【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

オール・キー・ディーセレのこのデッキがすごいアカデミー!夏のリメンバ大特集

はいこんにちは、今回の講師を担当します、からばこです。
ディーヴァグランプリ2ndの記事以来になりますね、お久しぶりです。
お元気でしたか?私はすっかり夏バテです。
ウィクロスパーティーやセレモニーに出られる方は、
体調管理と水分補給をしっかり心がけてくださいね。
それでは、きょうの講義を始めます。


今回は7~8月開催のセレモニーなどで入賞した注目デッキの紹介です。
以前バーストちゃんが「このデッキがすごい!」で
コラムを執筆していましたが、それのアカデミー版になります。
今回は、私がまさに「すごい!」と思ったデッキを独断と偏見でチョイスし、
あれやこれやと語るというコラムです。よろしくお付き合いください。

講義前にいつもの自己紹介。

  • デッキまとめサイト「WIXOSSBOX」の管理人。
  • 文章を書くお仕事をしています。インタビューはおまかせ!
  • SPSシーズンポイントは70。70位ではなく、「70」。

それではいってみましょう!

ディーヴァセレクション

現在のディーヴァセレクションではGP3rdで優勝で優勝した、《ゆかゆか☆ぴーひゃら》をアシストに採用した「原子デウス」が流行中。
GP3rd以降のセレモニーの優勝、入賞デッキを見ていても、この構築を見ない日はほとんどありません。
今回はそんな「原子デウス」と組み合える期待の新人、リメンバを中心に紹介します。

青黒リメンバ(7月25日開催セレモニー・コミかる伊勢崎店3位・サトーさん)

現在流行中のリメンバの多くは、メインデッキのほとんどを白いカードで構築しています。
アシストルリグはタマゴ+マキナor遊月でピースが《宇宙級母性》、もしくは白アシスト+《ホワイトヘブン》といった構築でしょう。
この構築はそれらと異なり、手札破壊と除去を重視しているようです。

序盤は《蒼魔 マノミン》《蒼将 ブルーノ》《プリパラアイドル ファルル》で、中盤以降は《羅原 H2》《凶魔 アンナ・ミラージュ》で手札を奪いつつ、《凶魔姫 ウリス//メモリア》《凶魔 アンナ・ミラージュ》でシグニも除去する、というコンセプトが構築から想像できます。
必要なカードは《共宴の巫女 リメンバ・ディナー》のターン1起動能力で集められそうですし、デッキの下に送ったカードも、ゆくゆくは《羅原 H2》《RANDOM BAD》でドローできますね。
レベル1シグニに《幻怪 ドーナ//メモリア》を採用しているのも特徴です。
《凶魔 アンナ・ミラージュ》など高パワーシグニのパワーをコピーしたり、相手の《コードハート リメンバ//メモリア》のパワーコピーし、バトルでバニッシュするなどの仕事ができそうです。

参加者24人のセレモニーで3位と、確かな結果もあるこの構築。
リメンバの幅広いカスタマイズ性がうかがえるデッキでした。

WXDi-P10-005 WXDi-D06-017

タマモゼンリメンバ(7月17日開催セレモニー・トレカショップKCC優勝・あんしゃさん)

白単にもいろいろありますが、今回紹介するリメンバはこちら。《幻怪妖姫 タマモゼン》を軸にした構築です。
《幻怪妖姫 タマモゼン》は相手のターンに【シャドウ】を持ち、アタックの際に1エナを要求するライズシグニ。
ライスシグニながらパワー12000なのがネックでしたが、《コードアンチ ビックフット》にライズすることで、パワー13000を確保。《ホワイトヘブン》《コードハート リメンバ//メモリア》と合わせて、相手のエナをどんどん奪っていけます。
《コードアンチ ビックフット》の出現時能力や、これまた《共宴の巫女 リメンバ・ディナー》のターン1起動能力で必要なシグニを集めていくのでしょう。
アシストルリグはできるだけエナコストが軽い除去を選んでおり、防御はシグニで、除去はアシストで、の方向性がしっかり見えています。
白単で強力な《コードメイズ ルヴダビ》《コードアンシエンツ オシリス》もしっかり採用されています。

WXDi-P05-033 WXDi-P06-032

こちらはGP3rdと同日に行なわれた、スイスドロー6回戦のセレモニーで優勝した構築です。
GPのリメンバもそうですが、新弾発売から1週間で基盤を作り、しっかり実績を残す構築力を学びたいです……。
GPで好成績を残した原子デウスやリメンバはこちらのコラムから確認できますので、要チェックです!

