどう工面するかはよく考えなければいけません。
実際に新ルールで遊んでみましたが、特にエナコストの用意には、やはり結構難儀した印象です。
デッキ構築でカバーするか、デッキのシェイプアップが必要かな?
変わらないデッキは変わらない
これまで作られたデッキの中には非常に完成度が高いものもあり、総じてカードパワーが非常に高いです。
ルール変更で他の色のカードを入れるよりも、そのままのほうが強い、というデッキもあるでしょう。
これは2月以降のセレモニーや「ディソナ祭」の結果から、自然と分かってくると思います。
DISONANCE DIVAのカードの登場もありますが、環境を楽しみにしたいところですね。
ホームルーム:色々と試してみよう!
たくさんカードを紹介してきましたが、ほかにもさまざまな可能性が眠っています。
「これおもしろそう?」「あのカードはどうだろう?」と思ったら、どんどんデッキを作って試してみてください。
色制限があるがゆえの、デッキ構築の楽しみやバトルの駆け引きもありました。
これをディーセレならではのおもしろさと捉える声も多く、色制限の撤廃に戸惑う方は少なくなかったのかな、という印象です。
私も驚きましたし、ゲーム体験の変化がどうなるか、期待と不安が混ざっている部分もあります。どうなるかなあ。
ただ「できることが増える」ルール改訂であることは間違いないでしょう。
正解のない、誰も知らない新時代。怖がるだけではもったいありません。
まだ見ぬ幻のデッキ目指して、5色の大海へ漕ぎ出していこうではありませんか。
皆様の新たなデッキの誕生を、楽しみに待っております。私も構築頑張ります!
ではまた次回のアカデミーで!