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ワルダー軍団によるカルプスゾーン・スマトラ島のフリーゾン採掘プラント襲撃戦において初確認された 通称”ワルダースーツ”と呼称される 新型機動歩兵マシン 。クサビ状の飛来形態で編隊を組み母船から発艦、かつてのワルダースーツとは全く異なる変幻自在な攻撃機動で プラント防衛の要であるダイアクロンPS機動守備部隊を翻弄し壊滅状態までに追いやる程の圧倒的な戦闘ポテンシャルを持つ。新型ワルダースーツの機体は数種類の異なる機体が確認されており 攻撃機動等の特徴から個々に個体認識コード名称が命名されている。画像の機体は 四つ叉状の捕獲特化型のビットテイルを打振る機体はコード名称”フリンガー”、光子ブレードに準ずるニードルビットテイルで襲い来る機体はコード名称”スタング”と呼称される。
ワルダースーツはパイロットを収納するコアモジュール”ワームポッド”とそれと融合し四肢に変化する可変型機動ユニット”ラルヴァ”で構成されている。ワームポッドは単独でも強力な戦闘機能を備え キャノピー状のクリスタルから放射される指向性エネルギー攻撃や遠隔操作で分離/接続が可能な強靭なフレキシブルテイルユニットによる拘束攻撃等を繰り出す。ラルヴァユニットは”ハマーヘッド”タイプの他にも大小様々なユニットが存在する。
撃破したワルダースーツから回収した搭乗員は解析の結果、原始的な海洋生物とみられる未知の宇宙生物をバイオメカニクス素体に寄生させたハイブリット型戦闘アンドロイドである事が判明、認識コード名称は”ワルダロイド”だ。胸部にはフリーゾンジェネレーターと見られるパワーコアを搭載、戦闘能力はダイアテクターを装着したダイアクロン隊員とほぼ互角のパワーを持つ。地球製コンソール操作が目的と推測される人間の手を模した五指を持つ諜報/収奪戦略タイプや寄生宇宙生物の名残りと思われる鋭利な鋏状の手を持つ格闘特化タイプ等の個体が確認されている。
様々な形態に変化しながら攻撃を繰り出すワルダースーツ。 環形動物型・昆虫型・爬虫類型・ヒト型等 あたかも地球生物の進化体系を想起させる攻撃形態は人類が潜在的に内包している恐怖心を煽る為のワルダー星人の戦略、との見方もある。
以下はダイアクロン隊の作戦遂行時等で便宜的に呼称される各形態の名称だ。
“ハンターフォーム” は複数の隊員やパワードスーツの捕獲に特化した形態だ。
新型ワルダースーツの最大の特徴は<マルチプライズ∞>と呼称される複数機体による増殖合体機能だ。バクテリアの増殖を彷彿させる縦横無尽な結合システムは理論的には無限に増殖融合が可能と見られる。人類が持つ生物概念を超越した異形の合体形態故に攻撃パターンを見切る事が極めて困難な為 マルチプライズ∞複合体との戦闘時には 戦闘オペレーティングシステム<B.I.G.-A.I>のフルサポートが必須とされる。
新たなる脅威、新型ワルダースーツはその様々な機能から対ダイアクロン隊員、対パワードスーツを目的とした戦略兵器であると認識したダイアクロン総司令部はワルダースーツの駆逐に特化したアタックシステムの構築を開始した、PSマニューバタイプを始めとした新型メカニックの投入と共にワルダースーツ撃滅作戦が展開されるのだ。 戦え!我らのダイアクロン!!