【ウィクロス初心者向けコラム】
にじさんじDIVAから始めるウィクロス(ウィクロスってどんなカードゲーム?編)
今回、本コラムを担当させていただく「ウルシハ」と申します。
まずは簡単に自己紹介しますと、
- 初期の頃からウィクロスをプレイしている
- 先日行われた夢限少女杯に出場
長く遊んでる競技プレイヤーってことですね。
来たる24日のクリスマスイブに、
にじさんじとのコラボパック「にじさんじDIVA」が発売となります。
何を隠そう私もにじさんじのファンで、
配信をよく視聴している身ですので今回のコラボも
それはもう楽しみにしていました。
今回のコラムでは、コラボを機に
ウィクロスを始めてみようかな?気になってる!という方々に向けて、
前後編構成で「にじさんじDIVA」にスポットを当てつつ
ウィクロスとは何ぞや?どういうゲームなの?といったことを
話していこうと思います。
それでは早速本編へいきましょう。
ウィクロスとは?
ウィクロスとは、少女たちが互いの願いを懸け、戦いの渦へと飲み込まれていく闇のゲーム……。
冗談です。
いえ、そういう世界線もありますが……。
ウィクロスとは、パートナーである「ルリグ」と力を合わせて、プレイヤー同士が対戦するカードゲームです。
「にじさんじDIVA」から始める人のほとんどは、「ディーヴァセレクション」というフォーマットで遊ぶことになると思います。
このフォーマットにはパートナーとなるルリグは現在50種類以上いて、その中から1人を選び、「センタールリグ」としてデッキを組み立てていきます。
ルリグはゲーム中に「グロウ」(レベルアップのようなイメージ)することでパワーが上がり、能力を得て、より強くなっていきます。
また、パートナーとなるセンタールリグとは別に、隣で試合をサポートをしてくれる「アシストルリグ」がいて、こちらも同様にグロウすることができます。
なお、アシストルリグはセンタールリグと異なり2人選べます。
さらにルリグ以外にも、ウィクロスには「ピース」「アーツ(※)」「キー(※)」「シグニ」「スペル」といったカードのタイプがあります。
(ウィクロスには「ディーヴァセレクション(ディーセレ)」のほかに「キーセレクション」「オールスター」といったフォーマットがあり、「ディーセレ」→「キーセレ」→「オールスター」の順に使用できるカードの種類も多くなっていきます。※のアーツとキーは「キーセレ」「オールスター」で使用できるカードですので、ここでは省略)
「ルリグデッキ」と「メインデッキ」の2つのデッキを
駆使して戦う!
前述したカードのタイプのうち、「ルリグ」「ピース」のみで構築した12枚のデッキを「ルリグデッキ」、そして「シグニ」と「スペル」で構築した40枚のデッキを「メインデッキ」と呼びます。
ルリグデッキ
ディーセレのルリグデッキは合計12枚のデッキになります。
センタールリグのレベル0~レベル3までの合計4枚、アシストルリグ2人の各レベル0~レベル2までの合計6枚、そしてピース2枚といった構成です。
ちなみにルリグデッキは、最初から12枚すべてが手札にあるようなものです。
↑通常のカードと異なり、横向きのカードがピースカード。条件を満たさないと使用できないものもあります。
メインデッキ
メインデッキは合計40枚ちょうどのデッキで、同じ名前のカードは4枚まで投入可能。そして、相手の攻撃を受けたときに反撃してくれるかもしれない「ライフバースト」を持つカードは、合計20枚まで投入可能です。
↑カード下段に「(ライフバーストアイコン)」があるカードがライフバーストです。
ウィクロスには5色(白・赤・青・緑・黒)のカードがあり、メインデッキは選んだセンタールリグとアシストルリグが持つ色と同じ色(+無色)のカードしか入れることができません。
これを踏まえたうえで、センタールリグとアシストルリグを選ぶことになります。
例えば、センターに白のルリグを選んだけど青と黒のカードも使いたい場合は、アシストルリグを青と黒にする、といった具合ですね。
ゲームの流れを解説
ルリグデッキとメインデッキを用意したら、次はいよいよ対戦です。
ゲームの流れを大まかに説明していきますので、対戦のイメージをつかんでみてください!
まず最初に
上のプレイシートの中央にある「センタールリグ」のゾーンに、自分のルリグデッキからレベル0のセンタールリグを裏向きで置きます。
その後じゃんけん等で先攻後攻を決めたら、メインデッキから5枚ドロー!