オールスター

糾うタマ(8月7日開催・白窓の部屋イベント2位・ケンタッキーさん)

続いてはオールスター。私の中で熱いルリグ《糾う者》に新風です。
タウィルからのグロウがほとんどだった《糾う者》ですが、今回は《白滅の巫女 タマヨリヒメ》からグロウする構築です。
《先駆の大天使 アークゲイン》《天使の加護 オーディン》を1ターン早く場に出せたり、《忘得ぬ幻想 ヴァルキリー》で必要なカードをサーチしたり、やはり《白滅の巫女 タマヨリヒメ》の【イノセンス】が強力だったり。
どのルリグからグロウするかは、《糾う者》(と《紡ぐ者》)の方向性を決める重要な要素です。

それ以上にこの構築の注目点は「黒点キー」こと《黒鍵の巫女 タマヨリヒメ》が非採用である点です。
オールスターの「糾う者」デッキは、《糾う者》で限定条件を無視させた《荒ぶる海洋 ポセイドナ》を使うデッキです。
《荒ぶる海洋 ポセイドナ》の出現時能力で《先導の堕天使 シェムハザ》《太陽の御者 ≡ヘリオス≡》を敷き、《太陽の御者 ≡ヘリオス≡》の起動能力を得た《荒ぶる海洋 ポセイドナ》をダウンさせ《先駆の大天使 アークゲイン》を敷くことで、ルリグ以外耐性とルリグ耐性の両立が可能になる、というギミックです。(もしくは《先導の堕天使 シェムハザ》《先駆の大天使 アークゲイン》をそれぞれ敷いた《荒ぶる海洋 ポセイドナ》を別々に並べる、かな?)ただ、《先導の堕天使 シェムハザ》のルリグ耐性とアタック除去は、エナゾーンとトラッシュに赤と青と緑のカードがない場合のみに適用されます。
バトルの展開でこれらの色を持つカードがトラッシュに落ちることはよくあるため、そこを《黒鍵の巫女 タマヨリヒメ》でカバーする、というのが基本でした。

この構築では《黒鍵の巫女 タマヨリヒメ》を採用しない代わりに、《凶天 アズライール》《凶天 タルタロス》で、トラッシュから赤青緑のカードを手札やデッキに加え、《先導の堕天使 シェムハザ》の耐性を適用させるのが狙いになっているようです。
《先導の堕天使 シェムハザ》の耐性は場に赤青緑のカードがあってもいいので、トラッシュとエナさえ何とかできれば大丈夫!ということでしょう。
赤青緑の採用枚数は少なく、《遠矢の名手 ≡アポロシン≡》も敷けばパワーも上がり、何より強烈な耐性ゆえに一度作った盤面はなかなか崩れないのでしょうが……。
黒点を抜くという思い切りは見習いたいです。

WXK09-001 WXEX1-31

キーセレクション

APEXキー軸アルフォウ(7月9日開催セレモニー・おもちゃの桃屋二軒屋店優勝・るるなんさん)

最後はキーセレクション。《コード・ピルルクAPEX KEY》を採用したアルフォウです。
現在のキーセレクションでは《コード・ピルルクAPEX KEY》《ワンス・サルベージ》のコンボを強く使えるルリグの1人です。
《ワンス・サルベージ》で場に出したいシグニは《彷徨変異の凶悪 セユラギ》でしょう。
《彷徨変異の凶悪 セユラギ》を場に出して1面、相手シグニを傀儡状態で出してさらに1面、《コード・ピルルクAPEX KEY》を使ったので除去で1面と、エクシード2で3面守れるという、驚異の防御性能を得ることができました。
《黒幕の舞姫 アルフォウ》の自動能力もあるので、ドローやマイナスもできるおまけつき。
自分のターンに使う軽いスペルとしては《パペット・ショー》《コール・アウト》が採用されていますね。

10月発売の「REUNION DIVA」で新たなレベル3が登場する(であろう)アルフォウ。
キーセレクションでもさらなる活躍が期待されますね。

WXK06-005 WXDi-P06-085

流行のデッキから学ぼう!

ウィクロスセレモニーで入賞しているデッキからは様々なことが学べます。
人気デッキの傾向や構築を知って対策を講じたり、同じデッキをより洗練したりできます。
他にも入賞したデッキのコンボを自分のデッキに応用させるなどして、可能性をさらに広げられるかもしれません。
大会結果は多くのプレイヤーの試行錯誤が集結した、まさに宝の山です。
特に現在は夢限少女杯の出場権獲得に向け、全国の猛者たちが血気盛んにバトルしていますので、さらに研ぎ澄まされたデッキが毎週どんどん公開されています。
本当に恵まれた環境です。
デッキに眠る可能性を、あなたの手でぜひ、呼び覚ましてあげてくださいね。

そんな優勝、入賞デッキが集まった便利なサイトが、WIXOSSBOXというわけです(宣伝)
毎週火曜か水曜に、SNSに公開された週末のセレモニーの結果をまとめていますので、ぜひお役立てくださいませ。


注目デッキ紹介はまだまだ続きます。紹介されるのはあなたかも?
ではまた、次回の講義でお会いしましょう。

タカラトミーモール