【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミー「WELCOME BACK DIVA ~Lostorage~」のディーセレ環境の行方はいかに!?
こんにちは、からばこです。
2月12日に開催予定だった「ディーヴァグランプリ2nd」は
新型コロナウイルス感染拡大の状況を受け、延期することになりました。
大型大会ということで
参加を楽しみにされていた方も多くいたかと思います。
延期ということで、新たな日程が決まるのを
筆者も心待ちにしています!
今回の記事は「WELCOME BACK DIVA ~Lostorage~」の大会で
活躍しているルリグやチーム、注目カードなどを紹介しています。
本来ならばこちらはグランプリ用の記事でしたが、
今のディーヴァセレクション(以下、ディーセレ)環境を知るうえでも
役立つものとなっています。
最新環境はどうなっているのか?
セレモニーの結果などを踏まえて分析していますので、
ぜひチェックしてみてくださいね!
ディーヴァのDはデウスさまのDだよ!
現在のトップメタの筆頭といえば「デウス」です。
アニメでもトップディーヴァとして活躍したD・X・M(デウス・エクス・マキナ)は、21年6月末のカード化以降大暴れ。
21年7~9月はエクスが環境の中心にいましたが、21年1月現在はデウスが環境の中心となっています。
デウスの強さを下支えするのは、彼女が持つ【ソウル】に関する能力です。
《デウス・ワン》《デウス・ツー》が【ソウル】として付いているシグニは、アタックした時に相手のシグニのパワーを下げることができます。
下げる数値も《デウス・ワン》は8000、《デウス・ツー》は10000と大きく、さらに《デウス・スリー》の常時能力で-2000もできるため、ほとんどのシグニをバニッシュできます。
これらの【ソウル】はどんなシグニにも付与でき、デウスは実質すべてのシグニをアタッカーとして運用できます。
シグニやスペルでのバニッシュが難しいディーセレにおいて、この能力は言うまでもなく強力です。
強さのもうひとつがゲーム1の起動能力。エクシード3でピース1枚を除外すると、トラッシュからガードを持たないシグニを3枚まで手札に加えられます。
手札を奪われたあとの立て直しや、状況に合わせたシグニを回収など、破格の安定性と汎用性を持った能力です。
「どんなシグニもアタッカーにできる攻撃力」「破格の安定性を誇るゲーム1能力」こそ、デウスを最強たらしめている理由でしょう。
そんなデウスデッキには大きく分けて【原子デウス】と【チームデウス】の2種類があります。
まずは【原子デウス】。《羅原姫 H2O》や《羅原 H2》ら原子シグニを多く採用したデッキです。
《羅原姫 H2O》《羅原 H2》で手札を捨てさせ、これらのシグニに【ソウル】を付与してアタッカーにして戦います。
アシストルリグにはマキナ、マドカを採用して序盤の安定性を確保し、《羅原 BP》などで早期から攻め、ゲーム1で《羅原姫 H2O》を再び並べ、《M.G.D.》や《Garden of Singularity》でルリグアタックを対策し、《マドカ//クラップ》で多面防御……。攻めも守りも兼ね備えた、まさに万能のデッキと言っていいでしょう。
《羅原姫 H2O》のパワーが13000と高く、一度なら除去されない能力を持つ耐性も強さに拍車をかけています。そんな【原子デウス】こそ、まさに現環境上位の一角でしょう。
そんな【原子デウス】の弱点を突けるのがデウス・エクス・マキナで構成された【チームデウス】です。
【原子デウス】が採用する《マドカ//クラップ》のダウンを、「ダウンしない」を持った《幻獣 テングザル》で貫きます。
《幻獣神 サラブレッド》や《幻獣神 バッファロー》などを駆使し、《幻獣 テングザル》のパワーを上げて、詰める。
【原子デウス】対策を詰め込んだデッキです。
これらの地獣シグニは赤が多いため、エクスをアシストに置いたチーム構成がほとんど。
D・X・Mのチームピース《Trigger of victory》を使えるのは【原子デウス】にはない強みでしょう。
そんな【チームデウス】に対抗すべく、最近の【原子デウス】は大型防御を《マドカ//クラップ》から《メル・インビジブル》に変えつつあります。
デウスがデウスを対策し、そのデウスをデウスがまた対策する。「ディーヴァのDはデウスのD」と言わんばかりの様相で環境が回っています。
新旧主人公がデウスに待った!