(ちなみにこの5枚から不要だと思ったカードは、好きな枚数をデッキに戻してシャッフルし、改めて戻した枚数分のカードを一度だけ引き直すことができます)
手札を5枚にしたら次はデッキの上から裏向きのままカード7枚を「ライフクロス」の位置に並べて置きます。
このライフクロスがプレイヤーを守る盾であり、ライフクロスを削り切って直接攻撃することがゲームの勝利条件になります。
ルリグ、手札、ライフクロスの準備が終わったらいよいよゲーム開始です。「オープン!」の掛け声と共にルリグを表向きにしましょう。
アップフェイズ(※1ターン目はなし)
横向き(ダウン)状態のルリグとシグニをアップします。
【解説】
アップは横向きになっているカードを縦向きにすることです。
ドローフェイズ
メインデッキの上からカードを2枚ドローします。
ただし、先攻の1ターン目のみここでのドローは1枚のみです。(後攻の1ターン目は2枚ドロー)
エナフェイズ
手札1枚か、場に出ているシグニ1体を、プレイシートの左側にある「エナゾーン」にエナとして置くことができます。
この「エナ」がウィクロスでのコスト支払いの大部分を担っていて、ルリグがグロウするときや各種能力でコストを使うときはここから支払うことになります。
グロウフェイズ
センタールリグをレベルが1つ上のルリグにグロウさせることができます。
グロウさせることでより強力なカードを使えるようになるので、センタールリグは基本的に毎ターングロウさせていきましょう。
メインフェイズ
ここではシグニを場に出す、スペルの使用など多くのアクションを行うことができます。
アシストルリグ、ピースには使用タイミングが記載されていて、「メインフェイズ」と書いてあるものはここでだけ使うことができます。
手札からシグニを場に出すときは、レベルとリミットの制限があります。レベルとは、センタールリグのレベル以下のレベルのシグニしか場に出せないと言うこと。
例えば現在のセンタールリグが《【センター】月ノ美兎 レベル2》の場合、レベル2以下のシグニしか場に出せないということです。
また、センタールリグのレベルの下にはリミットという数字が書かれています。これは、「現在場に出せるシグニの合計レベル」を表していて、《【センター】月ノ美兎 レベル2》の場合はリミット5なので、場に出せるシグニの合計は5レベルまでということですね。
シグニは場に最大3体まで出せるので、レベル1、レベル2、レベル2という構成が最大ということになります。
メインフェイズはほかにも行えることがいくつもあります。
アタックフェイズ
こちらはその名の通り、シグニやルリグで攻撃をしていくフェイズです。
ただし先攻1ターン目にはなく、スキップして次のフェイズに移行します。先「攻」とは言いますが先に攻撃できるのは後攻1ターン目からということですね。
ちなみにアタックフェイズに入ったとき、このタイミングで使用できるものがあれば攻撃の前に使うことができます。
(アタックフェイズに使用できるアシストルリグならば、相手のターンのアタックフェイズにグロウすることもできます!)
シグニは自身を縦の「アップ」状態から横の「ダウン」状態にすることでアタックでき、正面に相手のシグニがいる場合はそのシグニとバトルを行い、いない場合は相手にダメージを与えます。
ダメージを与えた場合は、ライフクロスの上から1枚をクラッシュします。
シグニがバトルを行う場合は、攻撃側のシグニのパワーが正面にいる相手シグニ以上であれば相手を「バニッシュ」して相手のエナゾーンに送ります。
攻撃側のパワーが相手より小さければ何も起きずアタックが終了します。
↑パワー3000の《コード2434 花畑チャイカ》がパワー2000の《コード2434 でびでび・でびる》にアタックした場合、《コード2434 花畑チャイカ》の勝ちとなります。
相手がパワー3000の場合でも《コード2434 花畑チャイカ》の勝ちで、パワーが3000よりも大きい相手の場合はアタックしても相手シグニを倒すことはできません。
ライフクロスをクラッシュしたとき、クラッシュされたカードは一旦「チェックゾーン」に移動され「ライフバースト」の確認をします。
ライフバーストがある場合はその持ち主が発動させることができます。
↑たとえは《フレン・スラッシュ》がライフクロスから出てきた場合は、攻撃を受けた側のプレイヤーが相手のシグニ1体を手札に戻す効果を発動できます。
ライフバーストの処理が終わったらそのカードはエナに置かれます。
ルリグも同様にアップ→ダウンすることでアタックでき、こちらはシグニの状況に関係なく直接相手への攻撃になります。
この攻撃を防御側は「サーバント」というガード能力を持つカードで防ぐことができます。
アタックフェイズは「シグニアタック→ルリグアタック」の順になっており、ルリグアタックした後はシグニアタックができなくなります。
またそれぞれのアタックは強制ではなく、攻撃したくない場合はそれぞれ攻撃しないことも選べます。
エンドフェイズ
「ターン終了時、」と書かれているものなど、ここで発動する能力や影響があれば解決し、なければ対戦相手にターンが渡ります。
また、ウィクロスは手札の上限が6枚となっており、それより多く持っている場合はターンが渡る直前に余った手札を「トラッシュ」に送ります。
ここまでがターンの一連の流れになります。特にアタックフェイズ周りは文字にするとややこしく感じますが、実際には複雑な手順ではないので心配はいりません。
おさらいになりますが、ウィクロスは
アップフェイズ
↓
ドローフェイズ
↓
エナフェイズ
↓
グロウフェイズ
↓
メインフェイズ
↓
アタックフェイズ
↓
エンドフェイズ
この順でフェイズが進行します。
これをお互いに繰り返すことでゲームが進んでいくということですね。
最初はとまどうところもあるかもしれませんが、まずはスタートガイドなどと合わせて一度プレイしてみてください。
プレイすることでゲームの流れもすぐに身につくと思います。
おわりに
前編となる今回はここまでとなります。
後編はもう少し踏み込んで、「デッキの作り方」「実際に対戦するときの動き」などについてお話していこうと思います。
それでは後編でお会いしましょう。
初心者向け 対戦動画
開発メンバーによる「にじさんじ DIVA」収録カードだけで構築した 「月ノ美兎」「リゼ・ヘルエスタ」のデッキを使用した解説付き対戦動画を公式YouTubeにて公開中です!
視聴はこちら対戦を通して、ウィクロスのルールを知ることができるので本コラムと合わせて、チェックください!
対戦で使用したデッキレシピ
- 月ノ美兎デッキ
- リゼ・ヘルエスタデッキ