【ウィクロス初心者向けコラム】
にじさんじDIVAから始めるウィクロス(デッキをつくってみよう!編)
はじめに
今回、本コラムを担当させていただく「ウルシハ」と申します。
こちらは後編となっておりますので、
もしまだ前編を読んでないよーという方がいましたら、
まずはそちらをご覧ください。
「私はすぐにでもゲームがしたいの!」という闘争心あふれる方は
後編だけ読んでいただいても大丈夫です。とても有望ですね。
それでは、今回は「デッキの作り方」と「実践編」として
それぞれ解説していこうと思いますので、
最後までお付き合いいただければ幸いです。
「にじさんじDIVA」」のカードを使ったデッキも2つ掲載しているので、
デッキ作りの参考にもなると思います!
では早速「デッキの作り方」から行きましょう。
あ、先にお伝えしておきますと、今回は3つあるフォーマットのうち
「ディーヴァセレクション(以下ディーセレ)」向けの解説となりますので、
あらかじめご了承ください。
それでは改めて。
デッキの作り方
前編でウィクロスには「ルリグデッキ」と「メインデッキ」があるとお話しましたが、それぞれ構築のルールが違うので順番に説明していきます。
まずはルリグデッキですね。
こちらには「ルリグ」や「ピース」などの「裏面が白いカード」だけ入れることができます。
ディーセレでは、それぞれレベル0からレベル3までグロウする「センタールリグ」、レベル2までグロウする「アシストルリグ」2種の合計10枚のルリグと「ピース」2枚の全部で12枚をルリグデッキとします。
注意する点として、ルリグデッキには
- 同じ名前のカードは入れることができない
▲白を中心にしたデッキでは強力なカードですが、ルリグデッキに1枚しかいれることはできません。
- ルリグと異なる色を持つカードは入れられない
▲このカードは無色なので、色の制限はなくどのデッキでも採用可能です。
というルールがあります。
ただし「無色は色を持たない」という扱いになるので入れることができます。
またピースカードについて補足です。
ピースには「ドリームピース」「チームピース」と呼ばれるものがあります。
これらは特に強力な能力を持っていますが、「いずれか1枚までしか入れられない」という制限があるので注意が必要です。
ルリグデッキについてまとめると、
- ルリグ10枚、ピース2枚の合計12枚
- 同じカードは1枚まで
- ルリグと異なる色を持つカードは入れられない
- 無色はOK
- ドリームピースとチームピースは合わせて1枚まで
ということになります。
続いてメインデッキです。
こちらには裏面が黒色の「シグニ」と「スペル」だけ入れることができ、枚数は40枚ピッタリでないといけません。
また、メインデッキもルリグデッキと同じようにルリグと異なる色を持つカードは入れられず、同じ名前のカードは4枚までしか入れられません。
そしてメインデッキに入れられるカードには「ライフバースト」を持つものがあります。
これはカード下部にある黒い部分のことで、前編の繰り返しになりますが、この能力を持つカードがライフクロスからクラッシュされたときにこの能力を使うことができます。
それならライフバーストを持つカードだけで組めばいいじゃん!とは問屋が下ろさず、このライフバーストを持つカードは20枚までしか入れることができません。
逆に20枚より少なくすることはできますが、特別な理由がない限りは最大数の20枚で構築しましょう。
ここで一つ、デッキを作るときのルールではないものの、極めて重要な要素についてお話しましょう。
それは「サーバント」と呼ばれるシグニについてです。
このシグニは上でお話した無色のシグニで、どのデッキにも入れることができます。
そして重要なのがその能力「ガード」ですね。
これは文字通り相手からの、正確には相手のルリグからのアタックを「ガード」できる能力になります。
ディーセレでは何回ガードできたかでゲームの勝敗が決まることも多く、その重要性はとても大きいです。
ディーセレには、この「ガード」を持つものは《サーバント #》1種類しかありません。
ゲームに与える影響を考えると何はともあれ最大数入れておきたいカードになります。
メインデッキについてまとめると、
- シグニとスペル、合計で40枚
- 同じカードは4枚まで
- ルリグと異なる色を持つカードは入れられない
- ライフバーストは20枚まで
- 《サーバント #》は4枚入れよう
ということになります。
デッキの作り方については以上になります。
これはあくまでデッキ作りのルールといったもので、次の実践編で「にじさんじDIVA」のカードを使った具体的なデッキを2つ例にして解説していきたいと思います。
実践編
まずは公式美少女錬金術士バーチャルライバー、アンジュをセンターにしたデッキです。
「にじさんじDIVA」で登場する4人は全員が「コラボライバー」を呼ぶという特殊なアクションを持っています。
言ってしまえばこれは、それと分かるマーカーさえあれば何でもよくはありますが、せっかくなので皆さんの好きなライバーをコラボさせてあげてくださいね。
《【センター】アンジュ レベル3’》の能力は2つありますが、特に強力なのがコラボすることで相手のシグニを手札に戻す能力。
パワー12000はほとんどのレベル3シグニまで対象に取れるので除去としてはトップクラスに強力です。
強力ゆえに本来2回しか使えない能力ですが、ピースの《LazuLight FLASH》が新たにコラボライバーを呼ぶことができるので計4回まで使えるようになります。