と、単純にデウス一強にならないのがウィクロスのおもしろいところです。
デウスの牙城を切り崩さんとする、2人のルリグにスポットを当てました。
1人目はタマ。連続ルリグアタックを武器に、多くのディーヴァたちと渡り合う元祖主人公です。
《聖将姫 コウメイ》の能力を内臓し、1ターンに2度のルリグアタックを毎ターンお見舞いします。
シグニは《コードメイズ ルヴダビ》など硬いものが多く、レベル2からパワー10000や12000をずらりと並べられるため、相手の攻めを防ぎながらルリグで攻めていきます。
また、《聖美 ガクブチ》の登場でシグニもパワーアップ。
シグニアタックの回数が1度増えるので、相手の厄介なシグニをバトルでバニッシュしたり、《ホワイトヘブン》などでいきなりスピードを上げたりなど、攻撃力に磨きがかかりました。
ディーセレへの参戦以降多くのセレモニーで実績を残すタマは、デウスへの有力な対抗馬です。
もう1人はヒラナです。前回のグランプリで優勝した「WIXOSS DIVE(A)LIVE」の主人公。
彼女の活躍にも注目です。
強みは《頂点へ一歩 ヒラナ》のゲーム1能力と《一覇一絡》を合わせた「一撃必殺」のルリグアタック。
ライフクロスの枚数によっては《M.G.D.》を使われてもフィニッシュが見える強烈な一撃こそ、ヒラナの唯一にして最高の武器です。
ルリグアタックを確実に通すべく、アシストルリグに《みこみこ☆ずばしゃーん》や《タマゴ=シンバルロール》などを採用し、手札を見てサーバントを叩き落とします。
メインデッキには《幻獣神 サラブレッド》《幻獣神 バッファロー》を採用でき、対【原子デウス】性能も高いのが嬉しいところ。ありとあらゆる手段で、一撃必殺のパンチを狙います。
連続攻撃のタマと、一撃必殺のヒラナ。技の異なる2つの拳が、環境の覇者・デウスに殴り込みをかけていきます。
特にタマは21年12月のセレモニーでデウスに次ぐ入賞数を記録しており、今もっとも勢いがあるルリグの1人と言えるでしょう。
メモリーシグニも活躍!
対戦環境に影響を与えるのはルリグだけではありません。
ルリグの力を引き継いだメモリーシグニから、今回は2人に注目しました。
1人目は《コードハート リメンバ//メモリア》です。センタールリグとシグニの起動能力とガードに、追加で無色1エナを求める嫌らしいシグニです。
対D・X・M性能はピカイチのこのシグニ。D・X・Mのルリグが持つソウル付与やゲーム1能力はすべて起動能力なので、行動のひとつひとつにエナが要求されます。
アシストルリグに温存したいエナを奪われるか、動きを弱くするかの嫌らしい選択を相手に突きつけます。
ダウンしていればパワーも15000と非常に高く、除去されづらいのも魅力ですね。
白シグニということで【タマ】デッキなどで多く活躍していますし、【原子デウス】が「絶対王者」ではなく「最強」にとどまる根拠の一つになります。
2人目が《透天使 リワト//メモリア》。高性能な除去能力を持つシグニで、天使統一デッキを実戦級に押し上げました。
天使シグニには《聖天姫 エクシア》や《翠天姫 ガイア》、《聖天姫 アークゲイン》など優秀な能力が揃っていますが、除去能力はやや乏しい印象。
そこを《透天使 リワト//メモリア》がきれいに補った形です。
天使シグニは各色にいて、アタッカーから手札破壊、防御役までバリエーション豊か。ルリグはもちろん、メインデッキの構築にも注目したいところです。
デウスの独走が続くか?
ここまでをまとめますと
- 環境の支配者はデウス。【原子デウス】【チームデウス】が互いを対策。
- タマ、ヒラナらルリグアタック組に注目。特にタマは勢いあり。
- 《コードハート リメンバ//メモリア》らメモリーシグニが環境を翻弄?
といったところでしょうか。
上記以外にも、デウスのチームメイト《エクス・スリー》や根強い人気を誇る《ノンストップ Dr.タマゴ》など、ここでは取り上げなかったルリグも活躍中。
また「WELCOME BACK DIVA ~Lostorage~」からは、《でじたるあーや!Ⅲ》や《まほまほ☆さ~ん》の入賞が見られます。
デウスが中心に立つ環境ですが、多様なルリグがトップを目指す様相とも言えるでしょう。
2月26日発売の「SPREAD DIVA」では新たに「エルドラ」「イオナ」「アン」「ゆかゆか」が、4月29日発売の「CONFLATED DIVA」では新たな6ルリグがセンタールリグとしてディーセレに参戦します。
どんどん広がるディーセレの世界。どんなカードが登場するかはもちろん、環境の変化にも注目していきたいですね。
ではまた次回のアカデミーで!
※掲載のデッキレシピは昨今のウィクロスセレモニーで入賞したものや、流行のデッキに基づいて筆者が作成したものです。
からばこさんが運営しているウィクロス情報サイト「WIXOSSBOX」にたくさんのデッキレシピを掲載されていますので他にもどんなデッキが結果を出しているか気になる方はぜひご覧ください!