《LazuLight FLASH》は先にリレーピースという特殊なピースを使っていないと使えない制限がありますが、このデッキに採用しているリレーピースの《世怜音女学院 After School》も十分に強力なのでまったく問題ありません。
アンジュのもう1つの能力であるゲーム1能力は追加のコストを要求するものですが、いずれも非常に重いコストになっているので相手からすればたまったものではありません。
ここで相手に楽をさせないために、このデッキでは《コード2434 フレン・E・ルスタリオ》や《コード2434 東堂コハク》といった、相手にエナを与えずに攻めることができるカードを多く採用しています。
ガンガン攻めていくデッキですが、攻めるにはそれだけコストが必要になるのでエナの枚数には注意が必要です。
ある程度はピース2枚と《フレン・スラッシュ》で補助できますが、どうしてもコストが足りないというときには《コード2434 椎名唯華》で盤面を強くして相手の攻撃に備えましょう。
ここで一旦デッキ構築の際のバランスについてお話します。
最初のターンに場に出せるシグニはレベル1だけなので、手札には《サーバント #》を除いてレベル1が2枚欲しいです。
確率の話にはなりますが、マリガン(最初の引き直し)込みでゲーム開始時の手札にレベル1が2枚以上引ける確率はデッキのレベル1が14枚を境に90%以上となり、13枚=約86%、12枚=約82%……と下がっていきます。
ドローがあるとはいえ1ターン目に場に並べられないことは避けたいため、アシストやピースで補助できない場合は個人的には13枚以上はレベル1を入れるべきだと考えています。
難しく考えなくても「レベル1はデッキに14枚くらい入れとこう」くらいに思ってくれれば大丈夫です。
ちょっと話が逸れちゃいましたが、そういったわけでこのデッキではレベル1を14枚としています。
積極的に場に出したいのは耐性を持っている《コード2434 空星きらめ》とパワーを上げられる《コード2434 海妹四葉》で、他3種については状況に応じて使っていくイメージです。
続いて紹介するのは公式つよつよケルベロス、戌亥とこをセンターにしたデッキです。
《【センター】とこ レベル3’》はとにかく攻撃的なルリグで、1人で4点分もの火力を備えています。
そこでこちらでは別ベクトルの攻めとして《コード2434 西園チグサ》、そしてリフレッシュ戦術を採用しました。
《コード2434 西園チグサ》は《コード2434 周央サンゴ》の能力の条件を満たすためでもありますが、シグニでの攻撃に加えてルリグを強化できるため単体でもかなり強力です。
リフレッシュ戦術を採用と上で書きましたが、「リフレッシュ」とはウィクロスでデッキが0枚になったとき、トラッシュのカードをデッキに戻してゲームを再開することです。
ただし、このときライフクロスが1枚トラッシュに送られます。つまり1ダメージ受けてしまうようなものです。
このデッキは《コード2434 レイン・パターソン》《コード2434 Ruco》《コード2434 北小路ヒスイ》などの相手のデッキを削るシグニを多く採用し、相手のリフレッシュを積極的に狙っていきます。
極めつけは《世怜音女学院 Moon Night》。相手のデッキを2434枚トラッシュに送るということで、これだけで確実にリフレッシュさせることができます。
補足しておくと、デッキが無くなってリフレッシュした後、さらに差分が送られるということはありません。リフレッシュは1つの効果をすべて解決し終えてから行うためです。
(なので、実際は2434枚をトラッシュに送るということはできないわけですが……)
ピースだけで1回のリフレッシュは確実なので、シグニでさらに1回、計2回のリフレッシュと、とこの火力で攻めていくのがこのデッキのコンセプトになります。
またこちらでは《【アシスト】アンジュ レベル1【愛】》を採用しているため、レベル1は少なめにしてあります。もっと減らしてもいいですが、常識外れの固さを持つ《コード2434 周央サンゴ》をサポートするために「世怜音女学院」のシグニは多めに欲しかったためこの枚数となっています。
《コード2434 北小路ヒスイ》はデッキ破壊と《コード2434 周央サンゴ》のサポートの両方を兼ねるため積極的に場に出していきましょう。
おわりに
今回はここまでとなります。
前後編でやってきましたがいかがでしたでしょうか?
これからウィクロスを始めたいと思っている方々に少しでもお力添えできていればこのうえなく嬉しく思います。
今回デッキで紹介した「アンジュ」も「とこ」も、今回紹介できなかった「リゼ」や「月ノ美兎」も全員が全員一線級の強さを持っていて、私としてもかなり注目しています。
「リゼ」や「月ノ美兎」の解説付き対戦動画が公式であがっているので、ぜひそちらもご覧ください。
『にじさんじDIVAではじめるWIXOSS』と題したコラムですが、本当に「にじさんじDIVA」のカードだけで遊べちゃいます。
これからはじめる皆さんと、カードショップや大会などでお会いできることを心から楽しみにしています。
それでは、また。
初心者向け 対戦動画
開発メンバーによる「にじさんじ DIVA」収録カードだけで構築した 「月ノ美兎」「リゼ・ヘルエスタ」のデッキを使用した解説付き対戦動画を公式YouTubeにて公開中です!
視聴はこちら対戦を通して、ウィクロスのルールを知ることができるので本コラムと合わせて、チェックください!
対戦で使用したデッキレシピ
- 月ノ美兎デッキ
- リゼ・ヘルエスタデッキ